既存の障子を、1枚100円程度で簡単に断熱障子にしてしまう方法をご紹介します。
和室の障子って、特に子供が小さい頃はすぐに破れてしまい、張り替えるの大変ですよね。
「破れにくい障子」というものに張り替えたりもしましたが、破れます。
障子の「破れる」という欠点をなくし、加えて断熱効果も強化できればと考え、
3年前に自作で断熱障子にしたのですが、耐久性もあり、夏も冬も快適に過ごせてとても良いです。
安さの秘訣は、安い引越用の「養生プラダン」を流用するところです。
使用する商品は、アイリスオーヤマのPD-1892SY
ホームセンターで1枚178円で購入しました。
腰窓の障子でしたら、これで2枚分作れます。
≪作り方≫
▮先ず、今の障子を剥がします。
障子の糊がついている部分を刷毛などで水を付けて湿らせ、少し時間をおくと糊がふやけてきてスッと剥がれます。
ビリビリ破いて剥がすより、全体をするっと剥がしたほうが楽でキレイに剥がれます。
新たに貼るプラダンは、障子紙が貼ってあった面ではなく、反対側の面にはりますので、
糊が残らないようキレイに剥がします。
糊が残ってしまう場合は、お風呂場などで水をかけて、たわしでゴシゴシ洗うとキレイになります。
▮次に障子紙の代わりとなる「プラダン」を障子の枠に合わせてカットするのですが、
プラダンは、障子紙が貼ってあった面(外側)ではなく、反対側(内側)の面にはります。
プラダンは2.5mmの厚さがあり、外側に貼ると開け閉めした時に干渉してしまうからです。
こちらは外側です。障子紙は剥がしてあり、向こう側(内側)にプラダンが貼ってあります。(これは完成後の写真です。)
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こちらは内側です。(これも完成後の写真です。)
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左右と下は枠に隙間なくピッタリとはまるサイズにします。
上は、レールに干渉しない位置でカットします。
▮続いて、格子と上の枠部分に両面テープを貼ります。格子からはみ出ないよう、格子よりも幅の狭い両面テープが良いです。
▮そして、ピッタリサイズにカットしたプラダンをはめ込んで貼り付けます。
一度貼ってしまうとキレイに剥がれませんので、位置がずれないよう慎重に合わせます。
最初に下端を正確にピッタリと合わせて下からゆっくり貼っていくと良いです。
▮プラダンは、紙とは異なり、両面テープだけでは吸着が弱くて浮いてきますので、
所々、小さな木ネジでとめて補強します。
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全体が浮かないように固定出来たら、完成です!
これは、腰窓の障子です。
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こちらは掃き出し窓の障子です。同様に断熱障子にしました。

掃き出し窓の方は、窓の下半分に同じプラダンを貼りました。
冬は窓からの冷気を防いでくれ、目隠しにもなります。
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以上、格安断熱障子の作り方のご紹介でした。
今後も、お金をかけずに生活を快適にするアイデアを提供していきます。
宜しくお願いします。
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