戸建ての外壁塗装を検討されている方へ、少しでも参考になればと実際に外壁塗装をした生の体験談をお話しします。
建物は2004年に新築建売で購入した建坪=30坪の2階建てです。
12年後の2016年に外壁塗装をしました。
塗料は色々調べ検討した結果、断熱効果の高い『ガイナ』に決めました。
外壁塗料『ガイナ』について
ガイナについてはデメリットも記載してある下記サイトをご覧ください。
業者選びについて
外壁塗装見積サイトに登録して4社から見積もりをもらいました。
各々に、下見して詳しい見積もりが出たり、電話で話して概算が出たり、見積もりの出し方は色々で金額の差もありました。他社の見積もりを聞かれるので正直に答えると、大体金額を合わせてきます。すると他社もそれより安くしてきますので、自然とある程度見積もりが下がっていきます。
ある程度業者を絞り込んだら、施工内容詳細を決めながら最終見積もりをしてもらいます。
例えば、雨戸の塗装はしなくてよいので〇〇円以内に抑えたい等、条件を変えるなどして内容をつめていきます。
そして最終的に条件が合い信頼できそうな業者さんに決めます。
話をしていて、合い見積もりで価格はどんどん下がるし、施工費用なんてやり方次第で大きく変わるんだろうなという印象を受けました。
壁塗装の時期について
外壁塗装の時期は築10年後が目安と言われています。
ウチは12年後でしたので、ちょっと遅めだったかもしれません。
屋根の瓦に、何か所もヒビが入っていました。
でも手遅れレベルではなく、補修可能でしたので大丈夫でした。
施工内容
いよいよ具体的な施工内容の話に入ります。
私は業者任せにするのは嫌で、ゴールデンウィーク+休暇をとって出来る限り立ち合いました。
特に屋根の塗装は重要なので、足場を上って、細かくチェックしました。
最後には、一緒に作業するくらいの感じでした。
ということで、お伝えしたい重要なポイントをいくつかお話しします。
▮中塗り・上塗りについて
塗料の種類によって中塗りと上塗りの乾燥時間などの作業基準があります。
塗料メーカーのサイトでその基準を確認して 基準通りに作業を進めているか確認しましょう。
また、中塗りと上塗りの色を変えることで、上塗りの塗り残しが無いか確認し易くなります。
逆に色を変えることで、色むらが出やすい等のデメリットもありますので、業者さんと相談して納得のいく施工をしてもらいましょう。
▮屋根塗装の縁切り・タスペーサーは最重要!
※ 分かりやすい説明がありましたので引用させていただきます。
屋根材には様々な種類がありますが、どの屋根も、1枚1枚が重なり合って、ひとつの「屋根」を形成しています。この、屋根材が重なり合っている部分には、ちょっとした隙間が生じます。実はこの隙間には、屋根の内部に入り込んでしまった雨水を排水するという、非常に重要な役割があります。しかし、屋根塗装をすると、屋根が重なり合った部分の隙間が、塗料で埋まってしまいます。隙間が塗料で閉じられてしまうと、雨水などの水分が隙間の中に溜まってしまい、内部に溜まった水に、屋根外側の水もどんどん吸い寄せられるという「毛細管現象」が誘発される可能性が高くなります。水分がどんどん屋根材の内部に浸水すると、屋根材の下にある野地板が腐りやすくなるため、室内の雨漏りなど、屋根や住宅にさまざまなリスクをもたらしてしまいます(リスクに関しては後述します)。そのため、塗料で埋まってしまった屋根材の隙間は、専用の道具で塗料を取り除かなければならず、その作業こそが、今回ご紹介する「縁切り」です。
2.縁切りが行われるタイミングは?
縁切りは、屋根塗装工事が終わって、塗料が完全に硬化した段階で行われます。固まった厚みのある塗料に手作業で切れ目を入れて行きますので、作業にはかなりの時間がかかってしまいます。しかし、塗装をした翌日など、塗料が完全に乾き切っていない状態で縁切りをしても、隙間付近の塗料が再びくっついてしまいますので、縁切りの意味がなくなってしまいます。このような理由から、縁切りは、塗膜が完全に形成された後に行うべきとされているのです。
3.縁切りに用いる道具
縁切りの工程では、カッターナイフや皮スキと言われる専用の道具で、職人さんが、隙間をひとつひとつ手作業で処理していきます。そのため、屋根の大きさよって異なりますが、30坪程度の一般的な住宅の場合、職人さん二人がかりでも、丸一日作業を行わなければならず、非常に手間と時間がかかります。また、縁切りを行うために移動する際、せっかく塗装した屋根の表面を踏んで行かなければなりません。このような、従来の縁切り工法の難点を解消するために、近年、多くの塗装業者で採用されている方法が「タスペーサー」という道具を使った縁切り作業です。
●タスペーサーを使うタイミング
先ほど、縁切りは塗装が完全に乾いたタイミングで行うと説明しましたが、タスペーサーは、塗装の途中段階で使用する道具です。外壁塗装の基本の作業工程をおさらいしながら、タスペーサーを使うタイミングを見てみましょう。まず、外壁塗装は、基本的な流れとして、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りという順番で行われます。最初の下地処理では、飛散防止ネットを足場に張り巡らせて、近隣住宅や屋根周辺への水しぶきの飛散を防止した後、高圧洗浄機を使って屋根表面の汚れを落とします。次に、汚れやカビ、コケなど、屋根塗装の仕上げを妨げるものが残っていないかチェックし、屋根表面を、しっかり下地調整しておきます。
次に、中塗りや上塗り塗料の仕上がりが良くなるように、下塗りとして、シーラーやプライマーという下地材(下塗り塗料)を塗って、塗料の密着性が高まる状態を作っておきます。そして、この下塗りが終わった時に、タスペーサーを屋根に取り付けます。
屋根と屋根が重なっている部分の間に、タスペーサーを差し込んでおくと、このあと中塗り、上塗りを施しても、塗料がタスペーサーに遮られて隙間を塞がなくなります。このようにしておくことで、塗料が乾いたあと、屋根表面を歩き回って手作業で隙間を開ける縁切り作業が不要になるのです。また、タスペーサーを使用することで、縁切りに要する人件費や手間賃、工事期間も省けるため、従来の工法に比べて経済的でもあります。タスペーサー設置自体が、広義の縁切りとも言えるでしょう。
引用元 屋根塗装の縁切りの内容やするべき理由- 外壁塗装駆け込み寺
今回jの塗料「ガイナ」はドロッとしているので厚塗りになり易く、瓦の隙間が所々埋まっていました。
縁切りを試みてもらいましたが、隙間に埋まった塗料を除去するのが困難で、タスペーサーを入れてもらうことにしました。
記念にタスペーサーを1枚もらいました。これです。
これで、すべての瓦の隙間を確保しました。
このチェックは足場を上がっていかないと出来ないので、直接チェックすることが出来ない場合は、業者さんにしっかり確認しましょう。
また、最近ではデジカメで施工結果報告してくれる業者さんも多いと思いますので、隙間の状態は重点的に写真報告がほしいと頼みましょう。
最後に
今回の施工は、私が口を挟んだこともあり工期がかなり伸びてしまいましたが、予算内で納得のいく施工をしていただけたと思います。
担当の職人さんにはとても感謝しています。
大切なのは、自分の大切な家ですから、信頼できる業者さんであっても、まかせっきりにするのではなく、ある程度自分で 勉強して、業者さんと話すことだと思います。
そうすることで、業者さん(職人さん)にもこちらの真剣な気持ちが伝わり、それが施工結果にも繋がると思います。
この記事が外壁塗装検討の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
2024年の状態
塗装自体は問題なく良好です。
ところが、通りがかりの工務店さんに「屋根の棟が外れかかっている。」と指摘を受けました。
「棟の継ぎ目のコーキングが割れてる。」
「棟が熱膨張して持ち上がり、下に隙間が出来ている。」
「スレートが割れている。」(塗装時にヒビをコーキングしたところと思われます。)
これらは、補修または取り替え施行が必要なほど問題がある状態なのか?と疑問に感じています。
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