網戸の寿命は5年～10年くらいです。
網戸の張替えの相場は、標準的なもので3,000円～5,000円くらいです。
張替え作業は意外と簡単で、正しい手順で行えばDIYでも失敗することなく出来てしまいます。しわが寄っても後で手直しすることも可能です。
材料（網とゴム）は500円程度で購入できますから、自分で交換すれば格安です。作業も難しくありませんので、プロと同じ仕上がりが可能です。
交換作業時間は、初めてでも1時間程度、慣れれば30分以内で出来てしまいます。
網戸の張替え作業手順
事前準備
網サイズの測定
サッシに張ってある網のサイズ（幅と長さ）を測ります。
網押さえゴムのサイズ確認
網押さえゴムの太さを測ります。＜注意＞溝に入っている状態では実際よりも細くなっていますので、溝から外して太さを測ります。
今回、溝に入っている状態で約2mmでした。
溝から外すと約3mmです。
材料などの購入
網
「幅」も「長さ」も実際に測定したサイズより10cm以上のものを選びます。今回はホームセンターで349円のものを購入しました。（安い！）
網押さえゴム
販売されている網押さえゴムのサイズは「2.8mm」「3.5mm」「4.5mm」「5.5mm」「6.8mm」の5種類があります。
現在ついている網押さえゴムの太さと同じか少し太めのサイズを選びます。今回は測定サイズが3mmでしたので3.5mmを選びました。
長さは、網の（幅＋長さ）×２以上のものを選びます。今回はホームセンターで139円のものを購入しました。（安い！）
専用道具
専用の道具としては「ワンタッチローラー」が必要です。ホームセンターでも販売されていますが、amazonが安いです。166円（税込み送料無料）です！
その他の道具
カッターナイフやハサミでも大丈夫ですが、専用のカッターも販売されています。これもamazonが安いです。
古い網の取り外し
網押さえゴムの取り外し
網押さえゴムの端をマイナスドライバー等で抜き出し、手で引っ張って全て抜き取ります。
古い網の取り外し
網押さえゴムを全部抜き取ったら、網を外します。溝には埃がたまっていますので、掃除します。
新しい網の取り付け
サッシの上に網を合わせる
サッシの上に網を載せます。上下左右の取り代を均等にします。
網押さえゴムの取り付け
コーナーから取り付け開始
ワンタッチローラーのヘラを使い、網押さえゴムの端をサッシのコーナーの溝にL型にはめ込みます。
次のコーナーの仮止め
最初のコーナーの取り付けが完了したら、次のコーナーに網押さえゴムを仮止めします。その際、網目がサッシと平行になるように位置調整します。また、仮留め時は、ゴムを軽く引っ張った状態で留めます。
仮留めした状態はこんな感じです。
１辺目の本押さえ
最初に留めたコーナーから、ワンタッチローラーでゴムを埋め込んでいきます。
仮留めした次のコーナーに近づくと、ゴムが余ってきますので、仮留めを外してコーナーをL字に埋め込みます。
2辺目の取り付け
2辺目も1辺目と同じ要領で取り付けます。ポイントは、網目をサッシと平行にセットすることです。
残りの2辺の取り付け
残りの2辺は、網を外側に引っ張りながら、網がたるまないようにして、少しづつローラーでゴムを埋め込んでいきます。ポイントは、引っ張った範囲だけゴムを埋めて行くことです。
最終地点でゴムカット
ゴムが最終地点までたどり着いたら、ゴムをカットします。
ゴムをカットする位置は、重ならないようにカットします。
たるみ直し
張り終わった網のたるみをチェックします。斜めからよく見ると少したるんでいるのがわかります。
たるんでいる場所の網を外側に引っ張って、ゴムを外します。
ゴムが外れたら、網を外側に引っ張ってたるみをとります。
たるみをとった状態で再度ローラーでゴムを埋め込むとたるみが取れます。
たるみのないピンと張った網が張れました。
余分な網の切り取り
余分な網を切り取って取り除きます。専用カッターがあれば楽に綺麗に切り取れますが、カッターやハサミでも大丈夫です。今回はハサミで切り取りました。
仕上げ
余分な網を除去したら、最後にもう一度ぐるっとローラーで増し留めします。これで網戸の張替え完成です。
以上です。
ご覧のように、網戸の張替えは難しくありません。特に何枚も張り替える場合は、業者に依頼するとかなりの費用になりますので、自分でやってしまえば大きな節約になります。
是非お試しください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。お役に立てれば幸いです。
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