日本語教師の学習/平仮名・ローマ字

現代仮名遣い

仮名遣いの歴史

定家仮名遣い

鎌倉時代

契沖仮名遣い

江戸時代

歴史的仮名遣い

明治時代

現代かなづかい

1946年

現代仮名遣い

1986年

現代仮名遣いの内容

直音

直音
例  あさひ(朝日) きく(菊) さくら(桜) ついやす(費) にわ(庭) ふで(筆) もみじ(紅葉) ゆずる(譲) れきし(歴史)
わかば(若葉)
えきか(液化) せいがくか(声楽家) さんぽ(散歩)

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai1.html

拗音

拗音
例  しゃかい(社会) しゅくじ(祝辞) かいじょ(解除) りゃくが(略画)
[注意] 拗音に用いる「や,ゆ,よ」は、なるべく小書きにする。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai1.html

撥音

例  まなんで(学) みなさん しんねん(新年) しゅんぶん(春分)

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促音

例  はしって(走) かっき(活気) がっこう(学校) せっけん(石鹸
〔注意〕促音に用いる「つ」は,なるべく小書きにする。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai1.html

長音

  • (1) ア列の長音
     ア列の仮名に「あ」を添える。
    例 おかあさん おばあさん
  • (2) イ列の長音
     イ列の仮名に「い」を添える。
    例 にいさん おじいさん
  • (3) ウ列の長音
     ウ列の仮名に「う」を添える。
    例 おさむうございます(寒) くうき(空気) ふうふ(夫婦)
    うれしゅう存じます きゅうり ぼくじゅう(墨汁) ちゅうもん(注文)
  • (4) エ列の長音
     エ列の仮名に「え」を添える。
    例 ねえさん ええ(応答の語)
  • (5) オ列の長音
     オ列の仮名に「う」を添える。
    例 おとうさん とうだい(灯台)
    わこうど(若人) おうむ
    かおう(買) あそぼう(遊) おはよう(早)
    おうぎ(扇) ほうる(放) とう(塔)
    よいでしょう はっぴょう(発表)
    きょう(今日) ちょうちょう(蝶*々)

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai1.html

オ列の仮名+お

次のような語は,オ列の仮名に「お」を添えて書く。

例 おおかみ おおせ(仰) おおやけ(公) こおり(氷・郡) こおろぎ
ほお(ホホ・朴) ほおずき ほのお(炎) とお(十)
いきどおる(憤) おおう(覆) こおる(凍) しおおせる とおる(通) とどこおる(滞)
もよおす(催) いとおしい おおい(多) おおきい(大) とおい(遠)
おおむね おおよそ

これらは,歴史的仮名遣いでオ列の仮名に「ほ」又は「を」が続くものであって,オ列の長音として発音されるか,オ・オ,コ・オのように発音されるかにかかわらず,オ列の仮名に「お」を添えて書くものである。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai2.html

エ列の仮名+い

 次のような語は,エ列の長音として発音されるか,エイ,ケイなどのように発音されるかにかかわらず,エ列の仮名に「い」を添えて書く

例 かれい せい(背)
かせいで(稼) まねいて(招) 春めいて
へい(塀) めい(銘) れい(例)
えいが(映画) とけい(時計) ていねい(丁寧)

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助詞の「を」と「は」と「へ」

1 助詞の「を」は,「を」と書く。

例 本を読む  岩をも通す  失礼をばいたしました
やむをえない  いわんや…をや  よせばよいものを
てにをは

2 助詞の「は」は,「は」と書く。

例 今日は日曜です  山では雪が降りました
あるいは  または  もしくは
いずれは  さては  ついては  ではさようなら  とはいえ
惜しむらくは  恐らくは  願わくは
これはこれは  こんにちは  こんばんは
悪天候もものかは[注意] 次のようなものは,この例にあたらないものとする。
いまわの際  すわ一大事
雨も降るわ風も吹くわ  来るわ来るわ  きれいだわ

3 助詞の「へ」は,「へ」と書く。

例 故郷へ帰る  …さんへ  母への便り  駅へは数分

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四つ仮名

「ぢ」「じ」「づ」「ず」

「ぢ」「づ」を用いる場合

次のような語は,「ぢ」「づ」を用いて書く。

  • (1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
    例 ちぢみ(縮) ちぢむ ちぢれる ちぢこまる
    つづみ(鼓) つづら つづく(続) つづめる(約) つづる(綴
    [注意] 「いちじく」「いちじるしい」は,この例にあたらない。
  • (2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
    例 はなぢ(鼻血) そえぢ(添乳) もらいぢち そこぢから(底力) ひぢりめん
    いれぢえ(入知恵) ちゃのみぢゃわん
    まぢか(間近) こぢんまり
    ちかぢか(近々) ちりぢり
    みかづき(三日月) たけづつ (竹筒) たづな(手綱) ともづな にいづま(新妻) けづめ ひづめ ひげづら
    おこづかい(小遣) あいそづかし わしづかみ こころづくし(心尽) てづくり(手作) こづつみ(小包) ことづて はこづめ(箱詰) はたらきづめ みちづれ(道連)
    かたづく こづく(小突) どくづく もとづく うらづける ゆきづまる
    ねばりづよい
    つねづね(常々) つくづく つれづれ

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai2.html

「ぢ」「じ」「づ」「ず」どちらでもよい場合

 なお,次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。

例 せかいじゅう(世界中)
いなずま(稲妻) かたず(固唾) きずな(絆) さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく
うなずく おとずれる(訪) かしずく つまずく ぬかずく ひざまずく
あせみずく くんずほぐれつ さしずめ でずっぱり なかんずく
うでずく くろずくめ ひとりずつ
ゆうずう(融通)

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai2.html

「じ」「ず」を用いる場合

 次のような語の中の「じ」「ず」は,漢字の音読みでもともと濁っているものであって,上記(1) ,(2)のいずれにもあたらず,「じ」「ず」を用いて書く。
例 じめん(地面) ぬのじ(布地)
ずが(図画) りゃくず(略図)

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai2.html

ローマ字のつづりかた

ローマ字の歴史

1954年 内閣告示・訓令

ヘボン式

和英語林集成

shi  chi  tsu  fu  ji  zu

日本式

子音と母音を統一した

si  ti  tu  hu  zi  di  du  wo  kwa

訓令式

日本式で使っているdi du wo kwaなどを使わない

si  ti  tu  fu  zi  zi  zu  o

ローマ字のつづり方の内容

前書き

  1.  一般に国語を書き表わす場合は、第1表に掲げたつづり方によるものとする。
  2.  国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合に限り、第2表に掲げたつづり方によつてもさしつかえない。
  3.  前二項のいずれの場合においても、おおむねそえがきを適用する。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/roma/maegaki.html

第1表 訓令式

第1表

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/roma/honbun.html

第2表 ヘボン式 日本式

第2表

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/roma/honbun.html

そえがき

  1. はねる音「ン」はすべてnと書く。
  2. はねる音を表わすnと次にくる母音字またはyとを切り離す必要がある場合には、nの次にアポストロフィを入れる。
  3. つまる音は、最初の子音字を重ねて表わす。
  4. 長音は母音字の上にアクサンシルコンフレックスをつけて表わす。なお、大文字の場合は、母音字を並べてもよい。
  5. 特殊音の書き表わし方は自由とする
  6. 文の書きはじめ、および固有名詞は語頭を大文字で書く。なお、固有名詞以外の名詞の語頭を大文字で書いてもよい。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/roma/soegaki.html

1.tenki sannin

2.yan’i gen’in

3.kitte zassi

4.Oosaka

5.firumu

ローマ字の分かち書き

原則

一つの単語は一続きに書き、他の語から離して書く。

助詞

離して書く

付けて書く場合

ikuna

tabereba

tabetemo

tabetari

haru ni naruto

tabenagara

tabete

「は」「も」が「に」「で」と重なった場合

koko niwa nai

助動詞

付けて書く

離して書く場合

Kore wa sakura da

Sakura desu

Sakura rashii

Sakura da so da

Sakura no yo da

複合語

語として十分熟したもの 連濁の生じているものは続けて書く

asagohan hondana

接頭語・接尾語

付けて書く

ogenki gokazoku watasitati omawarisan

離して書く場合

doro darake

kono gurai

nikuya san

固有名詞に他の語が付く場合

上・下・東・市 などが付く場合は、大文字で書き始め、ーを入れる

Higashi-Nihon sin-Yokohama

前・裏・県・市 などが付く場合は、ーを入れて小文字で書く

Zingu-mae Nara-ken

固有名詞に他の語が付く場合

接尾語は小文字で書き、「さん」などの呼称は離して大文字で書く。ただし、「先生」などは小文字で書く。また、愛称の「ちゃん」は付けて書く。

Masako tati Masako San Tamada sensei sattyan

(固有名詞+普通名詞)がまとめて固有名詞になったとき、他に類がない場合は普通名詞も大文字、他に類がある商品名などの場合は普通名詞の語頭は小文字。

Himaraya Sanmyaku Sumida Gawa Nerima daikon

送り仮名の付け方

1959年 送りがなのつけ方 内閣告示・訓令

1973年 送り仮名の付け方 内閣告示・訓令

前書き

  • 一  この「送り仮名の付け方」は、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など、一般の社会生活において、「常用漢字表」の音訓によって現代の国語を書き表す場合の送り仮名の付け方のよりどころを示すものである。
  • 二  この「送り仮名の付け方」は、科学・技術・芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
  • 三  この「送り仮名の付け方」は、漢字を記号的に用いたり、表に記入したりする場合や、固有名詞を書き表す場合を対象としていない。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/maegaki.html

「送り仮名の付け方」の構成

単独の語

1 活用のある語

通則1   (活用語尾を送る語に関するもの)
通則2   (派生・対応の関係を考慮して,活用語尾の前の部分から送る語に関するもの)

2 活用のない語

通則3   (名詞であって,送り仮名を付けない語に関するもの)
通則4   (活用のある語から転じた名詞であって,もとの語の送り仮名のつけかたによって送る語に関するもの)
通則5   (副詞・連体詞・接続詞に関するもの)
複合の語
通則6   (単独の語の送り仮名の付け方による語に関するもの)
通則7   (慣用に従って送り仮名を付けない語に関するもの)
付表の語
1   (送り仮名を付ける語に関するもの)
2   (送り仮名を付けない語に関するもの)

二   通則とは,単独の語及び複合の語の別,活用のある語及び活用のない語の別等に応じて考えた送り仮名の付け方に関する基本的な法則をいい,必要に応じ,例外的な事項又は許容的な事項を加えてある。
したがって,各通則には,本則のほか,必要に応じて例外及び許容を設けた。ただし,通則7は,通則6の例外に当たるものであるが,該当する語が多数に上るので,別の通則として立てたものである。

三   この「送り仮名の付け方」で用いた用語の意義は,次のとおりである。

単独の語… 漢字の音又は訓を単独に用いて,漢字一字で書き表す語をいう。

複合の語… 漢字の訓と訓,音と訓などを複合させ,漢字二字以上を用いて書き表す語をいう。

付表の語… 「常用漢字表」の付表に掲げてある語のうち,送り仮名の付け方が問題となる語をいう。

活用のある語… 動詞・形容詞・形容動詞をいう。

活用のない語… 名詞・副詞・連体詞・接続詞をいう。

本則… 送り仮名の付け方の基本的な法則と考えられるものをいう。

例外… 本則には合わないが,慣用として行われていると認められるものであって,本則によらず,これによるものをいう。

許容… 本則による形とともに,慣用として行われていると認められるものであって,本則以外に,これによってよいものをいう。

四   単独の語及び複合の語を通じて,字音を含む語は,その字音の部分には送り仮名を要しないのであるから,必要のない限り触れていない。

五   各通則において,送り仮名の付け方が許容によることのできる語については,本則又は許容のいずれに従ってもよいが,個々の語に適用するに当たって,許容に従ってよいかどうか判断し難い場合には,本則によるものとする。

出典:文化庁ホームページ  https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/mikata.html

通則1

本則

活用のある語(通則2を適用する語を除く。)は,活用語尾を送る。

〔例〕 憤 承 書 実 催
きる 陥れる 考える 助ける
 潔 賢 濃

例外

(1) 語幹が「し」で終わる形容詞は,「し」から送る。
〔例〕 著しい 惜しい 悔しい 恋しい 珍しい
(2) 活用語尾の前に「か」,「やか」,「らか」を含む形容動詞は,その音節から送る。
〔例〕 暖だ 細だ 静
やかだ 健やかだ 和やか
らかだ 平らかだ 滑らかだ 柔らか
(3) 次の語は,次に示すように送る。
む 味う 哀む 慈む 教る 脅す(おどかす)
す(おびやかす) 関る 食う 異る 逆う 捕る 群
ぐ 揺
い 危い 危い 大い 少い 小い 冷い 平
だ 同だ 盛だ 平だ 懇だ 惨
だ 幸だ 幸だ 巧

許容

次の語は,(  )の中に示すように,活用語尾の前の音節から送ることができる。

表す(表す) 著す(著す) 現れる(現れる) 行う(行う) 断る(断る) 賜る(賜る)

(注意)

語幹と活用語尾との区別がつかない動詞は,例えば,「着」,「寝」,「来」などのように送る。

出典:文化庁ホームページ  https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun01.html

通則2

本則

活用語尾以外の部分に他の語を含む語は,含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔 〕の中に示す。)

〔例〕 (1)動詞の活用形又はそれに準ずるものを含むもの。

動かす〔動く〕 照らす〔照る〕
語らう〔語る〕 計らう〔計る〕 向かう〔向く〕
浮かぶ〔浮く〕
生まれる〔生む〕 押さえる〔押す〕 捕らえる〔捕る〕
勇ましい〔勇む〕 輝かしい〔輝く〕 喜ばしい〔喜ぶ〕
晴れやかだ〔晴れる〕
及ぼす〔及ぶ〕 積もる〔積む〕 聞こえる〔聞く〕
頼もしい〔頼む〕
起こる〔起きる〕 落とす〔落ちる〕
暮らす〔暮れる〕 冷やす〔冷える〕
当たる〔当てる〕 終わる〔終える〕 変わる〔変える〕
集まる〔集める〕 定まる〔定める〕 連なる〔連ねる〕
交わる〔交える〕
混ざる・混じる〔混ぜる〕
恐ろしい〔恐れる〕

(2)形容詞・形容動詞の語幹を含むもの。

んずる〔重い〕 やぐ〔若い〕
怪しむ〔怪しい) 悲しむ〔悲しい〕 苦しがる〔苦しい〕
確かめる〔確かだ〕
たい〔重い〕 らしい〔憎い〕 めかしい〔古い〕
細かい〔細かだ〕 柔らかい〔柔らかだ〕
らかだ〔清い) らかだ〔高い〕 寂しげだ〔寂しい〕

(3)名詞を含むもの。

ばむ〔汗〕 んずる〔先〕 めく〔春〕
らしい〔男) 後ろめたい〔後ろ〕

許容

読み間違えるおそれのない場合は,活用語尾以外の部分について,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。

〔例〕

ぶ〔浮ぶ〕 生れる〔生れる〕 押える〔押える〕
える〔捕える〕 晴やかだ〔晴やかだ〕
る〔積る〕 聞える〔聞える〕
る〔起る〕 落す〔落す〕 暮す〔暮す〕 当る〔当る〕
る〔終る〕 変る〔変る〕

(注意)

次の語は,それぞれ〔 〕の中に示す語を含むものとは考えず,通則1によるものとする。

明るい〔明ける〕 荒い〔荒れる〕 悔しい〔悔いる〕 恋しい〔恋う〕

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun02.html

通則3

本則

名詞(通則4を適用する語を除く。)は,送り仮名を付けない。

〔例〕 月 鳥 花 山
男 女
彼 何

例外

(1) 次の語は,最後の音節を送る。

 哀 勢 幾 後 傍 幸 幸 全 互 便 半 情 斜 独 誉 自 災

(2) 数をかぞえる「つ」を含む名詞は,その「つ」を送る。
〔例〕 一 二 三 幾

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun03.html

通則4

本則

活用のある語から転じた名詞及び活用のある語に「さ」,「み」,「げ」などの接尾語が付いて名詞になったものは,もとの語の送り仮名の付け方によって送る。

〔例〕 (1) 活用のある語から転じたもの。

 仰 恐 薫 曇 調 届 願 晴
たり 代わり 向かい
 答 問 祭 群
 愁 憂 香 極 初
 遠

(2) 「さ」,「み」,「げ」などの接尾語が付いたもの。

暑さ 大さ 正さ 確
み 重み 憎

例外

次の語は,送り仮名を付けない。

謡 虞 趣 氷 印   頂 帯 畳
卸 煙 恋 志 次 隣 富 恥 話 光 舞
折 係 掛(かかり) 組 肥 並(なみ) 巻 割
(注意)
ここに掲げた「組」は,「花の組」,「赤の組」などのように使った場合の「くみ」であり,例えば,「活字の組みがゆるむ。」などとして使う場合の「くみ」を意味するものではない。「光」,「折」,「係」なども,同様に動詞の意識が残っているような使い方の場合は,この例外に該当しない。したがって、本則を適用して送り仮名を付ける。

許容

読み間違えるおそれのない場合は,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。

〔例〕

(曇) 届(届) 願(願) 晴(晴)
り(当り) 代り(代り) 向い (向い)
(狩) 答(答) 問(問) 祭(祭) 群(群)
(憩)

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun04.html

通則5

本則

副詞・連体詞・接続詞は,最後の音節を送る。

〔例〕 必 更 少 既 再 全 最
 去
 且 但

例外

(1) 次の語は,次に示すように送る。

くる 大いに 直ちに 並びに 若しくは

(2) 次の語は,送り仮名を付けない。
(3) 次のように,他の語を含む語は,含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔 〕の中に示す。)
〔例〕 併せて〔併せる〕 至って〔至る〕 恐らく〔恐れる〕 従って〔従う〕 絶えず〔絶える〕 例えば〔例える〕 努めて〔努める〕
辛うじて〔辛い〕 少なくとも〔少ない〕
互いに〔互い〕
必ずしも〔必ず〕

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun05.html

通則6

本則

複合の語(通則7を適用する語を除く。)の送り仮名は,その複合の語を書き表す漢字の,それぞれの音訓を用いた単独の語の送り仮名の付け方による。

〔例〕 (1) 活用のある語

 流 申  打わせる 向かいわせる  長引 若返  裏切 旅立
しい  薄暗  草深 心細  待しい  軽々しい 若々しい 女々しい
気軽  望

(2) 活用のない語

石橋 竹馬 山津波  後姿 斜左 花便 独言  卸商 水煙 目印
田植 封切 物知 落書 雨上がり  墓参 日当たり 夜明かし 先駆 巣立 手渡
江 飛火 教子 合わせ鏡  生物 落葉 預かり
寒空 深情

 伸 乗  抜 作 暮らし  売 取 乗 引  歩 申 移わり
長生 早起 苦  大写
 有難み 待
乳飲子 無理強  立居振 呼電話
次々 常々
近々 深々
 行

許容

読み間違えるおそれのない場合は,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。

〔例〕

抜く(書抜く) 申込む(申込む) 打せる(打ち合せる・打合せる) 向い合せる(向い合せる) 聞苦しい(聞苦しい) 待遠しい(待遠しい)
田植(田植) 封切(封切) 落書(落書) 雨上り(雨上り)
日当り(日当り) 夜明し(夜明し)
江(入江) 飛火(飛火) 合せ鏡(合せ鏡) 預り金(預り金)
駆け(抜駆け) 暮し向き(暮し向き) 売(売上げ・売上) 取(取扱い・取扱)
(乗換え・乗換) 引(引換え・引換) 申(申込み・申込) 移り変り(移り変り)
難み(有難み) 待遠しさ(待遠しさ)
居振(立ち居振舞い・立ち居振舞・立居振舞)
電話(呼出し電話・呼出電話)

(注意)

「こけら落とし(こけら落し)」,「さび止め」,「洗いざらし」,「打ちひも」のように前又は後ろの部分を仮名で書く場合は,他の部分については,単独の語の送り仮名の付け方による。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun06.html

通則7

複合の語のうち,次のような名詞は,慣用に従って,送り仮名を付けない。

〔例〕

(1) 特定の領域の語で,慣用が固定していると認められるもの。

ア 地位・身分・役職等の名。
関取 頭取 取締役 事務取扱イ 工芸品の名に用いられた「織」,「染」,「塗」等。
《博多》織 《型絵》染 《春慶》塗 《鎌倉》彫 《備前》焼ウ その他。
書留 気付 切手 消印 小包 振替  切符 踏切
請負 売値 買値 仲買 歩合 両替 割引  組合 手当
倉敷料 作付面積
売上《高》 貸付《金》 借入《金》 繰越《金》 小売《商》 積立《金》
取扱《所》 取扱《注意》 取次《店》 取引《所》 乗換《駅》 乗組《員》 引受《人》 引受《時刻》 引換《券》 《代金》引換 振出《人》 待合《室》 見積《書》 申込《書》

(2) 一般に、慣用が固定していると認められるもの。

奥書 木立 子守 献立 座敷 試合 字引 場合 羽織 葉巻 番組 番付 日付 水引 物置 物語 役割 屋敷 夕立 割合
合図 合間 植木 置物 織物 貸家 敷石 敷地 敷物 立場 建物 並木 巻紙
受付 受取
浮世絵 絵巻物 仕立屋

(注意)

(1) 「《博多》織」,「売上《高》」などのようにして掲げたものは,《 》の中を他の漢字で置き換えた場合にも,この通則を適用する。

(2) 通則7を適用する語は,例として挙げたものだけで尽くしてはいない。したがって,慣用が固定していると認められる限り,類推して同類の語にも及ぼすものである。通則7を適用してよいかどうか判断し難い場合には,通則6を適用する。

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/honbun07.html

付表の語

「常用漢字表」の「付表」に掲げてある語のうち,送り仮名の付け方が問題となる次の語は次のようにする。

1 次の語は,次に示すように送る。

つく お巡さん 差える 立退 手伝 最寄

なお,次の語は,(  )の中に示すように、送り仮名を省くことが出来る。

支える(差支える) 立退く(立退く)

2 次の語は送り仮名を付けない。
息吹 桟敷 時雨 築山 名残 雪崩 吹雪 迷子 行方

出典:文化庁ホームページ https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/okurikana/huhyo.html

 

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