花粉症ベスト対策/実体験談(アレルギー性鼻炎)

花粉症(アレルギー性鼻炎)のベストな対策

私自身が酷い花粉症で、長年苦しんでいましたが、色々な治療を経験した結果、今は辛くなるほどの症状を抑えることが出来るようになりました。
花粉症歴は40年以上になります。当時はまだ「花粉症」という呼び方はありませんでした。「アレルギー性鼻炎」と言われていました。
この記事では、今まで体験した治療法とその効果、そしてベストな対策をご紹介いたします。

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花粉症治療の種類

注射による治療

アレルギーの種類を検査する

注射による治療は40年以上前からありました。
先ずは検査を行って自分の花粉症の原因を調べます。
原因の種類には「スギ花粉」「ヒノキ花粉」「ブタクサ花粉」「ハウスダスト」等があり、耳鼻咽喉科で検査をしてもらうと分かります。
私は「スギ花粉」と「ハウスダスト」でした。

注射を受ける

原因が分かったら、その原因となる物質の抽出液で作った液を注射して花粉に対する反応を弱めていくという治療法です。
多分根本的な治療で理想的と思いますが、効果が表れるまでに2~3年かかるというのがネックです。
しかも、症状の出ていない時期も毎月注射を打ちに通わなければいけないので、とても根気のいる治療法です。
私は続きませんでした。

鼻腔粘膜焼灼術

これは20年ほど前に受けた治療なのですが、鼻の粘膜を薬で焼いて粘膜をリフレッシュするという治療です。
粘膜を薬で焼くと瘡蓋が出来て、1週間位で、その瘡蓋がとれて、鼻の粘膜がリフレッシュされ、花粉を吸ってもアレルギー反応を起こさなくなります。
効果は絶大でしたが、1シーズンしか持たないというのが欠点です。
最近は薬ではなく、レーザーで焼く治療になっているようです。
効果はとても高いと思いますので、ひどい症状で苦しみから逃れたい方は、耳鼻咽喉科で相談してみてください。

飲み薬

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長年の花粉症との戦いの結果、治療の中で「飲み薬」が一番手軽で効果的だと思います。
以前は、のどが渇くなどの副作用があったり効果もそれほど期待できなかったですが、今は薬が進化して、副作用も少なく、とても良き効きます。
ポイントは、症状が出始めたらすぐに飲み始めることです。症状がこじれてから飲んでも、なかなか症状を抑えられません。
出来れば症状が出る時期に予め飲み始めると良いです。
花粉症の一般的なシーズンは1月くらいから始まりますので、年明けから飲み始めると良いと思います。
私が飲んでいる薬は「ニポラジン」という持続性抗ヒスタミン剤です。
し眠くなるという副作用がありますので、1日1回、寝る前に1錠(3mg)を飲んでいます。
私の場合は「ハウスダスト」も原因になっていますので、1年中この薬を飲んでいます。
この薬のおかげで、春先に多少くしゃみが出る程度で、鼻水や鼻づまりに悩まされることはありません。
はじめは耳鼻咽喉科で処方してもらっていましたが、今は近くの内科で処方してもらっています。
耳鼻咽喉科でなくても処方してもらえる薬です。今はドラッグスストアーで販売されている市販薬でも十分効きます。私も薬が切れた時はドラッグストアーで買って飲んでいますが、処方される薬と効果は変わらないと思います。
保険が利くかどうか価格の問題ですね。ジェネリックでしたら更に安く済みます。ニポラジンのジェネリックは「メキタジン」という名前で出ています。

メキタジン

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ルパフィン

メキタジンより強い薬です。

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点鼻薬

点鼻薬の選び方には注意が必要です。種類は「ステロイド点鼻薬」「抗アレルギー薬」「血管収縮薬」の3種類ありますが、「ステロイド点鼻薬」か「抗アレルギー薬」がおすすめです。
「血管収縮薬」は鼻腔内のうっ血を抑制する効果はあるのですが、使い続けると逆に悪化してしまうこともありますので、ひどい鼻詰まりを緊急的に処置するものとして考えた方が良いと思います。

ステロイド点鼻薬

もっともおすすめで、耳鼻咽喉科で処方されているのはこのタイプが多いと思います。粘膜の炎症を抑える効果があります。
即効性はありませんので、症状が出始めたら早めに使うと症状を抑えられます。

抗アレルギー薬

くしゃみと鼻水に大きな効果があります。しかし、眠くなる副作用があるかもしれません。

血管収縮薬

鼻詰まりの即効性はあります。使い続けると悪化する可能性がありますので、緊急処置としての使用に向いています。

病院で処方される主な点鼻薬

フルナーゼ

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アラミスト

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まとめ

飲み薬の「持続性抗ヒスタミン剤」を、症状が出始めたら早めに飲むこと!これがベストです。
今は飲み薬が進化して副作用が少なく効果が高いので、市販薬を利用することで、耳鼻咽喉科に行かなくても症状を抑えることが出来ると思います。
手遅れになって重症化してしまった場合は、市販の点鼻薬では改善が難しいと思われますので、耳鼻咽喉科で治療を受けることをお勧めします。

以上、長年花粉症で苦しんだ経験をもとに、効果のある処置をご紹介いたしました。

この情報がお役にたてば幸いです。最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。

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