「お疲れ様です」という挨拶の使い方

正しい「お疲れ様です」という挨拶の使い方

私は30年以上一般企業に勤務していますが、いまだに「お疲れ様です。」という挨拶に違和感を感じながらも、「こんにちは」や「こんばんは」のような挨拶代わりに「お疲れ様です。」を毎日たくさん使ってます。朝の「おはようございます。」の時間が過ぎたら、電話でもメールでも社内では、先ずは「お疲れ様です。」という挨拶がお決まりです。パソコンでは「お」を入力すると「お疲れ様です。〇〇課の〇〇です。」が出てくるように単語登録してあるくらいです。

そこで、正しい「お疲れ様です。」のの使い方について調査し、考察した結果をまとめてみました。

ビジネスマナーとしてどうか?

ビジネスマナーとしては、社内であれば、目上でも目下でも挨拶の定型句として正しいとされています。ただし、秘書検定の問題で、「出張から戻った上司に対してかける挨拶として」の正解は「お疲れ様でございました。」となっていますので、厳密には、目上の人に対しては「お疲れ様でございます。」「お疲れ様でございました。」が正解のようです。

一方、社外の人に対する挨拶としては「お疲れ様です。」は正しくありません。「お世話になっております。」「いらっしゃいませ。」「ありがとうございます。」が正解です。
逆に、社内の人に対して「お世話になっております。」はNGとされています。

「ご苦労様です。」という挨拶は、目下に対する挨拶ですので、目上の方に対しては失礼にあたります。

時間帯はどうか?

朝、仕事を始めてまだ間もない疲れてもいないのに「お疲れ様です。」という挨拶は、相手が「まだ疲れてないよ!」と違和感を感じるケースが多いです。失礼なわけではありませんが、朝の「お疲れ様です。」は適切ではありません。朝の挨拶は「おはようございます。」が正しいです。

では、何時までが「おはようございます。」なのか? 一般的(統計的)には、10時までのようです。

「こんにちは。」はどうか?

朝は「おはようございます。」で問題ないのですが、「こんにちは。」は目上でたまにしか会わない距離感のある人に対する挨拶ですので、普段のビジネス挨拶としては適していません。

プライベートではどうか?

賛否両論です。決まりはありません。プライベートには適していないということもありません。ケースバイケースです。例えば休日のお昼頃、仕事もしてなくて疲れてもいないのに「お疲れ様です。」は相手にとって違和感があるかもしれません。10時を過ぎていても「おはよう。」「おはようございます。」のほうが自然でしょう。「こんにちは。」でもいいかもしれません。プライベートでも、平日仕事中または仕事を終えている時間であれば「お疲れ様です。」は自然でしょう。

結論

あいさつ代わりに何でもかんでも「お疲れ様です。」という日本の習慣に違和感を感じていらっしゃる方も多いと思いますが、関連情報を調査した結果、日本の現代社会では「お疲れ様です。」が挨拶の標準です。正しい挨拶ですので、迷うことなく使いましょう。

ビジナスマナーについてこちらもご覧ください。

以上です。この情報がお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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