日本語教師の学習/言語類型論

言語類型論

世界中で用いられている言語の数は、3000~6000

ある程度高い抽象度で、世界の言語を見て見ると、いくつかの共通した特徴をタイプ化(類型化)することができる。

多様な言語の中に、共通してみられる特徴に注目し、ある種のタイプに分けて論じる分野が「言語類型論」である。

「音韻的類型」「形態的類型」「統語的類型」などがある。

統語的類型

言語類型論の一つで、言語の類型を統語的側面から分類するもの。主に主語、述語、動詞という3つの要素の配列、すなわち語順に注目して構造的な類型を考える。

日本語と英語の例

日本語

ボブがトムを見た トムをボブを見た ⇒「が」が主語 「を」が目的語

英語

Bob saw Tom. ⇒動詞の前が主語 動詞の後が目的語

形態的類型

言語類型論の一つで、言語の類型を形態的な側面、特に、語形変化から分類するもの。語形変化には、まず動詞の活用があげられるが、他にも様々なものがある。

日本語の語形変化例

中心的な要素(食べ、大き、鉛筆)は変化せず、後部の要素が規則的に変化する

動詞:語形変化がある 食べ{る/た/ない}

形容詞:語形医変化がある 大き{い/かった/くない}

名詞:語形変化がある 鉛筆{が/を/で}

副詞:語形変化がない たくさん

英語の語形変化例

動詞の過去形に注目した3つのタイプ

規則的変化:enjoy⇒ enjoyed  不規則変化:go⇒ went  語形変化がない:cut⇒ cut

形態的類型の3タイプ

膠着(こうちゃく)語タイプ:実質的な意味を持つ語の語幹に接辞がつくという構造を持ち、その切れ目がはっきりしているタイプ(日本語、韓国語、モンゴル語など)

屈折語タイプ:語そのものが変化することにによって示され、その境界がはっきりしないタイプ(ラテン語、ギリシャ語など)

孤立語タイプ:名詞や動詞、形容詞に限らず語形変化を持たないタイプ(中国語など)

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