時間と心理学
人間は、感覚や知覚で時間を計っています。時計を視覚を用いて確認したり、日光の長短や気温などを感じて時間感覚を得ています。何らかの疾患で感覚が奪われている場合、時間感覚も侵害され、それをとても苦痛に感じます。単調な生活では、それを顕著に感じてしまうことが多いです。
時間評価
時間評価には2つの種類があります。1つは、過去の出来事において、どのくらい時間が経っていたか評価する「追想的時間評価」(RTE)です。もう1つは、現在進行している事態がどのくらい時間が経ったか評価するという「予期的時間評価」(PTE)です。
「追想的時間評価」(RTE)
「追想的時間評価」(RTE)は、客観的な時間評価です。時計の時刻と一対一に対応します。
例
今日、6時半に家を出て、8時半に会社に到着し、仕事を終えて、20時に帰宅した。
「予期的時間評価」(PTE)
「予期的時間評価」(PTE)は、必ずしも時計の時刻とは一致しない非常に感覚的なものです。
例
パスタをお湯で茹でている。パスタが茹るまで、鍋の前で7分待っている。
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