他人のことが気にならなくなる「いい人」のやめ方
「他人のことが気にならなくなる「いい人」のやめ方」を読んで学んだ知識や考え方をご紹介します。
世の中を上手く生きていくために「人に好かれる」ことが必要になるときがあります。しかし「人に好かれる」ことばかり優先にしてしまうと、自分を犠牲にしてしまい、本来の自分の能力を発揮出来なくなってしまいます。
この本では、こんな時、どのように判断し、人に合わせるか、ノーと言うべきか、などが解りやすく書かれています。
この本で学び取ったことの重要ポイントをお伝えします。
自分の描く理想人物を目指す
世間一般に言われている「いい人」ってどんな人でしょう?「いい親」「いい先生」「いい社員」「いい友達」等々、「いい人」は人によって好みがあり異なります。
そんな様々な好みの「いい人」に合わせるなんて、とても疲れますし、好みの人になれているかもわかりません。
そんな周りの好みの「いい人」になるより、自分が理想とする「いい人」になるほうが、自分の能力や個性を活かせ、魅力的な人になれるのではないでしょうか。
そのためには先ず、自分の理想とする「いい人」の人物像を明確にしてみましょう。そしてその理想像を目指せばよいのです。
その我慢には価値があるか?
人間社会で生きていくためには、我慢しなければいけない時もあります。
我慢でも、例えば「大切な人を守るための我慢」「夢をかなえるための我慢」であれば、価値のある我慢です。しかし意味のない我慢はする必要がありません。遠慮せず放棄しましょう。
愚痴の受け止め方
相談なら良いのですが、人の悪口など、ただ不満をぶちまけたいのは愚痴です。
もし愚痴を言っている人が大切な人なのでしたら、「うんうん」と聞いてあげればいいでしょう。そうでなければ、延々と愚痴を聞かされている方は段々と嫌な気分になってきます。途中で黙らせましょう。
黙らせ方は、例えば「それってお互い様なんじゃない?自分はどう?」と切り返すか、「相談には乗るけど単なる愚痴なら聞いても解決にならないから聞かないよ。」とキッパリ断ります。
えこひいきについて
会社組織の中で、上司が部下を評価する時、「好きか嫌いか」が大きく影響します。これがいわゆる「えこひいき」に当てはまります。感情を持った人間が決めることですから当たり前のことです。これは会社内に限らず世の中全て「えこひいき」で動いています。
ですので、「えこひいき」がある前提で自分が動くしかありません。
ビジネス上好かれる必要があれば「好かれるように動く」ことが仕事でしょう。
評価されることよりも正しい事を選ぶというのであれば、それはそれで良いでしょう。正しいあなたに味方してくれる人もいるはずです。
「お付き合い」とどう向き合うか
サラリーマンでしたら、上司が部下を飲みに誘うというシーンはありますね。この「飲み」の要素の殆どは仕事のようなものです。時には仕事場を離れて違う場所で酒でも飲みながら腹を割って話すコミュニケーションも必要なのかもしれません。「のみニュケーション」という言葉があったくらいですから。
問題はその「お付き合い」が自分の大切な時間を大きく奪ったり、ストレスにならないかという事です。仕事の延長であると意識して積極的な気持ちで参加するのでしたら良いでしょう。または飲み会自体が好きで楽しめるのなら良いでしょう。しかし、そうでないのであれば、2回に1回は断るなどバランスを考えてのお付き合いが望ましいでしょう。
実は、上司も同じだと思います。仕事を上手く進めるために部下と親睦を深めたいという気持ちから飲みに誘うというケースが多いです。その気持ちに応えるという気持ちでお付き合いすれば、気持ちよく飲めるかもしれませんね。
出会いがあれば別れもある
仕事でもプライベートでも、活動している間は人との出会いがあります。年賀状を書いていたころは毎年枚数が増えていき、ファイルメーカーで管理しなければ把握できないくらいになりました。年賀状を例えに出しましたが、本当に友達なら、年賀状で安否を確認しなくても、時々連絡を取り合い、近況を話したりしています。そうでなければ別に繋がっている必要もないのではないでしょうか。疎遠になった人よりも、今大切な人との繋がりに時間を使ったほうがいいです。
この本のご紹介
この内容に興味がありましたら是非読んでみてください。おすすめの1冊です。
[「こうすべき」を手放すと、人間関係がラクになる ]著書累計100万部の人気和尚が教える、
がんばらない人づきあいのコツ。相手の気持ちや周りの状況を気にして、
つい「いい人」を演じてしまう。
自分より周りを優先し、職場や家でもがんばりすぎてしまう。そんな自分につかれてしまったら、肩の力を抜いてみましょう。
「いい人」をやめたからといって、悪い人になるわけではありません。
もっと別の、心おだやかな人になれる可能性があるのです。□人の目を気にするクセをやめよう
□初対面の人と打ちとけるコツ
□嫌なことにノーと言えない時は
□気が合わない人には、心の緩衝材を持とう など人間関係をラクにする仏教の教えを、かわいい猫のイラストと一緒に
わかりやすく紹介します。※本書は2017年に小社より発刊した『ラクになる練習』を文庫化したものです
引用元:amazon商品説明
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