今よりもっと広角なレンズが欲しいのですが、高いので安いワイコン(ワイドコンバージョンレンズ)だと、どのくらいの画質なのか試そうと購入してみました。価格はピンからキリまでありますが、今回は格安の1,600円ワイコンを選びました。画像サンプルで、その実力をご紹介します。
今回ご紹介するワイコン
広角/マクロコンバージョンレンズ 超高解像度 デジタルレンズ 46mm 0.45x
梱包
ビニールのポーチが付いています。
ワイコン本体
前後にキャップが付いています。
キャップを外すと
マクロレンズとしても使えます
分離すると、マクロレンズとしても使えます。
サンプルに使用した機材
カメラ本体LUMIX-G8に、レンズ「LUMIX G 20/1.7 ASPH.」と「M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8」を使用しました。
ワイコン取付
「M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8」の方は、フィルター径が異なるのでステップアップリングを使用しています。リングは、組み合わせで径をステップアップするのではなく、1枚タイプを使っています。
価格は268円(送料込み)でした。品質に問題はありません。
室内撮影
約80㎝の至近距離で撮影しました。
画像サンプル1
LUMIX G 20/1.7 ASPH.ワイコン無
LUMIX G 20/1.7 ASPH.+ワイコン
ケラレはありません。中央付近の画質は問題ないと思いますが、周辺部分が流れます。歪曲も発生しています。
画像サンプル2
M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8 ワイコン無
M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8 +ワイコン
ケラレはありません。中央付近の画質は問題ないと思いますが、周辺部分がかなり流れます。歪曲も目立ちます。
M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8 +ワイコン+歪曲補正
編集ソフトで歪曲補正しました。
屋外撮影
画像サンプル1
ワイコン無
ワイコン取付
周辺の流れと歪曲が発生します。
画像サンプル2
ワイコン無
ワイコン取付
周辺の流れと歪曲は発生していると思いますが、このシーンでは違和感が無いように感じます。
ワイコン取付+歪曲補正
歪曲を補正しました。
マクロ撮影
使用した機材
カメラ本体LUMIX-G8+レンズ「LUMIX G 20/1.7 ASPH.」
サンプル画像
マクロレンズ無
マクロレンズを付けていないと最短距離はこれが限界です。
マクロレンズ取付
マクロレンズを付けると、ここまで寄れます。
動画撮影(2019年7月16日追加更新)
使用した機材
カメラ本体LUMIX-G8+レンズ「LUMIX G 20/1.7 ASPH.」+ワイコン
サンプル動画1
歪曲は編集で修正しました。周辺の流れも端の方のみで手前人物の顔の位置は問題ありません。手前の方にフォーカスを合わせていますので、奥側は流れではなくボケです。ワイコンにより、ステージ最前列から全体を撮影出来ました。実用品質として問題ないレベルと思います。
音声は、PCMレコーダーで録音しています。
サンプル動画2
こちらは歪曲修正などしていません。ここまで逆光の激しいライティングの場合はどのレンズでも厳しいと思いますが、ワイコンにより逆光の影響が大きくなっているかもしれません。
「サンプル動画1」と比較して画質が良くないのは、動きが激しい事が要因となっています。
使用したPCMレコーダー
感想
広角化の効果は十分にありますが、周辺の流れと歪曲は静止画像では無視できないレベルで発生します。しかし、1,600円という価格で、しっかりと広角してくれる費用対効果はとても大きいと思います。動画では静止画像と比較して周辺の流れと歪曲が気になりません。歪曲はソフト補正して、周辺流れが気にならないような撮り方で上手く使っていきたいと思います。購入して良かったです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。この情報がお役に立てれば幸いです。
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