目次
統合失調症の症状
思考異常と自我障害
連合弛緩
統合失調者の話を聞いてもまとまりがなく道筋が乱れまとまりが悪い
思考滅裂
連合弛緩が重症な場合には全くまとまりがなくなる
言葉のサラダ
単語をやたら羅列する
言語新作
新しい言葉を勝手に作り出す
思考途絶
話を急に止めてしまう
強迫思考
自分の意思に反して妙な考えが浮かんできて離れない
妄想
訂正不能な誤った考え
離人体験
自己所属感が減退または消滅する
作為体験
自分が行う体験は外部から操られている
させられ体験
自分の考えは誰かに強制されている
思考奪取
自分の考えが抜き取られる
思考吹入
他人の考えを頭に吹き込められる
思考伝播
自分の考えが皆に伝わる
思考察知
他人の考えがわかってしまう
思考干渉
他から干渉を受けている
緊張病症候群
常同症
1日中同じ運動を繰り返す常同運動、同じ場所で終日同じ姿勢をとる姿勢常同、同じ言葉を繰り返す常同言語などがある。
反響症状
反響言語と反響動作があり、相手の言語や動作をオウム返しに模倣する。
命令自動
他人が言うがままにろぼっとのように行動する。
拒絶症
すべてを拒絶する。
衒奇症
奇妙なわざとらしい行動をする。
カタレプシー
動作をとらせ続けると、いつまでもその姿勢を続ける。
陽性症状と陰性症状
統合失調症には「陽性症状」と「陰性症状」があります。
陽性症状
幻覚・妄想・思考障害・緊張病症候群など、急性期にみられやすい派手で生産的な病的症状をいう。
陰性症状
感情の鈍麻・平板化・無感情・会話の貧困・意欲や自発性の低下、注意障害、社会的引きこもりなど、正常機能の低下あるいは欠陥症状である。また、慢性症状として維持しやすい。
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