胆嚢(たんのう)脾臓(ひぞう)膵臓(すいぞう)をシンプルに解説

胆嚢(たんのう)脾臓(ひぞう)膵臓(すいぞう)

胆嚢(たんのう)

胆嚢は、肝臓で作られた消化吸収に欠かすことの出来ない胆汁を一時的に貯蔵して水分や塩分を吸収することで濃縮し粘性の液を加えたりします。

胆嚢

胆嚢
Illu pancrease.jpg

胆嚢(Gallbladder)の位置
ラテン語 Vesica biliaris
英語 Gallbladder
器官 消化器
動脈 胆嚢動脈
静脈 胆嚢静脈
神経 腹腔神経節
迷走神経[1]

(胆囊、たんのう、英: gallbladder)は、消化に必要になるまで胆汁を蓄積するセイヨウナシ形の器官。胆管(胆道)によっ

引用元:Wikipedia

脾臓(ひぞう)

脾臓はリンパや血液系の器官で、血液を濾過したり古くなった赤血球を破壊する他、リンパ球を生産しています。脾柱は脾臓の内部で複雑に絡み合い柱網とよばれる網目状となっていて、脾臓の形態構築にかかわっている。網目の内部は免疫機能を担う白脾髄と赤血球に富んだ毛細血管が豊富に存在する赤脾髄で埋められています。

脾臓

脾臓
Illu spleen jp.jpg

脾臓
ラテン語 lien, (古代ギリシア語: splen)
英語 Spleen
動脈 脾動脈
静脈 脾静脈
神経 脾神経叢

脾臓(ひぞう)は、循環器系内に組み込まれた臓器である[1]。以下の記述は特に断りがない限りヒトの脾臓について記述する。

人体の左の上腹部にあり、上方は横隔膜に、内側は左の腎臓と接している。前方には胃が存在する。肋骨の下に隠れており通常は体表からは触れない。 脾臓の大きさは長さ12cm、幅7.5cm、厚さ5cm程度で、腎臓のようなソラマメに似た形をしている。重量は100~200g程度と、内部に流れ込んでいる血液量で変化する。柔らかく、色は暗赤色、赤紫色、煉瓦色である。

左胃大網動脈が胃の後で膵臓の上縁に沿って左側に入り脾動脈となる。このため膵臓ガンなどで膵臓の尾部を摘出する際は栄養動脈である脾動脈が失われるため脾臓もいっしょに摘出することがある[2]

脾臓の表面は白く厚い被膜で覆われている。この皮膜が脾動脈にそって脾臓の内部まで入り込み脾柱という構造を形成する。この脾柱はさらに脾臓の実質内で柱網と呼ばれる網目状になり、間隙を脾臓実質である白脾髄赤脾髄が埋めている。脾柱内を通る動脈は、白脾髄の中心を通る脾髄動脈へ分岐する。白脾髄は白い斑状組織で、細網線維組織の間に血液中を移動してきたリンパ球など免疫を司る血球が集まっている。動脈は更に細くなり末梢が赤脾髄に入る。赤脾髄は細網線維組織である脾索(ビルロート索)と、細長い袋状に見える毛細血管の脾洞からなる赤い組織で、脾洞には赤血球が充満している。脾洞の内皮には細網内皮系(マクロファージなど)が集まり、これらの活動によって赤脾髄にはヘモジデリンの沈着が見られる。脾洞中には時には造血幹細胞が見られる(後述)。脾洞中の血液は静脈血となって脾柱静脈,脾静脈を経て門脈へ流れるが,一部の血液は中心動脈から直接脾洞へ入っている。

引用元:Wikipedia

膵臓(すいぞう)

膵臓にはタンパク質を分解するトリプシン、デンプンを分解するアミラーゼ、脂肪を分解するリパーゼ等多くの酵素が含まれています。また、ホルモンをつくる内分泌機能があり、ランゲルハンス島からはインスリンとグルカゴンというホルモンが分泌されています。グルカゴンは肝臓のグリコーゲンを分解させて血糖値を上昇させ、インスリンはグリコーゲングリコーゲン合成を促進し、血糖値を下降させます。

膵臓

膵臓
Illu pancrease.jp.jpg

膵臓(pancreas)
Illu pancreas duodenum.jpg

1.膵頭 2.鈎状突起 3.膵切痕 4.膵体 5.前面 6.下面 7.上縁 8.前縁 9.下縁 10.小綱隆起 11.膵尾 12.十二指腸
ラテン語 Pancreas
英語 Pancreas
器官 消化器
内分泌器
動脈 下膵十二指腸動脈
後上膵十二指腸動脈
静脈 膵十二指腸静脈
膵静脈
神経 膵神経叢
腹腔神経節
迷走神経[1]

膵臓(すいぞう、英: pancreas)は、脊椎動物の器官のひとつで、膵液と呼ばれる消化酵素を含む液体を分泌し、それを消化管に送り込む外分泌腺である。中国では「胰臓(いぞう)」とも呼ばれていた。

また、魚類以外の脊椎動物の膵臓の中には、ランゲルハンス島(らんげるはんすとう)と呼ばれる球状の小さな細胞の集塊が無数に散らばっている。ランゲルハンス島は、1個1個が微小な臓器と考えられ、インスリン、グルカゴンなどのホルモンを血液中に分泌する内分泌腺である。なお、魚類のランゲルハンス島は膵臓ではなく肝臓近辺に散在する。

したがって膵臓全体として見ると、両生類以上の脊椎動物の膵臓は、2つの機能を持つといえる。

  • 内分泌機能 – いくつかのホルモンを分泌する内分泌器
  • 外分泌機能 – 膵液を小腸(十二指腸)に分泌する消化器

ランゲルハンス島を、膵臓の内分泌部とも呼び、これに対し、ランゲルハンス島でない部分(膵液を分泌する部分)を外分泌部とも呼ぶ。

ただし、魚類では、ランゲルハンス島は、膵臓とは別の場所に分かれて存在しているので、魚類の膵臓は、内分泌腺としての機能は持たない。

引用元:Wikipedia

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