相手に話が上手く伝わらない、相手との関係がうまくいっていない時は、相手と違う表象でコミュニケーションをしている可能性があります。そこで、相手の優位な表象を意識して話をすることで、話が伝わりやすくなります。
ここでは、「表象システム」とは何か、優先的表象システムを活用してより良いコミュニケーションをとる方法をお伝えします。
目次
表象システムとは
人は、自分の周りや世界を五感「視覚」「聴覚」「身体感覚」「臭覚」「味覚」を通して知覚しています。そして知覚した情報を脳内で信号に変え、整理し、記憶に蓄積し、意味を与えます。それを表象システムといいます。
人には、それぞれ自分が優先している表象がありますので、相手の話を聞いてどの表象を優先しているかを確認し、それに合わせて表現しながら話をすることで、話が伝わりやすくなります。
「視覚」が優先な人の特徴
納得の仕方
見る
視線の向き
上
話すテンポ
早口
呼吸
浅い
表現例
湯煙のたちこめた温泉宿
その他
身振り手振りが大きい
効果的な伝え方
綺麗で明確な資料を見せる
「聴覚」が優先な人の特徴
納得の仕方
話を聞く
視線の向き
左右
話すテンポ
普通
呼吸
普通
表現例
日本でも有数な温泉宿
その他
話を聞くとき耳を傾ける
効果的な伝え方
良い声で評判などを聞かせる
「身体感覚」が優先な人の特徴
納得の仕方
やってみる
視線の向き
右下(右利きの人の場合)
話すテンポ
ゆったり
呼吸
深い
表現例
身体の芯まで温まる温泉宿
その他
噛みしめるように話す
効果的な伝え方
実感できる体感をしてもらう
コメントを残す