日本語教師の学習/言語形式と言語機能

言語とは

音声を媒体手段として意味を伝えるもの

音声と文字

「音声」は一時的なもので「文字」は二次的なもの

言語の4技能

1.聞く 2.話す 3.読む 4.書く

理解(受容)⇒表現(産出) 聞く⇒話す

言語学の諸分野

音声学・音韻論

発音のしくみ、音の認識のしかた、アクセント、イントネーションを扱う。

形態論

活用や接続など、語を構成する要素の分析や形態変化を扱う。

統語論

語の並びや文レベルの語順を扱う。

意味論

語レベルや文レベルの意味を扱う。

語用論

文脈や対人関係などを考慮し、特定の状況における分の解釈を扱う。

オーディオ・リンガル・メソッド

正確な言語知識を「文型」として暗記・暗唱する。

倫理的基盤

構造言語学、行動心理学

言語観

言語は構造、言語の基本は音声

到達目標

話せるようになること (正しい文を口頭で発する)

指導法・練習法

教師主導:徹底した模倣、反復のミム・メム練習

文型に語句を代入するなどのパターン・プラクティス(文型練習)を繰り返す。

長所

文法を体系的に学習できる。反復による記憶促進。正確さの向上。

短所

反復練習が単調になりがち。意味の学習が不足するため、コミュニケーション能力が育ちにくい。

コミュニカティブ・アプローチ

コミュニケーション重視しようとした考え方

目標・目的

コミュのケーション能力の向上 文法の習得ではなくタスクの達成

正確な文を作れるだけでなく、場面や状況に応じた言語使用が必要 Byハイムズ

伝達能力

文法能力 社会言語学的能力 ストラテジー能力 談話能力

理論的基盤

ハリデーの言語機能理論 ハイムズのコミュニカティブ・コンピテンス

言語観

言語は機能である 依頼、勧誘、断り など

モロウによる指導法5原則

1 教室活動では学習者も教師も自分がしていることを自覚しなければならない。

2 言語の部分だけではなく全体にも目を向けて学ばなければならない。

3 伝達過程も言語形式と同様に重要である。

4 言語学習には経験が大切である。

5 学習者の誤りは必ずしも誤りではない。

指導及び練習方法

学習者の中心は学習者。活動タスク(課題)を重視した活動。

現実のコミュニケーションと同様:インフォメーションギャップ(情報差)、チョイス(選択権)、フィードバック(反応)の3要素を重視した教室活動

指導する際の注意点

実際に近い場面を採用 学習者の発想を生かす

インフォメーションギャップ

話し手と聴き手の間に存在する情報差。実際のコミュニケーションでは、両者の間に何らかの情報差異があり、それを埋める為に会話し情報を共有する。

チョイス

実際のコミュニケーションにおいて参加者が持っている選択肢の自由のこと。選択権。

ロールプレイ

会話の目的、状況、役割等を設定し、与えられた役割に応じて会話を進める練習。

長所

ニーズに沿って学べる 習ったことを応用しやすい

短所

体系的に学べない 意思疎通ができれば多少の誤りがあっても許容するため正確さが向上しない可能性もある

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