異文化間教育
文化とは
ブルックス(Brooks) 2つの側面がある
「人間生活における全てのものとしての文化」
低文化 c(スモールシー)文化 見えない文化
例:電車が時間通りに来る 行列に並ぶ
「人間生活における全てのものの中で、最良なものとしての文化」
高文化 C(ラージシー)文化 見える文化
例:伝統的な神社仏閣 着物
カルチャー
トータルカルチャー
社会が共通して持っている行動様式、習慣、価値観など
サブカルチャー
社会の中のあるグループだけが共通して持っている行動様式、習慣、価値観など
カウンターカルチャー
体制に反対する文化
文化の島(カーター・Carter)
普遍的レベル
人間生活を維持する基本的レベル 食欲・睡眠など
無意識レベル
考え方・価値観
意識レバル
物理的産物・行動様式
カルチャーショック
異文化と接触した時際、自文化との違いに衝撃をうけること
Uカーブ、Wカーブ
ハネムーン期⇒ショック期⇒回復期⇒安定期
キム らせん状図
異文化適応
自己開示
異文化に適応するために有効だとされる態度。自分のことについて相手に話をするオープンな態度。
エンパシー(共感)
認知的な共感
異文化の価値基準を理解するように心がける
感情的な共感
他人の感情を理解し、自分のものとして共有する
アサーティブ・コミュニケーション
相互に理解し合うコミュニケーションのこと。一方的に意見を主張するのではなく、相手の意見も尊重する。
ジョハリの窓(ジョセフ・ラフトとハリトン・インガム)
開放の窓
自分について、自分も他人も知っていること
隠ぺいの窓
自分について、自分は知っているが他人は知らないこと
目隠しされた窓
自分について、自分は知らないが他人は知っていること
未知の窓
自分について、自分も他人も知らないこと
エポケー(判断保留)
自分が理解できないことに接したときに一時的に判断を停止・保留すること
アノミー
個人または集団相互の関係を規制していた社会的規範が弛緩または崩壊したときに生ずる混沌状態。複数の文化に属するものが、文化間の優劣の意識を持ったり、両者の摩擦の下、葛藤を抱えその状況に対応できなくなったりする状態。
異文化理解
高コンテクスト文化と低コンテクスト文化
高コンテクスト(高文脈)文化
制限コード(共通認識が前提):細かいところまで言語化しない 非言語的要素に依存 曖昧
情報や意図を理解する場合、コンテクストに依存する度合いが高い
言語による情報の依存度が低い
お互いの既有知識が重要視され、伝達する内容すべてを言語化しない
低コンテクスト(低文脈)文化
精密コード(誤解を防ごうとする):細かいところまで言語化する 具体的なコミュニケーション 曖昧な状況を避ける
情報や意図を理解する場合、コンテクストに依存する度合いが低い
言語による情報の依存度が高い
お互いの既有知識が少ないため、情報や意図をできるだけ言語化する
高コンテクスト文化の人と、高テクスト文化の人が話をしたとき発生する問題
「はっきり言い過ぎて冷たい」「何でも話す。隠し事がないなんておかしい。」
「何を言いたいのか、わからない。」「言いたいことが言えなくて、幼稚だなあ。」
集団主義と個人主義
集団主義
集団の利益・目標を個人の利益・目標よりも重視する考え方
助け合いの精神が生まれやすい
自分の言いたいことをいいにくい
個人主義
個人の利益・目標を集団の利益・目標よりも重視する考え方
人のことを気にしなくていいのでストレスが少ない
自己主張できないとつまらない人だと思われてしう
自文化中心主義
自分の文化が最も優れていると考え、自分の文化の尺度で他の文化を判断しようとする考え
エスノセントリズム
文化相対主義
文化には多様性があるが、その間に優劣はない。その文化の問題や機会などを考慮に入れて判断しなくてはならない。
カルチャル・レラティビズム
異文化間能力
カルチュラル・アウェアネス
他の文化と自分の文化に対する気づき
ハイムズのコミュニケーション能力(コミュニカティブ・コンピテンス)
いつ、どこで、だれに
正確な文を作れるだけでなく、場面や状況に応じた言語使用が必要
カナルとスウェインの伝達能力(コミュニケーション能力)
文法能力
語や文法などを正確に使用できる能力
社会言語学的能力
相手や場面に応じて適切な表現を使用できる能力
ストラテジー能力
コミュニケーションを円滑に行うための能力
談話能力
文よりも上のレベルにおける発話を理解し構成する能力
異文化間トレランス
他社を受容し、その過程で生じる葛藤に耐え、相互作用が生み出さされる状態
ステレオタイプ
特定の集団や文化に対する画一的な固定概念やイメージ
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