目次
述語の分類
動詞の種類
本動詞
単独で用いられ、その動詞本来の実質的な意味を表す。
補助動詞(形式動詞)
他の動詞の後について補助的な意味を付け加える。
新商品を食べてみる
動き動詞
動きを表す。辞書形(ル形)で用いると、基本的に未来の動作を表す。
来る
状態動詞
状態を表す。辞書形(ル形)で用いると、基本的に現在の状態を表す。
ある
自動詞
ヲ格補語を取らない(ただし移動動詞はヲ格補語を取っても自動詞)。
他動詞
ヲ格補語を取る。
意志動詞
意志的に制御可能な事柄を表す。
無意志動詞
意志的に制御不可能な事柄を表す。
金田一春彦による動詞の分類
状態動詞
状態を表す動詞。ル形で現在の状態を表す。「〜ている」にしない。
継続動詞
動きの開始から終了までに時間の幅がある動詞。完了に時間がかかる動き
瞬間動詞
動きの開始から終了までに時間の幅がない動詞。一瞬で完了する動き「〜ている」の形で、その動作の結果が継続していることを表す。
靴が汚れる。→靴が汚れている。
第 4 種の動詞
一般に文末では「~ている(~ていた)」の形で用いられ、ある特定の状態にあることを表す動詞。
形容詞の種類
イ形容詞
名詞を修飾するときの語尾がイになる。
ナ形容詞
名詞を修飾するときの語尾がナになる。
属性形容詞
人やものの持っている性質を表す。
感情形容詞
人の抱いている感情や感覚を表す。
意味の関係
対語
意味的な対を成す語
類義語
いくつかの意味特徴を共有する語
同義語
全ての意味特徴を共有する語
対義語
対語の中でも、正反対の意味特徴が存在する語
語と語の結びつき
文型
名詞や動詞などの実質語を除き、助詞や助動詞などの機能語部分で枠組みを示したもの
連語(コロケーション)
語と語の連結のうち、結びつきが比較的固定化しているもの
慣用句(イディオム)
連語の中でも、全体の意味が構成要素の単純加算的なものではなく、全体として一語と認めうるまとまりを持つもの
慣用句は類似の語に置き換えられず、肯定を否定にする、あるいは否定を肯定にするなど、文法的な変更を加えにくい。修飾語を自由に入れることもない
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