自己愛性パーソナリティー障害をわかりやすく解説

自己愛性パーソナリティー障害とは

自己愛性パーソナリティー障害とは、心の中に「等身大の自分」が存在せず、自分はいつも優れていて特別で偉大な存在でなけれなならないと思い込むパーソナリティー障害の一種です。

自己愛性パーソナリティー障害の有名人

三島由紀夫

ヘルベルト・フォン・カラヤン

太宰治

サルバドール・ダリ

ヘルベルト・フォン・カラヤン

自己愛性パーソナリティー障害の特徴

自分は特別であり人より優れているべきだと思い込んでいる

自分は平凡な人間ではなくスペシャルな人間でありたいと強く願望し、また、そうあらなければならないと考えています。

限りない自己の魅力、影響力、権力、成功、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている

心の中には思い描く「理想の自分」があり、「等身大の自分」が存在しません。そのために挫折した時に立ち直るのが困難になります。しかし実は「理想の自分」になれないとこを知っていて、そんな自分を好きになれません。完璧主義です。

人との関係は、自分より「上」は「下」しかなく、対等になれない

他人とは対等の関係になれず、競争相手になってしまい、見下されまいと気持ちが働き、しばしば高圧的な態度をとることがあります。

自分より「下」と感じた人々に高慢な態度をとる

自分より立場が下の人に対して、見下した態度をとることがあります。

過剰な賛美と称賛を求める

他人からの賛美と称賛を求めるため、「内的価値」が存在せず「外的価値」しか信じることが出来ません。自分の価値は他人が決めるものと思い込んでいます。

目標を達成するために人を利用する

目的を達成するためには手段を択ばない面があり、時折人を利用することがあります。

人に嫉妬する、および人が自分に嫉妬していると思い込んでいる

人との優劣を過剰意識するあまり、人に嫉妬しがちで、人も同様に優れた自分を嫉妬していると思い込んでいます。

共感の欠落

人の感情や要求を読み取る能力に障害を持っています。自分に関係あると判断したときのみ、共感するような反応をみせます。

冷淡な人物であるように見える

人間関係は表面的で関心がありません。個人的利益に関する要求を優先することで、相互関係に制約が生まれます。

人間関係でしばしばトラブルを発生する

自己中心的な要素が強く、それが原因で対人トラブルを発生することが多くあります。

自己愛性パーソナリティー障害の原因

自己愛性パーソナリティー障害の原因は、遺伝要素が存在するとも考えられていますが、幼少時代に親から適切に扱われなかった可能性があるとの理論もあります。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です