ベースを複数本所有していると、普段使わないベースは、弾かなくても経年的に劣化しサビてきます。ベース弦はギター減と比べ高価なため、まだそんなに弾いていないベースの弦は出来れば交換せずに復活させたいですね。そこで、サビた弦を簡単に復活させる方法をご紹介します。
経年劣化サビたベース弦
あまり弾いていないのに、こんなにサビています。(マイクロスコープで撮影)
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サビた弦の復活方法
使用するサビ取り防錆剤
KURE(呉工業) CRC5-56を使います。安価で効果が高いです。
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使用すると金属表面に薄い皮膜を作り、潤滑効果、防錆効果を生む。また固着したネジなどの微細な隙間に浸透して古い油脂を溶かし、緩めやすくする。有機溶剤の割合が高く、蒸発残留分は非常に少ないので長続きする潤滑効果は期待できない。これを利用して機械からのきしみ音の音源を探すのに使われる場合がある。
無香性のものもある。臭いの気になる室内、自動車内での使用を想定しており、無香性はゴム、プラスチックにも使用できる[2]。
用途に自転車が挙げられているが、車軸等のベアリングのような耐久性のあるグリースを必要としている部位には向かず、チェーンに使っても効果は持続しないため不向きである。また不用意に使用すると元々あった潤滑油を溶剤が流してしまう。そのため、呉工業でもそれぞれ5-56以外の製品で対応している。
研磨剤が入っているという噂は否定されている[3]。
石油系溶剤を含んでいるため、無香性(無溶剤)タイプを除きゴムや樹脂類であるプラスチック、塗装面を溶かして汚れがこびりついて傷めるため、注意が必要である。
引用元:ウィキペディア
事前準備
ローズ指板・エボニー指板の場合は、CRC556が指板に染み込まないように予め指板用オイルを塗り込んでおきます。弦を最大限に緩め、上下に弦を逃がして指板にオイルを塗り込みます。
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新聞紙などを敷く
弦とネック/ボディーの間に新聞紙を敷きます。CRC556がベース本体まで染み込まないように、十分厚く敷きます。
CRC556を吹き付ける
CRC556にノズルを取付けて、弦に直接吹き付けていきます。
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CRC556を拭き取る
布切れで、CRC556を拭き取ります。表面のサビをこすり取るようにゴシゴシと拭き取っていきます。
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施工後の弦
巻線の間のサビまでは取り切れませんが表面のサビはしっかりと取れてピカピカになりました。(マイクロスコープによる撮影)
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試奏
直ぐに弾きたくなるのですが、巻線の間に残っているCRC556が染み込み、乾燥させるまで1日ほど経過してから試奏します。
新品には及びませんが、ブライトな音が蘇っています。
この情報がお役に立てれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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