悩んだ末に「これっ!」と決めて購入した大切なピアノ。
このピアノを一生大切に弾き続けたいですよね。
ピアノにとっての環境で最も大切なのは湿度管理と言われています。
ピアノにとって適切な湿度は50%前後といわれていますが、一般家庭の生活空間に置いてある場合、適度な湿度を保つことは難しいです。
我が家もピアノはリビングに置いてあり、除湿器や加湿器を使っていますが、湿度管理は大変です。
特に日本では高湿度になる季節が多いので、湿度を抑える事がポイントになります。
そこで、ピアノ内部に取り付ける『ダンプチェイサー』という除湿器を付けて、湿度を抑えています。
これがピアノ内部に取り付けたダンプチェイサーです。
取り付け方は、とっても簡単で、「がびょう」のようなピンフックをピアノ内部左右の側面に刺し、そこへ突っ張り棒のような棒状のヒーターを引っかけるだけです。
《取付方法》
これが、「がびょう」のようなピンフックです。
このピンをピアノ内部側面に刺します。ピンは金属製なのでハンマーでコンコンと軽く打ち付けます。
突っ張り棒(ヒーター)はマイナスドライバーで緩めて縮め、ピアノ内部へ入れます。
突っ張り棒(ヒーター)の端は穴があいていてピンがはまるようになっています。
突っ張り棒(ヒーター)を伸ばして、ピンフックへ引っかけます。
右も取り付け方は同じです。
電源コードはピアノ下パネルの上部隙間から、出せます。
電源は最寄りのコンセントに差し込み、年中無休で稼働させます。
常にヒーターがONになっているわけではなく、湿度に応じてコントローラーが自動的にヒーターをON/OFFします。
電気代は、付けっぱなしでも1か月あたり200円~300円程度のようです。
ダンプチェイサー自体の価格も高価なものではなく、自分で付ければ安く済みますし、電気代も部屋の空調よりも安いので、取り付けっぱなしにするだけで費用をかけずに大切なピアノを湿気から守ることが出来ます。
余談ですが、湿気はピアノだけでなく、ギター等の他の楽器はもちろん自分自身(人体)にも良くないです。
なので、合わせて除湿器も使うと良いと思います。梅雨時のじめっとした空気も爽やかになりますし、夏場の蒸し暑い時も、室温を冷やすのではなく、湿度を下げることで体を冷やさず過ごしやすくなります。
この記事が、読者の方々のピアノライフ、そして快適な生活に役立てていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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