過眠障害の特徴と診断基準

過眠障害

過眠障害の特徴

原因

ストレスなど

発症時期

主に17歳~24歳に多い

有効とされる主な療法

薬物療法

過眠障害の診断基準

基準A

睡眠時間が少なくとも7時間以上持続するにも関わらず、過剰な眠気の訴えがあり、少なくとも以下の症状のうち1つ以上が認められる。

1.同日中に繰り返し睡眠をとる、または繰り返し眠りに落ちてしまう。

2.1日9時間以上の長い睡眠をとっても疲労感がある。

3.急な覚醒後、その覚醒状態を十分に維持することが困難である。

基準B

過眠に関する問題が少なくとも1週間に3回起き、3ヶ月間以上持続している。

基準C

過眠に関する問題によって、苦痛を感じたり、日常生活・社会的活動に支障をきたしている。

基準D

過眠に関する問題は、他の睡眠-覚醒障害群の疾患によるものでは説明できない。

基準E

各種症状は薬物などの外的要因によって引き起こされるものではない。

基準F

各種症状の発症原因が他の身体疾患・精神疾患では説明できない。

過眠症(かみんしょう、英:hypersomnia)とは、睡眠が多いがそれでも眠いという状態であり、そのことが著しい苦痛あるいは機能の障害をもたらしている睡眠障害である。持続しているものであり、当人が正常な生活を保つために必要な睡眠時間を確保できない睡眠不足とは異なる[1]。DSM-5『DSM第5版』では、過眠障害(かみんしょうがい、英:Hypersomnolence Didorder)である。

『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版(DSM-IV)における原発性過眠症は、『睡眠障害国際分類』(ICSD)の特発性過眠症に対応する[2]。これは一次性の過眠症であり、身体、精神、薬物の影響がみられない。対して、二次性過眠症とはそうした影響が原因となっている。

身体では、甲状腺機能亢進症や脳腫瘍などの身体疾患も原因となる[1]。精神では、不眠症や概日リズム睡眠障害の症状であるかもしれない[1]。睡眠薬の消費が多く作用が日中に持ち越されていれば、薬物誘発性の過眠症である[3]。あるいは、カフェインや精神刺激薬をやめたことによる離脱もそうである[3]。過眠を伴う主な睡眠障害にナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、反復性過眠症(周期性傾眠症)、むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害(英語版)などがあげられる。

引用元:Wikipedia

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