指の皮をむしる癖(皮膚むしり症)事例と治し方

「皮膚むしり症」の事例と治し方

ついつい指の皮をむしってしまう癖があり、なかなか治せない。皮膚科へ行って処方された塗り薬をぬっても治らない。それは「皮膚むしり症」といわれる病気です。この病気は人口の1~2%にみられるようです。私自身が、この「皮膚むしり症」で長年困っていました。
このページでは「皮膚むしり症」という病気の紹介と、私自身の経験(病院での診断と処方薬)と治し方をご紹介します。

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「皮膚むしり症」とは

皮膚むしり症では、繰り返し皮膚をむしることで、皮膚が傷つきます。

・皮膚むしり症の人は、皮膚をむしる直前に緊張感や不安を抱いていて、皮膚をむしることで、そうした感情が和らぐことがあります。

・傷ができるほど皮膚をむしり、皮膚をむしる行為をやめようとしてやめられず、また自分の行動のために大きな苦痛を感じているか、日常生活に支障をきたしている場合に、この病気の診断が下されます。

・皮膚むしり症に焦点を合わせた認知行動療法と、特定の抗うつ薬またはN-アセチルシステインの使用が、症状の軽減に役立つことがあります。

皮膚むしり症は強迫症の一種です。この病気の人は、強迫的に自分の皮膚をむしったり、ひっかいたりします。この行為は(醜形恐怖症の人のように)見た目がよくないと思う部分を取り除くためにやっているわけではありません。健康な皮膚をむしる場合もあります。たこ、吹き出物、かさぶたをむしる場合もあります。

皮膚むしり症は、しばしば青年期に始まりますが、あらゆる年齢で発症する可能性があります。この病気は人口の約1~2%にみられ、そのうち約75%が女性です。

引用元:MDSマニュアル家庭版/皮膚むしり症

私自身の経験

皮膚科での診断

皮膚科での検査と診断の結果は「主婦湿疹」でした。確かに洗剤で洗いものをしたり、土いじりをしたりすると、症状が悪化します。仕事で紙を扱うだけでも影響がありました。「皮膚むしり症」という病気だけではなく、「主婦湿疹」の要素があったのかもしれません。処方された薬は「マイザー」という合成副腎皮質ホルモン剤でした。

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この薬では大きな効果は得られませんでした。単なる「主婦湿疹」ではなかったのです。

メンタルクリニックで処方された薬

かかりつけのメンタルクリニックで診てもらったところ、ビーソフテンというハンドクリームのような薬が処方されました。効果がないことはありませんでしたが、むしる癖は治りません。

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最後はこれです

10年以上、指の皮をむしる癖が治らず困っていましたが、最終的にはこれで治せています。

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これは100円ショップで購入した「指サック」です。

「皮膚むしり症」は、皮膚をむしったら、むしった周りの皮膚が固く分厚くなってきて、それをむしりたくなり、むしる範囲がだんだんと広がっていきます。むしった端がむしりたくなる原因になってしまいますので、一度皮膚を元通りにしないと、治せません。それにはむしる事が出来なくするしかありません。

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指サックをして1週間くらいすると、むしってボロボロになっていた指が元通りになりますので、そしたら指サックを外して、もうむしらないように意識して治します。

しかし、何かのきっかけ(大きなストレスなど)でまたむしりはじめたら、またこの方法で治します。

病院へ行っても治らなくて困っている方は、この方法を一度お試しください。

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