空冷ビートルの整備修理記録☆メキビ―

空冷ビートル★整備修理記録

1997年製メキシコビートルの整備と修理の記録です。随時更新していきます。

納車

2023年末、ヴィンテージルックに魅かれて購入。走行6.5万km。色もアビーロードのジャケットに写ってるビートルと同じ!

納車時

納車後、ボディークリーニングの為フロントフードのモールを取り外しました。

ハンチング

納車前からの持病。あちこちメンテナンスして治りました!

ガソリン臭対策

納車前に各部フューエルホースは交換済でしたが、ガソリン満タン時にフューエルセンディングユニットからガソリン洩れ発生!パッキンを交換しました。外したパッキンはみた目劣化していませんでしたので、清掃と液体パッキン塗り直しでも治ったかもしれません。

ウィンドウワインダーグリスアップ

助手席側のウィンドウの上げ下げ(特に上げる時)が重かったので、ウィンドウワインダーをグリスアップしました。本当はウィンドウワインダーユニットをドアから取り外して、しっかり清掃とグリスアップをしたほうがいいのですが、脱着は大変ですので暫定的にドアに付いたままでグリスアップしました。

ドア内側

ドアの内張を外して、ハンドルでクルクルまわすところの上の四角い穴から指でグリスをぬりこんでいきます。パイプの中でスクリューがクルクル回って上下するのですが、パイプの側面に隙間があるので、そこから根気よくグリスを入れていきます。

ウィンドウワインダー

もっと効率よく注入したい!と考え、アルミパイプを加工してグリススプレーを注入❣

アルミパイプU型

「軽い」とまではいきませんでしたが、どこかに負担がかかるような重さはなくなりました。先ずは安心。ドアの内側も綺麗にクリーニングしました。下の通水穴も塞がっていることなく、サビも皆無でした。いい車です💗

時々エンスト!

リレー修理

走行中急にエンジン音が静かになり「あれっ?」と思うと、エンスト!アクセルを踏み込んでもダメ。惰性で左に寄せて停止。セルを回してもエンジンかからず。5分くらい休ませるとエンジンがかかり、何もなかったかのように走る。この症状の頻度がだんだんと高くなってきた。エンジンがかからない時は、キーを回してONにしてもフューエルポンプの音がしません。「リレーか?」と思い、80番リレーの中を見てみると接点が溶けてる!テスターでチェックすると導通が不安定。

80番リレー

接点をはんだ修復しました。「原因は?」ソレノイドをON/OFFするもう片方の接点は導通はあるのですが少し抵抗がありました。そこをはんだでしっかり導通させで修理完了!

リレーはんだ修復後

汎用リレーへ交換

これでしばらくは問題なく走っていたのですが、トラブル再発!

汎用リレーに交換しました。

シフトロッドブッシュ交換

空冷ワーゲンのチェックポイントの1つであるシフトロッドブッシュを見てみたら劣化していましたので交換しました。とても大変な作業なのですが、コツがわかりましたので初めて交換される方は、この記事を参考にしてみてください。

バンパーを外したら、バンパーない方がかわいい💗

ダブルバンパーをシングル化しました。

ステアリングギアボックスのグリス交換?

ステアリングギアボックスのグリスを交換してみようと思い、給油口を開けようとしたら!?

ステアリングギアボックスBefore

 

樹脂製?の給油口キャップがボロボロと砕けてギアボックスの中へ・・・!

ステアリングギアボックスafter

ギアボックス上部の蓋はギアボックスユニットを取り外さないと外すことができないので、今回は暫定的にチューブなどを使って落下したキャップのかけら救出と、古いグリスの吸出し・新しいグリスの注入を行いました。

バキュームチューブ ステアリングギアボックスキャップ

その後、ギアボックスを取り外してメンテナンスしました。

ハザードスイッチ接触不良

ハザードスイッチは、夜ヘッドライトをつけた時にスイッチの灯りがうっすらと灯るのですが、それがついたり消えたりしてました。別に困ることはなかったんですけど、二次被害が出ると嫌なので直しました。

スイッチを外してみるとコネクタピンが黒くなってます。過電流が流れていたのでしょうか。

ハザードコネクター1

スイッチの中を見てみたら黒くなっている所があり、掃除をしていたらポロっとはんだのかけららしきものが落ちました。

とれたはんだ

抵抗を経由して繋がっている接点のはんだのようです。右上の接点です。

接点不良

拡大映像です。

接点不良拡大

はんだ付けしました。

はんだ付け拡大

スイッチを組み付けてピンもキレイにして完了です。

完了

ナニコレ百景

スピーカー配線編

車のメンテナンスも順調に進んでおり、ちょっと一安心したところでオーディオの音もちゃんとした音で聴きたくなり、音の出ない左側スピーカーの配線をチェーック!グラグラしてるスピーカー端子の接続を補修して時々音が出るようになりました。でも時々じゃなくてずっと音が出てほしいなあ~と思い、線をたどっていくとビニールテープがクルクル巻いてある。剥がしてみると圧着もはんだ付けもしてない結び目が(‘_’) そこをはんだ接続したら音が出るようになったのですが、時々音途切れ($・・)/~~~ 更に配線をたどっていくと!ナニコレ( ゚Д゚)

ナニコレ配線

電気の配線をつなぐという感覚がなかったのでしょうか?ひもをつなぐ感じ?あっ!でもよく見ると被覆をむいて銅線を折り返してあります。電気配線の意識はあったようです。

隙間風対策

外の風が入ってくる隙間は沢山ありますけど、グローブボックス周りを対策してみました。

ホームセンターで切り売りのゴム材を購入

こんな感じでゴムをはめてみました

フューエルタンク周り

タンクの外回りをざっと綺麗にして、劣化しているホースを交換し、タンクとボディーの隙間スポンジも交換しました。隙間スポンジはホームセンターで切り売りのニトリルゴムスポンジ。スッキリ―!これでガソリン臭さも隙間風も低減かな?

fm2

ところが!

fm1

あれっ?燃料計の針がない?!っていうか、エンプティ―に振り切ってる!

先ずは、ガソリンの高さを見てるフロート?レベルセンサー?抵抗値を測ってみたらフロートの動きに反応している。ガソリンの液面が低いと抵抗値が上がる。多分正常。

配線も問題なさそう。

メーター?外したくないなあ~

調べてみると、アース不良?よし、センディングユニットをアーシングしてみよう。どこにアースしようかな?

あっ!わかったーーー❣

最初の写真でお解かりになった方もいらっしゃると思います。

タンク自体がアースされていないじゃないですか!これでは!

タンクを固定する4か所のプレートは亜鉛塗装してから取り付けようとしてたので、まだつけてなかったんです。

1個つけてみたら、

fm4 fm3

はーい!正解です。

よかった~!いつかはメーターバラす時が来ると覚悟はしてますけどね。

亜鉛塗装

タンク固定プレート エポ ローバル

亜鉛塗装に初挑戦しました。目的は防錆です。耐ガソリンのエポローバルを選択。(ちょっと高かったですけど。)

完全硬化には3か月ほどかかるそうです。塗装後数日では、まだ柔らかくて爪でひっかくと剥がれます。

塗料としての吸着性は高くなくて、包み込むようにたっぷり塗って部材を錆びさせなくする感じです。

完全硬化後、真鍮ブラシで磨くと金属感が出ます。

クールブラケット

夏に向けて「クールブラケット」をDIYしました。

cb1 cb2 cb3

やや強度不足ですので、強化改良検討中です。

ガラスゴムパッキン・タスペーサー

フロントガラスの右下のコーナーが錆びています。

ガラス周りサビ

ゴムパッキンの中に溜まった雨水が排出されずこの部分に残留してしまうことが原因と思われます。

水が溜まっている動画はこちらです⇩

そこで、亜鉛版でタスペーサーを作り、ガラス前後の下4隅に装着しました。

タスペーサー1 タスペーサー

亜鉛による錆抑制効果も狙いです。

トーションバーのグリスアップ

購入時の整備でグリスアップされていますが、7か月経過・約2,500㎞走行でグリスアップしてみました。

フロントをジャッキアップした状態で、左右上下2か所のニップルからリチウムグリスを注入。

古いと思われるグリスがほぼ出て来なくなるまで注入し、400gをほぼ使い切りました。

ニップルから注油する方法で完全に新しいグリスに入れ替えることは出来ませんので、今後も定期的にグリスアップしていきたいと思います。

購入後7ヵ月間の整備★備忘録

【購入】2023年12月末・約65,400㎞

【記録時】2024年8月初・約67,900㎞ 購入から約2,500㎞走行

エンジンオイル

3回交換。過去の交換記録不明の為、フラッシングの意味でも短期で交換。ドレインプレートとオイルフィルターも交換。

オイルフィルターは<1回目>専用品<2回目>トヨタ車用(90915-20001)PIAA製PT7

ディストリビューター清掃

ローターとキャップの接点が酷く汚れており、清掃後はハンチング解消。

フーエルセンディングユニット・パッキン交換

パッキンからガソリン洩れの為に交換。

ウィンドウワインダーグリスアップ

ウィンドウの上下作動がやや重いので、グリスアップでやや改善。

燃料ポンプリレー交換

時々エンスト。リレーを汎用タイプに交換。

シフトロッドブッシュ交換

不具合はありませんが、劣化の為交換。

オイルキャッチタンク

ブローバイ配管にオイルキャッチタンク取付。

ミッションオイル交換×2回

ヘッドライトコネクタ端子交換

ランプ系全て接触部清掃・LEDに交換。

ヒューズターミナル

ヒューズターミナル・アースターミナル端子清掃と一部端子交換。

オルタネーター

レギュレーター外出し。ブラシは残り5㎜。

ステアリングギアボックス

分解清掃グリスアップ

ガソリンタンク

内部ザックリ清掃。外部清掃サビ取り。

燃料ポンプ分解清掃。(内部フィルターにはゴミが少し)タンクとポンプの間にフィルターを取り付け。※ここのホースを長くし過ぎると燃料を吸いにくくなるので注意!

フロントフード内の劣化している燃料関連ホースを交換。主にチャコールキャニスターに繋がっているホース。これでガソリン臭はほぼ解消。

トーションバー

グリス交換。上下左右で400gのリチウムグリスを使い切り。

デスビ・ローター交換

最初に外して見たときは、こんな状態でした。ハンチングの原因はコレでした。清掃で回復するので定期的に清掃してコンディションを保っていたのですが、摩耗や劣化は避けられません。

不具合が発生する前に、今回ローターを新品に交換しました。

左が古いローター、右が新品ローターです。

ローターを買うとき、純正はローター単品の販売がなくキャップとのセットでは高価なので、リプロを購入。メキシコビートルはコイルやデスビがゴルフと共通です。共通であるオフィシャルな情報はありませんので、品番や形状をよく確認して購入しました。

ローター:#1 234 332 350

購入したのはこのメーカーです。

抵抗値も1KΩで規定値です。

このローターに交換して、動作させたところ問題ありません。交換前も問題があったわけではないですので、変化もありませんけど。。。

キャップも同様にリプロに交換予定しています。

<その後>

キャップもリプロに交換しました。動作良好です。

※デスビキャップとローターは「90年~91年のジェッタ」と互換性があります。

整備記録・2024年9月~11月

イグニッションコイル

イグニッションコイルを交換しました。

スパークプラグ

プラグを清掃しました。ギャップが0.8mmになっていましたので、0.7mmに調整したのですが、0.8mmのほうがエンジンのかかりが良かったです。

その後、新品に交換しました。

ギャップは、新品プラグデフォルトの0.8mmのまま取り付けました。

ステアリングコラムブッシュ

ステアリングコラムブッシュを交換しました。

ステアリングダンパー

ステアリングダンパーを交換しました。

新旧

交換後

外したダンパーは、全領域でスッカスカでした。

交換後の操作感は、ハンドルが少し重くなった感じですが安定感があります。古いダンパーは殆ど役割をはたしていなかったわけですから、交換してよかったです。

ブレーキ

ブレーキを分解清掃しました。

 

 

 

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