世界最高の話し方（岡本順子）/本のレビュー

世界最高の話し方

「世界最高の話し方（岡本順子）」を読んで学んだ知識や考え方をご紹介します。

人に、興味を持って話を聞いてもらうのは難しいですよね。プライベートで友人と趣味の話をするのなら盛り上がりますが、仕事で、相手に伝えたいことを言葉で表現するのは容易ではありません。

この本には、相手に言葉で伝えるテクニックが具体的に書かれています。

この本で学び取った具体的な内容をお伝えします。

会話の入口は「雑談」

話の上手な人は、いきなり本題に入ったりはしません。何気ない雑談から入ったりします。そうすることで、相手の心が開放的になり、距離感が縮まります。

そのためには、雑談ネタを持ってないといけないですね。ネタは、相手が興味を持ってそうな事が望ましいです。誰でも興味を持っていそうな最近のニュースや流行りなど普段から情報を持っておくと良いです。また、相手の趣味や近況などの情報を掴んでおいて、その話から入ると、より信頼感が高まり、話を受け入れてくれやすくなります。

相手に話してもらうコツ

会話は、一方的に話していても成り立ちません。相手にも気持ちよく話してもらうことで、会話は弾みます。

コツは「オープンクエスチョン」です。具体的には、who（誰）when（いつ）where（どこで）why（なぜ）how（どのように）というような質問です。

例えば、「どちらの出身ですか？」「最近お仕事の調子はいかがですか？」「休日は、どう過ごされていますか？」等の質問が話題つくりのきっかけとなります。

文章は最低限に短く

伝達手段が、メールなどの文章の場合、「読む」というより「見る」というレベルの短い文章の方が、相手も読む気になりますし、伝わりやすいです。

長い文章ですと、相手が自分にとって必要な情報だと思わなければ、ちゃんと読んでくれないかもしれません。でも、１～２行程度の文章であれば、読まなくても見ただけで「キーワード」が相手の目の中へ飛び込んでいきます。

そして最初に、相手にとって必要な情報だというワードを入れます。例えば【重要連絡】や【〇〇の件】から始まれば、相手は、先ず読まなきゃと思い、読んでくれます。

「理論」よりも「感情」

伝えたい内容をいくら解りやすく論理的に説明しても、なかなか聞き手の心の中には入っていけません。人は感情で物事を受け入れやすくなります。

相手の感情を動かすには、話にストーリー性が必要です。例えば、伝えたい内容を想像できるような具体的な体験談やエピソードなどです。例えそのストーリーが本題に直接関係なくても、相手の感情が動けば自然と話に入り込んでくれます。

映像がイメージ出来るような言葉

最近はYou Tube等の動画で情報を得る人が多くなりました。情報はイメージ出来る形の方が伝わりやすいということです。

なので、文章や口頭で伝える場合も、相手の頭の中で、その内容がリアルにイメージ出来るような表現のほうが伝わりやすいのです。

自信のある発信は伝わる

伝える内容に、自分自身が自信を持っていなければ、相手に伝わりません。

例えば、セールスで相手に商品を勧める場合、「この商品は優れている。」「この商品は相手にとって有益なものである。」と自信をもって説明しなければ、説得力はありません。100％の自信をもって話さなければいけません。もし1％でも自信の無さがあったら、その1%のマイナスイメージが相手に伝わってしまいます。

自信が100％でないとしても、100％の自信を演じるのです。

この本のご紹介

この内容に興味がありましたら是非読んでみてください。おすすめの1冊です。

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【雑談】
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・雑談は「『ど』力」で、必ず上達する。「ど」から始まる質問を極めよう
・「４種の質問」を使い回せば、会話は途切れない
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【プレゼン】
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・池上彰氏、高田明氏に学ぶ！「共感プレゼン」に変える「カネの法則」
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・プレゼンの冒頭は「この５パターン」で心を掴む

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