書くのがしんどい/本のレビュー

書くのがしんどい/著者:竹村俊助

「書くのがしんどい」を読んで学んだ知識や考え方をご紹介します。
「書くのがしんどい」というのは、①書かなくてはいけないけど何を書いたらいいかわからない ②書きたい内容をうまく文章に出来ない ③書いた文章が人に読まれない ③書くのが面倒くさい 等です。
この本には、何を書いたらいいのか?から読まれやすくするためには?までが解りやすく書かれています。
この本で学び取ったことの重要ポイントをお伝えします。

目的は「書くこと」ではなく「伝えること」

そもそも、文章を書くことは「書くこと」が目的ではなくて「伝えたいこと」を伝える手段です。

例えばラブレターは、相手に好きだという気持ちを伝えたいから文章を書くわけですね。

もし「伝えること」「伝えたいこと」が何もないのでしたら、書く必要はないでしょう。

ですので、SNSでも、何も伝えたいことが無いのでしたら、書く必要はありません。

「何か書かなくてはいけない」「何か書きたい」のであれば、伝えたいネタ探しからになるでしょう。

ネタの探し方

さて、何か書きたいのであれば先ずはネタ探しからです。

日記であれば、今日の出来事を書けばいいですが、人に読んでもらうものでしたら、興味をそそるようなネタがいいですね。

といってパソコンの前に座って「何かネタはないかなあ」と考えても、簡単に出てくるものではありません。

普段から「ネタ探し意識」をもって生活していていれば、何かしらネタはあるものです。仕事で失敗しても、それをネタにしてしまえば「いいネタ生まれた!ラッキー!」ということになります。そう意識すると、普段行こうとは思わなかった所へも「何かいいネタがあるかもしれない」という気持ちで行ってみたり、行動も変わってきます。

「ネガティブ」なネタも「ポジティブ」に変換

愚痴のようなネガティブな内容を伝えたい時もあるでしょう。

ネガティブな気持ちをそのままネガティブな表現で書いてしまっては、読む側もいい気はしません。言い方をポジティブな表現に変えて文章を作りましょう。

文章は短い方が良い

文章を読むとき、長い文章だと「これ全部読まなきゃいけないのか。」という気持ちになりませんか?例えば、あるハウツーものの本を選ぶ時、必要な情報が得られるのであれば、分厚い本より薄い本を選ぶと思います。

伝える情報量が多ければ、それに伴い文章が長くなるのは当然ですが、可能な限り短くしましょう。

コツは、最初は文章の長さを意識せずに書いてみて、それを客観的に読んでみて、不要な言葉を削ったり、言葉を簡単な言葉に変えたり、表現を短い表現に変えていくのです。すると簡単に2割~3割引きくらいにはなります。

どんな内容がウケるか?

さて、伝えたい内容を短い文章にまとめるところまで来ました。次はウケ狙いです。

ウケるための条件は2つあります。1つ目は「読者が知りたい内容」であること。2つ目は「オリジナリティがあること」です。

「読者が知りたい内容」は読者自身に関係のあることです。一般的には健康と衣食住とお金でしょうか。それに加えて趣味ですね。

一般的な関心事は、情報の数(ライバル)も多いですから、そこで勝つためにはスパイスが必要です。それが「オリジナリティ」です。
「オリジナリティ」とは、自分独自の情報です。本やテレビやネットでは入手できない情報です。例えば効果の高いダイエット方法の話だとしたら、グーグル検索したら出てくるようなダイエット方法の説明ではなく、自分自身が体験したダイエットの成功例や失敗例ですね。実際に体験したリアルな話は説得力もありますし、読んでいて面白いです。

そうすると、テーマは一般的な関心事から選ぶのではなく、自分が体験した事や得意とする分野から、需要がありそうなネタを選んだ方が有利になります。

この本のご紹介

この内容に興味がありましたら是非読んでみてください。おすすめの1冊です。

たった5分でバシッと伝わる! メール、資料・レポート作成、PRで効果絶大! SNSで話題&ヒット連発の編集者が教える「伝わる文章術」
(本書「はじめに」より)
ぼくは編集者として10年以上、文章に関わるなかで「うまく書けないんですが、どうすればいいですか」?という著者の悩みに向き合ってきました。
主にビジネス書を編集してきたので、著者となるのは経営者やビジネスパーソンであり、書くことを生業にする人たちではありません。そういう「書くプロ」ではない人がどうすれば書けるようになるのか? さらに最近は、自分自身で書く場面も増え、どうすればなるべくラクに書くことができるのかを模索してきました。
そこで判明した「しんどい」の原因が「書くことがない」「伝わらない」「読まれない」「つまらない」「続かない」です。この5つのしんどいをひとつずつつぶしていくことで「書くのが楽しい! 」に行き着くことができるのです。

<本書の内容>
CHAPTER1 書くことがなくてしんどい――書く以前の「取材」と「思考法」
CHAPTER2 伝わらなくてしんどい――「わかりやすい文章」の基本
CHAPTER3 読まれなくてしんどい――文章を「たくさんの人に届ける」方法
CHAPTER4 つまらなくてしんどい――商品になる「おもしろい文章」はこうつくる
CHAPTER5 続かなくてしんどい――書くことを「習慣」にする方法
CHAPTER6 書けば人生は変わる――「しんどい」の先にある新たな自分

【note累計150万PVの人気記事を書籍化! 新しい時代の文章術 決定版!!】
「『あなたの文章はわかりにくい』とよく言われる」「せっかく書いたのに読んでもらえない」「そもそも書きたいものがない! 」。
その悩み、すべて解決します。書けない理由の9割は「メンタル」です。「書こう」とするのをやめれば、伝わる文章はだれでも簡単に書けちゃいます。
『メモの魔力』『言語化力』など話題書50冊以上(担当作累計100万部超)を手掛けてきたプロ編集者が教える「伝わる文章術」。本書は、文章ライティングや資料作成からSNS・プロモーションまで応用できるメソッドを大公開します。オンラインメディア「note」に投稿した「WORDSの文章教室」が累計150万PV超え。本書が初の著書。

引用元:amazon商品説明

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