身体(胸・腹)の赤い斑点「癜風(でんぷう)」が市販薬で治りました

「癜風(でんぷう)」が市販薬で治りました

症状

10年以上前から胸の下に赤い斑点が出来始め、冬になると消えて夏になると再発しながら、年々範囲が広くなってきました。
痛くもかゆくもないので、そのままにしておいたのですが、だんだんと範囲が広くなっていくので少し心配になり調べたところ、「癜風(でんぷう)」という真菌症(カビ)のようです。

Tinea versicolor1
癜風(でんぷう)とは、表皮(皮膚の最も外側の層)に発生する真菌感染症で、鱗屑(りんせつ)を伴う変色した斑が出現します。

・この感染症は真菌の一種によって引き起こされます。

・一般的には、皮膚に鱗屑を伴う皮疹が現れます。

・診断は病変の外観と皮膚の擦過物の検査結果に基づいて下されます。

・この感染症はしばしば再発します。

・治療には抗真菌薬の皮膚用製剤とシャンプーのほか、ときに内服薬も使用されます。

この感染症は癜風菌 Malassezia furfurを原因菌とし、かなり一般的な病気で、特に若い成人に多くみられます。癜風菌 Malassezia furfurは、酵母と糸状菌の両方として存在することができる真菌の一種です。酵母と糸状菌は、顕微鏡検査でこの真菌がどのように見えるかを説明するために使用される用語です。

癜風菌 Malassezia furfurは通常は無害で、正常時も皮膚に生息していますが、一部の人では癜風を引き起こします。感染者の多くは健康です。遺伝的にこの真菌が増殖しやすい体質の人もいます。

その他の危険因子としては、高温多湿の環境のほか、コルチコステロイドの使用や妊娠、低栄養、糖尿病、その他の病気による免疫系の機能低下などがあります。

癜風は軽度の感染症で、ほかの人に伝染しないと考えられています。

症状

癜風は通常、症状を引き起こしません。しかし、体幹、頸部、腹部、ときには顔面に、淡い黄褐色、褐色、サーモン色、または白色の鱗屑を伴う斑が多数現れます。それらの斑が融合して大きくなることもあります。この斑は日焼けすることがないため、夏に周囲の皮膚が日焼けすると、その部分が目立つ場合があります。元から皮膚の色が濃い人では、色の薄い斑に気づくことがあります。元から皮膚の色の薄いでは、比較的色の濃い皮疹や薄い皮疹が生じることがあります。

引用元:MDSマニュアル

治療

治療には抗真菌薬が使用されるとのことですので、皮膚科へ行く前に市販の「抗真菌薬」を試してみたところ、1か月で症状が治まりましたので、ご紹介したいと思います。

ドラッグストアーへ薬を探しに行くと、抗真菌剤は「みずむし・たむし」用しかありませんでしたが、抗真菌であれば効果はあると判断し、「ピロエース」を選びました。軟膏タイプもありましたが、浸透性の良い液タイプを購入しました。価格は900円位でした。

Tinea versicolor3

商品紹介

1.すぐれた抗白癬菌作用があります。
抗生物質ピロールニトリンと抗真菌剤クロトリマゾールの協力作用により、効率的に
白癬菌を消失させ、炎症等の症状を改善します。
2.かゆみ止め成分を配合しています。
クロタミトンが、かゆみに効果を発揮します。また、l-メントールを配合して
いますので、スーッとしたさわやかな清涼感がのこります。

引用元:amazon商品説明

これを、1日2回、入浴後と朝に塗布したところ、1か月で症状が消えました。念のため、塗布を継続し、3か月後の状態がこちらです。

Tinea versicolor2

市販薬による治療のメリット

病院で診察を受けて、症状にあった治療を受けるほうが間違いはないと思いますが、ある程度の判断が出来れば、市販薬を試した方が時間と費用を抑えられます。今回、使用した薬は「みずむし・たむし」用でしたが、抗真菌剤なので効果はあるはずと判断したのは正解でした。

この情報がお役に立てば幸いです。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です