他人とうまくやっていく/本のレビュー

他人とうまくやっていく

「他人とうまくやっていく(著者:アラン・ピーズ) 」という本を読んで得た知識と考え方をご紹介します。

私は人付き合いが苦手です。なのでこの本のタイトルを見て読みたくなり読んでみました。

人とうまくやっていくためには、相手の気持ちを知る必要があります。この本を読んで、なるほどと思いました。解ってはいても出来ていないことが多いです。出来ないのではなく、していないのですね。

自分主語で行動していたら、人とうまくやっていけません。自分よりも相手を優先した言動をすることが、うまくやっていくポイントです。

例えば、「人をほめること」。お世辞に聞こえそうで、言いにくい気持ちがある場合は、ほめる気持ちは無いんですね。相手に興味がないんです。先ずは「相手に興味を持つこと。」からです。

内容は難しくないですが、実践は難しいと思います(私にとっては)。人とうまくやっていくには「努力」が必要ですね。

では具体的にどうすればよいかをお伝えします。

人は自分の存在価値を認めてほしい

人は誰でも、自分の行いや作った物や考え方を人に解ってほしいし認めてほしいし「凄い!」と称賛してほしいものです。この欲求はとても強いものです。

なので、相手の行動や話す内容を、しっかりと見てあげて聞いてあげて、それを理解し認めてあげるだけで、相手はとても満足を得られます。そして、相手が「やっぱり私ってすごいんだ。」を思うような一言を投げかけてあげられれば最高です。

人は自分の利益を優先する

人は本質的に自分の利益のために行動します。極端な例ですが、例えばボランティア等で人のために働く場合も、それによって自分が満足感を得ているという考えです。

なので、それを知ったうえで人との関わり方を考える必要があります。

例えば、もしお付き合いしたい人がいたとしたら、相手にとって自分は有益な人材であるという事を伝える必要があります。また、協力してほしい事やお願いしたいことがあったら、それに応じることで相手に利益があるという条件が必要になります。

半報性の法則

人は他人から何かをもらったら、何かお返しをしなくてはいけないという感情を抱きます。簡単に言うと「貸し借り」です。「あの人には借りがあるから」とか「あの人に借りを作ってしまった」等のようにです。

「貸し借り」はポジティブなものとは限りません。ネガティブなものもあります。もし相手を侮辱したら、相手は「侮辱された!いつか仕返ししてやろう」等のようにです。

なので、相手にはネガティブな投げかけは抑え、ポジティブなものを投げかけるように心がけましょう。

ほめ方

人をほめると、相手は自分のことを理解のある魅力的な人だと感じます。

ほめ方ポイント1

「行動」「外観」「持ち物」の中で、「行動」をほめることが一番効果が高いと言われています。

ほめ方ポイント2

ほめる時、相手の名前を呼ぶ。「○○さん、今日のプレゼンで特に3つ目の○○の話は自分にも思い当たる節があってとっても参考になったよ。ありがとう!」のような感じですね。

ほめ方ポイント3

「どこが良かったのか」だけでなく「なぜよかったのか」を付け加える。「今日のライブで、ラストの曲には特に感動したよ!最後にこの曲を持ってくるって発想がすごいな!みんなびっくりしてたよ!」のような感じですね。

ほめ方ポイント4

自分がほめられたときは、素直に受け取りましょう。変に謙遜しすぎると、逆に拒絶していると思われてしまう場合があります。
「えっ、本当!そこを解ってくれるなんてとっても嬉しいわ!ありがとう!」のような感じですね。

「話し上手」より「聞き上手」になる

解ってはいても、なかなか出来ていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「アクティブリスニング」という手法があります。相手の言ったことを理解し、自分なりの表現に言い換えて返してあげるのです。これにより、相手は自分の言いたいことを本当に理解してくれたんだと満足します。

また、相手が話居ている間は、口を挟まず最後まで聞きましょう。質問があるときは、話しを最後まで聞き終えてからです。

主役は「自分」ではなく「相手」

相手に興味を持つ

先ずは相手に興味を持つことが一番です。そうすると、自然と相手が話したい話題がどんどん出てきて、相手は「この人と話すととっても楽しい」となります。

主語は「相手」

「私は・・・・」ではなく「あなたは・・・・」のように主語を意識して言い換えるっことで、相手にとって会話が楽しいものになります。

話題は相手が話せる範囲で

話題は相手が話せる範囲で選んだ方が望ましいです。例えば、独身の相手に、自分の妻の事を話しても盛り上がらないでしょう。共通の環境や趣味の話などが望ましいです。

共感すること

ポイントは、たとえそれがネガティブな内容であっても共感すること。「そっか、そう感じるのは解るよ。私も同じような体験をしたことがあるよ。でも、その時は、○○したら、すっきりしたよ。」のように、ネガティブな内容に共感しながら、ポジティブな方向へ導いてあげられればベストですね。

この本のご紹介

この内容に興味がありましたら是非読んでみてください。おすすめの1冊です。

『話を聞かない男、地図が読めない女』『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』などその著書が全世界累計3000万部を超えた著者の最新刊です。
いつでも自然体なのに、どんな相手も魅了して、思いどおりに動かしてしまう人──いわゆる「カリスマ性」のある人には、誰もが憧れを抱き、「ああいうふうになりたい」と思うはずです。
カリスマは生まれつきのもの、そう思っている人も多いかもしれません。でもじつは、“コツ”を知って練習さえすれば、誰でも身につけられるのです。
人から好意を引き出して、よい関係を築き、ひいては相手を自分の思いどおりに動かすための28のテクニックを紹介する1冊。
あらゆるシチュエーションで「人を動かす」ために必要となるスキルを紹介。誰とでもとびきり仲良くなれるヒントが見つかるはず!

引用元:amazon商品説明

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