目次
本物の気づかい
「本物の気づかい」を読んで学んだ知識や考え方をご紹介します。
仕事でもプライベートでも、人付き合いの中で「気をつかう」ということは誰でもしていると思います。私も、人に気をつかっているつもりですが、自分の気づかいよりも、人に気をつかわれている事の方が多い気がします。要するに自分はまだ「気づかい」が足りないのです。
そこでこの本を読んでみようと思い、読みました。
難しいのは、相手は自分と違う人間ですので、本当に相手のことを理解することは出来ないですが、相手の立場になって考える必要があるということ。そして違う価値観を持った相手を受け入れるということ。
本物の気づかいというのは、自分を成長させ、人からも信頼されます。
この本で学び取ったことの重要ポイントをお伝えします。
気づかいのポイント
気づかいとは「相手に対する思いやりを言葉や行動に表すこと」です。
気づかいは、先ず相手に対して思いやりの気持ちを持っていることが前提となります。
それで、気づかいが出来るようになるにはどうすればよいのでしょうか。ポイントは3つあります。
1.自分がされて嬉しいことをしてあげる
自分がされて嬉しいと思う事は、殆どの場合、相手も同じです。感謝の気持ちを言葉で言われれば嬉しいですし、褒められれば嬉しです。
2.相手の立場になって考える
自分がしてほしいことと、相手がしてもらいたいことが必ずしも同じとは限りません。相手の性格や、置かれた立場を良く考え、相手にとって嬉しいことは何かを考えましょう。
3.お手本から学ぶ
生活の中で、人が喜んでいるシーンを見かけますね。誰かが自分が思いつかないようなことをしていて「気がきくなあ」と感心することもあります。意識していると日常に沢山のお手本を見る事が出来ます。
気づかいの大切さは昔も今も変わらない
昔と比べると、コミュニケーションも合理的になり、気づかいのスタイルが変化しているかもしれません。しかし人が感情を持っている限り、気づかいの大切さは変わりません。むしろコミュニケーションツールの進化により、気づかいの頻度が増えています。例えば相談メールに少しでも早く的確な返信をしてあげるなど、現代の気づかいも忙しくなっていますね。
感謝の気持ちを言葉に表すこと
感謝の気持ちを伝える「ありがとう。」「ありがとうございます。」という簡単で便利な言葉があります。この言葉を使うだけで、感謝の気持ちを相手に伝える事が出来ます。
小さなことで「ありがとう。」は大げさかなとか、なんか照れくさいな、と思ってしまうこともあるかもしれませんが、自分が言われたとしたら、きっと嬉しいはずです。
ビジネスにおける気づかい
報告・連絡・相談
ビジネスにおいて、特に「報告」「連絡」は重要ポイントです。
上司から指示された仕事、関連部署から受けた依頼、顧客から受けた注文等、依頼した側は、その件がどうなっているか気にしています。期日が近づいても進捗が見えないと不安になります。そこで、なにか問題が発生した時の速やかな連絡や、適度なタイミングでの途中経過連絡、そして完了した時の報告が相手への何よりの気づかいです。途中経過連絡は、それを聞いてさらに詳しく指示が出されたり、指示内容が変更されたり、相手にとってより望むことに近い対応が可能になります。
社内での気づかい
顧客への気づかいは、意識しなくてもしているでしょう。上司への気づかいも出来ている方が多いでしょう。しかし同僚や関連部署への気づかいはどうでしょうか。仕事をしていると、関連部署や同僚が自分を気づかってくれると、とても嬉しくて、今度この人が困っていたら助けてあげようという気持ちになります。
自分が人を気づかって行動していれば、いつか自分も助けられます。
違う価値観も受け止める
人は一人ひとり価値観が違います。意見の食い違いで衝突することもあるでしょう。意見の食い違いが起きることは普通のことです。話し合うことで歩み寄ったり、理解しあう必要がある時もありますが、お互いに価値観や意見が変わるということはありません。そんな時は、違う意見に対して自分の意見を述べるのではなく、一旦は相手の意見を受け止めてみましょう。相手の意見に反論せず受け止めることが相手に対する気づかいになります。
自分とは異なる価値観や意見を受け入れることは自分の成長にもつながります。
気づかいの本質
人は、「自分を気づかってくれた」と感じることで、嬉しい気持ちになります。感謝やねぎらいの言葉や、助けてもらった行動よりも、自分を大切に思ってくれている、自分を優先に考えてくれたという事実が嬉しいのです。
気づかいの本質は「気持ち」であり、気持ちがあれば自然と気づかいが出来るのかもしれません。
この本のご紹介
この内容に興味がありましたら是非読んでみてください。おすすめの1冊です。
ビジネスでの接待や過剰な関わりが少なくなっている現代においては、
気づかいの判断基準が難しく、「余計なことになるなら、しないほうがいいかも」
と思ってしまうシーンが少なくありません。しかし、いくら世の中やビジネスで簡素化・簡略化が進んでも、人は何かをしてもらったり、
してもらったことにお返しがあったりすれば、よろこびを感じます。これは、人の心理なので、変わることはありません。そのため、小さなことでいいので、
「気づかい」を心掛けてみてください。たとえば、
・贈り物をするプレゼントは、実際に手に取り、どんなものか確認してから送る
・仕事がつまっている同僚に、缶コーヒーの差し入れする
・上司が確認する資料に、付せんでひと言添える
・誰よりも早く誕生日のメッセージを送る
・些細なことでも「ありがとう」を欠かさず伝えるなど、ちょっとしたことで十分です。誰にでもできる簡単なことですが、これが人生を変えます。こうした気づかいをほとんどの人がしていないため、
気づかいをするだけで、自分にしかできない価値も生み出せます。「わたしは気が利かないから……」と悩まれる人がいますが、気づかいは、「習慣」にすることで誰でも身につけられます。まずは、「相手によろこんでもらいたい」という気持ちを
「行動」で表現するならどんなことができるか考えてみてください。気づかいのできる人は間違いなく人に好かれます。
そして、どんな仕事も相手によろこんでもらえたら成功します。本書では、能力や才能にかかわらず、
誰でも実践できる気づかいを紹介しています。「気づかい」だけで人生が変わることを、
ぜひ、実感してみてください。
引用元:amazon商品説明
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