目次
日本語教育プログラムデザイン
プログラムデザイン
日本語教育プログラム
コースデザイン
教授法・教材の選定
授業の組立・準備
学習成果の観点や方法
日本語教育プログラムを作る日本語コーディネーター
・目標に応じたプログラムの策定
・実施
・点検と評価
・改善
日本語教育プログラムを作り方
Plan(企画)
Do(実施)
Check(点検)
Action(改善)
コースデザイン
日本語教育のコースを実施するにあたり、誰が、誰に、どのくらいの時間と費用で何を
目標に、どんなことを、どのような方法で教え、どのように評価するかを決めること。
レディネス調査:学習者に関する情報を収集
・外的条件
国籍、母語、母文化、年齢、職業、勉強できる時間、宿題に関する考え方、日本語学習学歴
・内的条件
日本語を勉強する目的、どんな日本語を必要としているか
・レベルチェック、ブレースメントテスト
ニーズ調査:学習目的の調査
・学習者本人
・経費支援者
・主催団体、機関
目標言語の調査
・目標言語調査:学習者に必要とされている日本語はどのようなものか調査する。学習者が遭遇する場面等で母語話者がどのように日本語を使用しているか。
・目標言語使用調査:非母語話者がどんな日本語を使用しているか調査する。
社会参加を促進する教室活動
社会参加を促進するとは
実際に社会の中でコミュニケーションをとり課題遂行を目指すこと。
日本語を使って何がどのように出来るか
実際にどんな場面で何が出来るか
アクティブ・ラーニング
学習者が受動的となってしまう授業ではなく、能動的に学ぶ事が出来るような授業を行う学習方法。
協働学習(ピア・ラーニング)
複数の人と協働して、1つのタスクを実現するような学習方法。
ピア・レスポンス ピア・リーディング
産出(話す)技能のための教室活動
単独話活動:スピーチ、プレゼンテーション、ストーリーテリング(伝えたい事を物語として伝えること)
対話活動(やりとり):ロールプレイ(会話の目的、状況、役割などを設定し、与えられた役割に応じて会話を進める練習)、ディスカッション、ディベート
産出(アクティブラーニング書く)技能のための教室活動
ピア・レスポンス:学習者同士が作文を読み合い、お互いに意見や感想を述べ合いながら、より良い作文を書いていく等
受容(聞く・読む)技能のための教室活動
対面聴解:話し手と向かい合って直接話を聞く
非対面聴解:ラジオ、テレビ、アナウンス、CD等、一方的な発話を聞く
統合的な教室活動
プロジェクトワーク:個人やグループ、クラス全体で具体的なテーマを決め、これに関する情報収集や調査などを行い、その結果を何らかの形でまとめる活動。
エンパワーメント:潜在的に存在している力を最大限発揮できるように、周囲との関係性や環境等を整えること。
シラバス(教授項目)デザイン
そのコースでは「何を教えるのか」という学習項目を検討すること
レディネス調査、ニーズ調査、目標言語調査、目標言語使用調査に基づいて行う。
シラバス・インベントリー
ある基準により、集められた教授項目が網羅的に並んだ原型シラバス
⇒コース・シラバス
シラバスの構成分類
構造シラバス
場面シラバス
機能シラバス
話題シラバス
技能シラバス
課題シラバス
先行シラバス
後行シラバス
プロセスシラバス
シラバスの時期分類
先行シラバス 後行シラバス プロセスシラバス
カリキュラム(学習計画)デザイン
シラバスをどのように教えていくかを時系列に沿って具体的に計画すること
到達目標、時間割、シラバスの配列、教授法、教材・教具、教員の配置などがある。
シラバスの配列
場面シラバス、機能シラバス
教授法
教材・教具
主教材:教科書など
副教材:ワーク、問題集等
教具:絵、写真、表、カード等
教員の配置
プレースメント・テスト
学習者にふさわしいクラスを決めるためのテスト
評価
誰が:学習者、教師、教育機関
誰を何を:学習者、教師、教育機関、授業、教科書
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