ベース・ギターのネック反り修正★トラスロッドが効かない場合★自分で直す方法

トラスロッドが効かない・大きな反り・逆反り・元起き・不均一な反り等厄介なネックの反りをあまり費用をかけないで自分で修正する方法を紹介します。

時間をかける修正方法ですので、しばらくそのベース(ギター)を使わなくても良い場合にお試しください。

ベース(ギター)のネックは年月をかけてだんだんと反っていきます。そして反ったまま年月が経つと、その反りはより頑固になり元に戻し難くなります。

特にメンテナンスしないまま長期保管してあったベース等は何度も夏や冬を越して、温められたり冷やされたりしてその変形がより頑固になっています。

なので、時間をかけて反ってしまったネックは、時間をかけて直してあげるのが理想です。

同じように季節を通して温めたり冷やしたりしてです。

では本題に入ります。

<用意するもの>

指板の長さにカットした鉄製アングル・ネック裏の長さにカットした角材 ・クランプ×2~3個

リペアツール

アングルは、ホームセンターで購入し全てのフレットをカバーできる長さにカットしてもらいます。予め長さを測ってメモして買いに行きましょう。購入するアングルのサイズは3×30×30mmが良いと思います。

アングル

角材は、ホームセンターカットコーナーの廃材コーナーにあるようなものでいいです。

クランプは、100円ショップでサイズの合うものがあれば良いと思います。

<作業手順>

先ず弦を外し、トラスロッドを緩めてフリーな状態にします。

そして、指板面にアングルを当て、裏から角材を当て、ネックを挟んだ状態にしてクランプで固定します。

クランプはアングルとフレットに隙間がある位置にセットし、絞めつけていきます。

順反りならやや中央寄り、逆反りなら端のほうになります。

ロングスケールのベースでしたら、クランプは3個あったほうが良いかもしれません。

(写真サンプルはミディアムスケールのベースです。)

アングルとフレットの隙間を見ながら徐々にクランプを締めていき、隙間がなくなったらセット完了です。

ネック矯正

裏から見るとこんな感じです。

ネック矯正ー2

固定が完了したら、再度トラスロッドがフリーになっていることを確認します。

全体イメージはこんな感じです。

ネック矯正ー3

この状態のまま、出来る限り長く放置します。

次に、このネックが真っすぐになったこの状態で温めたり冷やしたりする為、車室内の環境を利用します。

ネック矯正in車

こんな感じです。

ネック矯正in車ー2

もちろん、車も使うと思いますので邪魔にならない所に置き、一緒にドライブもします。

今回のサンプルでは、一夏車に乗せたまま過ごし(日の当たる駐車場です。)その後約2年部屋で保管しました。

(そこまで長期でなくてもよいかもしれません。)

さて、十分な時間を経て、クランプを外した状態がこれです。

ネック矯正後

締め付けなくてもアングルとフレットの隙間が無く、真っすぐです。

ヘッド側から見ても真っすぐで気持ちいい!

ネック矯正後ー2

この修正作業をした時は記事を書く予定がなかった為、ビフォアーの写真はないですが、ヤフーオークションで格安落札したジャンクベースでした。トラスロッドは効いていましたが、順反りが激しくアングルを当てた時の隙間が2~3mmあったと思います。

以上、お金をかけず、時間をかけてネックを真っすぐに修正する方法の紹介でした。

<付録>

エレキベース・エレキギターを選ぶとき、出来ればトラスロッドアジャスターがヘッド側にあるものを選んだほうが良いと思います。

<アジャスタがヘッド側にあるギター>

ヘッド側のロッドアジャスタ

<アジャスタがヘッド側になくボディー側にあるギター>

テレキャスヘッド テレキャスネックエンド

このギターは、とても良いギターなのですが、トラスロッドアジャスタがボディー側にあり、ネックを外さないと調整が出来ません。特殊工具で出来る場合もありますが、とてもやり難いです。

あと余談ですが、弾かない時に弦は緩めるべきか否かは賛否両論ですね。

私は弦のテンションによると思います。

弦が太目のゲージだったり、弦高を高めにセッティングしている場合は、ネックにかかるテンションも強いので、弾かない時は少し緩めるべきだと思います。

反対に細めゲージで弦高低めの場合は、普段緩めなくても良いと思います。

ただし、長期保管する場合は様子を見ながら半音緩める等の調整は必要と思います。

または、弦を外してトラスロッドをフリーにするかです。

いずれにしても、ほったらかしにせず時々ネックの状態は見てあげたいものです。

すみません。話が長くなってしまいましたが、ベースやギターはネックさえ良い状態であれば一生弾き続けられます。

この記事が、読者の皆様の大切なギターのお役に立てれば幸いです。

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