ゼロで死ね。人生が豊かになりすぎる究極のルール/本のレビュー

ゼロで死ね。人生が豊かになりすぎる究極のルール/DIE WITH ZERO

「ゼロで死ね。人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読んで学んだ知識や考え方をご紹介します。

将来立派な人になるために勉強してよい高校へ行き、高校では良い大学へ行くために勉強し、入社してからは出世するためにせっせと働き、マイホームの返済を終えたら、老後のために節約しながら生活を続ける。こんなパターンの人生が多いのではないでしょうか。私もそうでした。

時間の多くを「今」ではなく「将来」のために使ってきました。

将来の為に生きてるのではないんですよね。

この本で学び取ったことの重要ポイントをお伝えします。

やりたいことをすべき時は「今」

日ごろ、将来の事を意識して働いたり、お金を貯蓄している方が多いのではないでしょうか。そしてそのためにやりたいことをやらずに我慢している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

老後のためにある程度の蓄えは必要です。しかし、その老後の蓄えのために人生の大半の時間を費やしてしまっては充実した人生とは言えないでしょう。

お金は、人生を充実させるために使うべきなのです。老後にゆとりある生活を送ることが充実した人生とは言えません。

ゼロで死ぬ

この本のタイトルです。

やりたいことをやるためにはお金が必要です。そのお金を得るために私たちは働きます。そして得たお金で、やりたいことをして人生を充実したものにしていきます。

お金は墓場まで持っていけません。理想は死ぬ時までに使い切ることです。死ぬ間際に使うというのではなく、必要な時に、お金を使いましょうということです。

経験や体験は残る

著者が20代の時、ルームメイトが多額の借金をしてヨーロッパへ旅行に行ったそうです。そしてルームメイト曰く、借金の返済は大変だったが、旅で得た経験や体験は、僕から奪えない。と語ったそうです。

車をローンで買う事はあっても、ローンで旅行をする?と疑問に思っていしまいます。でも車は20年もしないうちに廃車になって消えてしまいますが、旅行で得た経験や思い出は一生消えません。そして20代の「行きたい!」と思った時に行ったことに価値があるのでしょう。これが30代や40代だとしたら、思い出に浸る時間も短くなってしまうという事です。

経験や体験は、出来る限り人生の早い段階で得た方が、その後の人生に行かせるという事です。

人生の目的は「楽しむこと」

豊かさは、幸せな人生の要素の一つかもしれません。しかし、豊かになることが人生の目的ではありません。死ぬ前に資産が尽きてしまってはいけませんが、生きているうちに「楽しむこと」にお金を有効活用すべきです。

「お金」「健康」「時間」のバランスが大切

アメリカでは「50-30-20」ルールという家計管理法があるそうです。これは、収入の50%を生活費に、30%を人生の充実のために、20%を貯蓄にという考え方です。

しかしこの家計バランスは、年齢に応じて変化させるべきです。人は年とともに体力が衰えていきます。なので体力のある時期にお金を使った方が、お金を有効利用できます。ということは、20代には、貯蓄せず、その分人生の充実のために使うべきという事です。

逆に、年とともに「お金」と「時間」は増えていきますが、「健康」が不安定になっていきます。なので若い時から「健康」を保つことにも「お金」と「時間」を使い、この3つのバランスをとることが大切です。

やりたいことには「賞味期限」がある

死ぬ前の後悔として「自分に忠実に生きればよかった」「働きすぎなければよかった」の2つが挙げられるそうです。

スキーやテニスなどのスポーツや、ダイビングや海外旅行などのレジャーも体力のある若い時期でないと楽しめません。

行動しないことのリスクは大きい

失敗するリスクを恐れて行動しない事があると思います。しかし、行動しなかったことでチャンスを逃すリスクもあるのです。

チャンスをつかむには、大胆な行動が必要な時もあります。しかし行動する時期でリスクが大きくい変わってきます。大胆な行動は、年とともに失うものが増えていきます。なので、若いうちにどんどんチャレンジすべきなのです。

大胆な行動によるリスクを感じ、不安になることもあるでしょう。そんな時は、行動することによるリスクを冷静に考えます。そして「この程度のリスクなら」と腹をくくることで、無駄なく行動にエネルギーを注ぐことが出来るようになります。

80才になったときに、「出来る時にやっておけばよかった。」と後悔することが、最大のリスクです。

この本のご紹介

この内容に興味がありましたら是非読んでみてください。おすすめの1冊です。

【本書「まえがき」より】
まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。
夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到来した。アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた―。

この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。
もっともな話だ。
だが、ここで疑問は生じないだろうか?
アリはいつ遊ぶことができるのだろう?
それが、この本のテーマだ。

私たちは、キリギリスの末路を知っている。そう、飢え死にだ。
しかし、アリはどうなったのか?
短い人生を奴隷のように働いて過ごし、そのまま死んでいくのだろうか?
いつ、楽しいときを過ごすのか?
もちろん、誰もが生きるために働かなければならない。だが、ただ生きる以上のことをしたいとも望んでいる。「本当の人生」を生きたいのだ。
この本のテーマはそれだ。
ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。

もちろん、誰もがそのような人生を望んでいる。だが現実には、全員がその望みを叶えられるわけではない。
私は長いあいだ、この問題について真剣に考え続けてきた。友人や同僚とも何度も議論を重ねた。

この本で読者にお届けするのは、その成果だ。あらゆる問題を解決する答えなど存在しない。だが、私はあなたの人生を確実に豊かにする方法だけは知っている。

引用元:amazon商品説明

 

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