どくだみは「どくだみ茶」で良く知られていますが、
どくだみのエキスは皮膚のトラブルに良く効きます。
どくだみ煮汁は「どくだみ軟膏」のページでもご紹介していますが、
煮汁を肌に直接つけることで大きな効果を期待できることと、
青汁として飲む、入浴剤として使う等色々な用途で使用できますので、改めて作り方をご紹介します。
どくだみの薬効
どくだみ情報専用ポータルサイトさんから引用させていただきます。
どくだみの薬効・効能
どくだみは民間薬の中でナンバー1 日本全国いたるところで自生するドクダミは、一度かいだら忘れられないあの強いニオイも手伝って、薬草のなかでもかなり高い知名度を誇ります。
知名度も高ければ、その効能もしかり。昭和57年、徳島大学の薬学部植物研究所が民間薬の使用調査を行ったことがあります。実地調査の場所は自然に恵まれた高知県の本山町。400件あまりの家庭で、使用している民間薬の種類、使用方法、薬効など詳細に調べた結果、ナンバーワンの薬効を示したのがドクダミだったのです。
ここで報告された薬効がなんと257件。
どくだみは民間薬の王様として揺るぎいない地位を確立していることがこのデータからも分かります。ドクダミの症状別効能(参考文献:脅威のドクダミパワー)
- 高血圧を正常にする
- 代謝作用で心臓病・脳卒中を予防
- アトピー性皮膚炎の改善
- 便秘に効果あり
- 動脈硬化の予防に
- 血糖値を下げ、糖尿病を改善
- ニキビやガンの予防に
- 老化を予防する
高血圧を正常にする ドクダミの利尿作用と関係あると考えられますが、ドクダミを飲んでいると高血圧が治ったという経験談をよく聞きます。
ドクダミに含まれるフラボノイドが、利尿・緩下作用、毛細血管の強化により高血圧の改善に役立つと考えられます。
高血圧の人の体は、1、血液がドロドロして、粘っこくなると血圧が上がる。
2、血液の流れが増えると血圧が上がる。
3、血管が縮んで内部が狭くなると血圧が上がる。
4、血管が老化して硬くなると血圧があがる。などが考えられますが、ドクダミのフラボン系成分は、細い血管を強化する働きが明らかになっていて、最低血圧が上昇するのを予防するのに有効です。
また、利尿作用があるので、新陳代謝を促進し血圧を下げる効果も認められています。代謝作用で心臓病・脳卒中を予防 ドクダミに含まれるクエルシトリン、イソクエルシトリンには、利尿作用のほか、代謝活動をバランスよく保つ利尿作用も確認されています。
狭心症や心筋梗塞などの心臓病は、血液、リンパ液などの体液を含んだ広義での水分の代謝に障害が出て起きると考えられるので、代謝活動のバランスをよく保つドクダミは、優位に機能するといえます。
脳の動脈の血行障害で、脳出血、脳軟化、クモ膜下出血などが起きますが、これらは、脳の血管が破裂したり、つまったりして、それが原因で起こる病気です。どくだっみに含まれるクエルシトリン、イソクエルシトリンは、血圧降下作用、毛細血管強化作用、新陳代謝作用を促進することなども確認されていますので、前述の病気には有効です。アトピー性皮膚炎の改善 アトピーという言葉は、二つの意味がありアレルギー全般を意味する場合と、アトピー性皮膚炎をさすこともあります。食物、ほこり、花粉類、ダニ、ペットの毛などから抗原が見つかっています。
ドクダミのあの独特な臭いは、デカノイルアセトアルデヒドという成分ですが、これが皮膚の疾病には非常に有効なのです。この成分は、解毒作用・抗菌作用のほか、タムシ、水虫、インキンなどのカビと共に、アトピー性皮膚炎にも良いことが分かってきました。
皮膚炎を治すには、ドクダミの葉をすりつぶし患部に塗る、煎じ汁を飲む、青汁にして飲むなど、様々な方法があります。また、入浴剤として、ドクダミ風呂に入れるなどの方法もあります。便秘に効果あり ドクダミが便秘に効くのは、どくだみのクエルシトリン、イソクエルシトリンが便をやわらかくして、緩下剤として働くからなのです。
よく便をすると、腹部が張りますが、これは、腸内に善悪さまざまな細菌が住みつき、食べ物を腐敗、発酵させたりして、有害物質を作り出しますが、ドクダミは整腸作用としての緩下剤の役ばかりではなく、クエルシトリンには抗菌作用もあるため、有害物質に対しては、効果的なのです。
ドクダミは、昔から緩下剤として使われてきた経験薬で、薬害のない民間薬といえます。
ドクダミの青汁を飲むと、小便だけでなく、大便もよく出ます。この作用を利尿作用、緩下作用とも言い、常日頃便の出のいい人の場合はむしろ下痢になる場合があります。動脈硬化の予防に 動脈硬化とは、文字通り動脈が硬くなることです。弾力を失い、もろくなってしまうと危険なのです。動脈硬化というのは、生活習慣病にはつきもので、四十才になったら要注意と言われ、早期発見のための検診を受ける年齢となります。
動脈硬化や高血圧が原因となって、脳卒中・心臓病・狭心症・心筋梗塞・高血圧性疾患などになるため、動脈硬化や高血圧は恐ろしいのです。
ドクダミの有するクエルシトリンは、高血圧治療時に使う降圧利尿剤と同じ作用を有し、毛細血管の弾力をよくし、又、カリウムがナトリウムの働きを相殺し、高血圧や動脈硬化の予防にもなっているものと思われます。
いずれにしろ、日本人は10才頃から病態が認められるので、早くから注意が必要です。血糖値を下げ、糖尿病を改善 糖尿病は、等質代謝(新陳代謝)の以上障害で、血液中のブドウ糖量が増加し、尿にも糖が出る病気です。ドクダミの持つ正常化作用により正常な血糖値を保持します。これは、ドクダミに含まれるクエルシトリン、イソクエルシトリなどの有効成分の働きによるもので、自然に血糖を降下させることが明らかになっています。
糖尿病が恐ろしいのは合併症で、特に血管のコレステロールがふえる障害からくる動脈硬化症、高血圧症、手足の痛みやしびれなどですが、これらの予防にもドクダミが有効な事はご存知の通りです。
ドクダミ汁を糖尿病の人に勧めるのは、ドクダミが、体全体の新陳代謝を活発にし、障害是正しながら、正常へと促進する薬理作用があるからなのです。ニキビやガンの予防に ドクダミの独特の臭いは、デカノイルアセトアルデヒドという有効成分によるものですが、これは、ブドウ球菌や糸状菌、ウイルスや細菌に対して、菌の活動を抑え、解毒作用、病気に対する抵抗力を高めると言われています。
またクエルシトリンという成分が総合的に作用し、解毒・利尿・消腫・殺菌・消炎・止血・止咳などに効果を発揮しますが、皮膚炎の一つであるニキビにもよい働きをすることが分かっています。
月経不順・胃腸障害・便秘といった症状には、クエルシトリン、イソクエルシトリンが有効に働きます。
ガンについても、抗ガン剤よりも、ドクダミのほうがはるかに延命効果があるとの報告もあり、ドクダミの素晴らしい薬効が、随所見られます。老化を予防する ガン・心臓病・脳卒中などの生活習慣病は、現代医学では、活性酸素との関連が考えられてきました。最近の研究では、フラボノイドが動脈硬化を予防する働きのあるビタミンCの分解をおさえるという報告もあり、また人体に有害な活性酸素の分解を促すという報告もあるので、ドクダミが、これらの効果を発揮することは、十分に考えられます。
ドクダミの含むフラボノイドに、活性酸素を取り除き、過酸化脂質を出来にくくする働きがあることが分かったので、ドクダミを様々な方法で利用することは、老化を防止するだけでなく、健康維持や健康の促進に役立つものと思われます。
市販されているドクダミの化粧品類や入浴剤などは、今後一層利用頻度が多くなるものと考えられます。
引用元 どくだみの薬効・効能|どくだみ情報専門ポータルサイト
「どくだみ」の煮汁の作り方
様々な薬効を期待できる「どくだみ」の煮汁の作り方をご紹介します。
家にどくだみが生えていたら、収穫して作ってみましょう。
ごっそり収穫します。
収穫したどくだみを水でジャブジャブ洗います。
キレイに洗ったら、水気を切るため暫くつるします。
どくだみは、生の状態で使いますので、干すのではなく水を切るだけです。
ちょっとしんなりしてしまいましたが、十分に水が切れましたので、葉っぱを採って鍋に入れます。
どくだみの葉っぱをたくさん入れた鍋に水を葉っぱが浸るまで入れます。
水を入れたら、煮え立つまで中火煮ます。
煮え始めたら、かき混ぜながら弱火で30分ほど煮込みます。
すると、葉っぱの形がなくなりドロドロになります。
ドロドロになったどくだみをメッシュボールで漉します。
漉した煮汁を濃度を高めるため再度鍋に戻し、煮込みます。
煮え始めたら、弱火でかき混ぜながら煮込んでいきます。
少しドロッとしてきたら火を止めて、どくだみエキスの完成です。
出来る限りドロドロにしたほうが、成分が濃くなり使いやすくなると思います。
どくだみ煮汁は、瓶に詰めて冷蔵庫で保管します。
保存は冷蔵庫に入れます。保存料を加えていませんので早めに使いましょう。
使い方のご紹介
使い方の一例をご紹介します。
使用する分量を注射器(針は付いていません。100円ショップで買いました。)
に吸い取って、皮膚の患部に付けます。
どくだみ青汁です。
蜂蜜を加えると少し飲みやすくなります。
以上、どくだみ煮汁の作り方ご紹介でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメントを残す