会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書
「会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書」を読んで学んだ知識や考え方をご紹介します。
お話好きで、どんどん話題が出てくる方もいらっしゃいますが、話すネタが思いつかなくて、間が悪くなってしまったり、相手の話を聞いていて、自分はなかなか気の利いた応対が出来ず悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
持って生まれた性格やセンスもありますが、会話のスキルは学ぶことで身に着ける事が出来ます。
この本には、こういうシーンでは、例えばこのような話題を持ち掛ける、といったような具体例が書かれていて、わかりやすく会話スキルを学ぶ事が出来ます。
この本で学び取ったことの重要ポイントをお伝えします。
会話力は学べば身に着けられる
人と会話することが好きな人・得意な人もいれば、苦手な人もいるでしょう。センスのある人は意識しなくても人と楽しく会話出来ているのかもしれませんが、はじめから会話スキルを持っていたわけではなく、経験の積み重ねで養われたはずです。
ですので今、会話が苦手な人でも「話し方・聞き方」を学び、経験を重ねることで、会話力を身に着ける事が出来ます。
初対面の相手との話題
相手が初対面の場合は、話題に困ることはありませんね。相手の事をほとんど知らないわけですから、質問ネタは山ほどありますし、自己紹介ネタでもいいです。
例えば「お住まいはどちらですか?」「ご出身はどちらですか?」「お仕事は何をされてるのですか?」等、ありきたりの質問をすれば、答えが返ってきますから、共通点や興味のある部分があれば、更に踏み込んで話を進めていけばよいですし、その話題が盛り上がらなければ次の質問に移ればいいです。
相手があまり話さないタイプでしたら、自分を自己紹介しながら、反応を見て、共通点や相手が何に興味があるか探ってみるのもいいでしょう。
話に結論は無い
会話はプレゼンではありません。プレゼンでしたら、何かを伝えるとか理解してもらうなどの目的があり、目的を達成したら完了です。しかし会話には完了がありません。もし終わってしまったら、次に会う必要もなくなり、お付き合いもなくなってしまいます。
会話はエンドレスです。お互いが相手に質問をして、それに答え、それに対してさらに質問をする。その繰り返しです。そして話題は広く深く発展していきます。
話がどんな展開になっていくのか予想も出来ないところが面白いのです。
質問の選び方
最も大切なのは、相手が答えやすい内容であることです。例えば、一般的な自己紹介項目で「出身地」「職業」「趣味」「特技」「将来の夢」などがありますが、この中では「出身地」が一番無難でしょう。「趣味」はヒットすれば盛り上がりますが、意外に無趣味な人が多く、「特にないんですよね~」という答えの場合に盛り下がってしまいます。ある程度どんな感じの人かわかってきたら、興味のありそうな質問に入っていきましょう。
オウム返しの活用
相手の話を聞いている間、話の節々に何かしらの反応をしないと、話しが盛り上がりません。しかし、何を言えばいいのかわからない時があります。そんな時に使うのが「オウム返し」です。
例えば、「そしたら、そこのラーメン屋さん、ものすごく美味しかったんですよ!」というお話でしたら、「そうですか!そこのラーメン屋さん、ものすごく美味しかったんですか!」という具合です。
相槌の駆使
自分が話をしていて、相手の反応が弱いと、この話に興味がないのかな?とか、ちゃんと話聞いてくれているのかな?と思い、話す気が無くなってしまいますね。そこで効果的なのが「少し大げさな相槌」です。
「うん」とか「そう」とかだけではなく、「えーっ!!!」とか「凄い!本当ですか!?」という具合です。
聞き手は、話の応援団長に撤するのです。
「相談」を話題のきっかけにする
初対面でなく、ある程度知った仲であれば、「自分が困っていることを相談する」のは相手との距離も縮まり、親近感が生まれます。
出来れば、相手の得そうな分野が望ましいです。例えば相手が社交的なタイプでしたら、「〇〇さんって、お話も面白いし、人付き合いも上手ですよね。私は口下手で、人付き合いが下手なんです。どうしたら〇〇さんのように、お話上手になれるんでしょうか?」という感じです。
この本のご紹介
この内容に興味がありましたら是非読んでみてください。おすすめの1冊です。
【「やってみた」体験談も多数掲載!元・コミュ障の著者による、本当に使える&一番やさしいコミュニケーションの教科書!】
「30秒の会話もつらい」「うまく話せなくて気まずい」「人と話すのが怖い」
そんな、しんどい気持ちをお持ちの方に読んでいただきたい、一番やさしい会話術の本ができました。【元・コミュ障×コミュニケーション専門家×現・コミュ障メンバーによる、今までにない本】
著者のニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さんは、元・コミュ障。入社したばかりの頃は、うまくコミュニケーションを取ることができず、ゲストからも「絡みにくいアナウンサー」といわれてしまうなど、失敗の連続でした。そんな著者が試行錯誤しながら20年かけて編み出した会話術を、コミュニケーションに関する専門家3名が学術的に検証。
アドラー心理学、談話分析、脳科学など、専門的な見地から「話し方・聞き方のコツ」をお伝えします。そして本書の制作のために集まってくれた、コミュニケーションに悩んでいる約30名のメンバーと著者、専門家が1つのチームとなり、「どんなことに悩んでいるか」「どうすれば解決ができるか」を話し合い、実践しながら作り上げたのが本書です。
【誰でもすぐに使える超・初心者向けの「会話の武器」が満載】
本書には、制作メンバーから挙げられた「リアルなコミュニケーションの悩み」を解決するための「会話の武器」が24個掲載されています。
「初対面の人とうまく話せない」「1対1で話すのが怖い」「仕事なら話せるけど、雑談ができない」「美容院での会話が苦手」など、具体的な悩みにすぐに使える「武器」ばかりです。【リアルな実践例「やってみた」も多数収録】
本書の後半には、「武器」を実際の会話で「使ってみた」実践例も掲載。「これまでは話しかけないでオーラを出してしまっていた美容院で、美容師さんと楽しく会話をすることができた」
「雑談が苦手で職場の同僚との会話も途切れがちだったが、話の輪に加われるようになり職場の居心地もよくなった」
本書の「武器」を使ってみたことで、前よりも会話が楽しくなった、少し楽に話せるようになったなど、勇気を持って一歩踏み出せたという声をたくさんいただきました。
話し方・聞き方のコツを身に着けることで、より前向きに、楽しく誰かと接することができるようになれば、周りの世界や人生の可能性も大きく広がっていくはずです。
引用元:amazon商品説明
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