野外で録音する際に「ボーボー」と入る風の音を防ぐ『ウィンドスクリーン』。その防風効果と音源への影響(こもり等)を実際録音して検証しましたのでレポートします。
検証に使用した機材
レコーダー
TASCAM リニアPCMレコーダー DR-07MK2-JJ
ウィンドスクリーン
TASCAM ウィンドスクリーン DRシリーズ用 WS-11
以前は価格がとても高かったのですが、安くなりましたので純正品を購入しました。
風
小型のスイング機能付きサーキュレーター
微風でテストしたのですが、レコーダーとの距離が近い為、「やや強い風」に相当します。
音源
ローランドのベースアンプ MICRO CUBE BASS RX
このアンプに付いている「リズム機能」を使いました。
検証
検証パターン
①ウィンドスクリーン無+風有
②ウィンドスクリーン有+風有
③ウィンドスクリーン有+風無
④ウィンドスクリーン無+風無
この4パターンで検証しました。
検証録音
こちらをお聴きください。
検証結果
防風効果
大きな防風効果がありました。今回の検証では「やや強い風」でわずかに風の音が入っています。強い風までは防ぎきれませんが、弱い風でしたら完全防風出来ると思われます。
音源への影響
大きな影響はありませんが、高域部(ハイハットの音)が減衰しているように思います。音質の事を考えると、室内で風のない所ではウィンドスクリーンを付けない方が良いと思われます。但しエアコンの風の影響も受けてしまいますので(経験あり)注意しましょう。
TASCAM ウィンドスクリーン DRシリーズ用 WS-11のレビュー
ウィンドスクリーン単体
裏側(ひっくり返すと)
十分な防風効果があり、今は価格も手ごろになりましたので、タスカムDRシリーズをお使いの方へはおススメです。唯一不便なところは、「録音中」のLEDランプが隠れてしまうところです。
以上、ウィンドスクリーンの検証レポートでした。最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事でお役に立てれば幸いです。
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