適応障害の特徴と判断基準

適応障害

適応障害の主な特徴

原因

明確なストレスを伴う何らかの出来事・環境

発症時期

年齢を問わず発症する可能性がある

有効とされる主な治療

認知行動療法

適応障害の主な判断基準

基準A

明確に確認可能なストレッサーに対する反応として、ストレッサー発生から3か月以内に感情または行動の症状が出現。

基準B

各症状は以下のうち1つまたは両方の特徴を備えている。

(1)あらゆる可能性を考慮しても、該当するストレッサーによる苦痛の程度が著しく不釣り合い。

(2)各種症状により、日常生活・社会的活動に支障をきたしていいる。

基準C

他の身体疾患・精神疾患の判断基準を満たしていない。

基準D

各種症状は通常の死別反応によるものではない。

基準E

ストレッサーの消去や環境の変化後、各種症状が6か月以上持続することはない。

適応障害の下位分類

抑うつ気分を伴う

落ち込み 涙もろさ 絶望感 などが優勢

不安を伴う

神経質 心配 過敏 分離不安 などが優勢

不安と抑うつ気分の混合

抑うつと不安が混合して存在

素行障害を伴う

行動面の異常が優勢

感情障害と素行障害の混合

抑うつや不安などの感情と行動面の異常が存在

特定不能

どの病型にも分類できない不適応反応が存在

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