『幸せになる方法』の本/幸せにはお金も必要?嫌われてもよい?

99.9%は幸せの素人』という本をご紹介します。

幸せになるためにお金は必要じゃない。人に嫌われても自分らしく生きた方が幸せだと思っていました。しかし、この本で考えが改まりました。幸せになる方法は人によって違うので、幸せのハウツー本は参考にならないと思っていましたが、この本は参考になりました。

この本で得られた知識と、感想をご紹介します。

効率的かつ継続的に幸福を得る方法

自分にとって何が幸せか明確にすること

自分の人生においてどんな願望がありますか?例えば「お金持ちになりたい」とか「幸せな家庭を築きたい」とか「有名になりたい」とかですね。

さて、それを実現したら本当に幸せになれるでしょうか?何が幸せかは人によって違います。自分にとっての本当の幸せは何か、明確になっていますか。

先ずは、自分にとって本当の幸せとは何か?を明確にすることが必要です。

「非地位財」と「地位財」を使いこなす

行動を起こすための目標として「地位財」、やる気を持続させる目標として「非地位財」を設定し、使いこなすと良いです。

「地位財」

他人と比べて優れていることに喜びを感じられるもの
例えば「年収1000万円ある」や「ベンツに乗っている」等です。この「地位財」短期的に終わる傾向にあります。

「非地位財」

他人と比べなくても幸福感を感じられるもの
例えば「好きな趣味を楽しんでいる」や「友人に恵まれている」等です。この「非地位財」は長続きする傾向にあります。

幸せな人生には「温かな人間関係」が必要

ハーバードメン研究の研究結果では、研究対象のトップ10%の「幸せな人生を歩んだ人たち」は人生で「温かな人間関係」を築いていたそうです。
幸せになるためには「温かな人間関係」が大きな要素になるのが事実です。

「温かな人間関係」を築くには「人を愛する能力」が必要です。人は幸せホルモンといわれているオキシトシンの分泌を増やすことで人を愛する能力を伸ばせるそうです。

「オキシトシン」の分泌を促す3つの方法

スキンシップ

人と直接触れあうことでオキシトシンが分泌されることがわかっています。

心温まる映画を観る

人は視覚から入った情報を自分の体験のように認識します。なので、心温まる映画の登場人物が感じる温かい気持ちを観ることで、オキシトシンが分泌されます。

週一・五善

人に親切にするとオキシトシンが分泌されます。毎日ではなく、一週間に一日だけ「親切デー」を作って集中的に親切を行った方が記憶にも残り、オキシトシンの分泌も高まります。

お金で幸せを買う方法

ダニエル・カーネマン名誉教授は「人は収入が増えれば増えるほど幸福度は比例する」と述べています。しかしそれは年収800万円までだそうです。800万円以上収入が増えても幸福度はあまり変わらないそうです。年収が2倍になっても、幸福度は9%しか上昇しないというデータもあるそうです。
逆に年収800万円に満たない場合は、先ずは、幸せになるために年収800万円を目指しましょう。

「物」ではなく「経験」や「体験」にお金を使うこと

経験や体験を得られることにお金を使えば自然と自分の人生は幸せな思い出に溢れ、幸せな出来事にも溢れます。経験や体験にお金を使った満足感は時が経つにつれて増加していく傾向があります。一方、物にお金を使った幸福感は時が経つにつれて減少していく傾向があります。

人との関りや友人が増えたり世の中との繋がりが実感できる経験

この先何年も楽しい気持ちで繰り返し語ることの出来る思い出となる経験

自分自身で思っている理想とする自分のイメージあるいは自分がなりたいと思っている自分像に繋がる経験

他の事とは簡単に比較が出来ないめったにないチャンスを得られる経験

自分のためではなく人のためにお金を使うこと

例えば、寄付をすることで収入が2倍になったのと同じくらいの幸せを感じることが判明しているそうです。

感想

自分自身を振り返ってみると、将来の願望をかなえることが幸せだと思い、「地位財」のみを目標に生きてきました。しかしその目標を達成してしまうと、目標が無くなってしまい、幸せを感じられなくなっていました。また、人間関係が苦手で、年とともに人付き合いから逃げるようになっていましたが、それでは幸せがやってこないということにも気付かされました。もう遅いかもしれませんが、残りの人生、新たな幸せをつかみたいと思っています。

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