抗うつ薬・抗不安薬・抗精神病薬の種類と特徴
目次
三環系うつ薬
アミトリプチン
不安やイライラが主なうつ病に用いられることが多く、中~重度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が出やすい初期の抗うつ薬です。
イミプラミン
中~重度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が出やすい初期の抗うつ薬です。世界で初めて製薬された抗うつ薬です。
クロミプラミン
中~重度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が出やすい抗うつ薬です。点滴が可能です。
トリミプラミン
不安やイライラが主なうつ病に用いられることが多く、中~重度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が出やすい初期の抗うつ薬です。鎮静作用が強いです。
ノルトルプチン
意欲低下が主症状のうつ病に使用さます。軽~重度の幅広いうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が出やすい抗うつ薬です。
ドスレピン
不安やイライラが主なうつ病に用いられることが多く、軽~中度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が出やすい抗うつ薬です。鎮静作用が強いです。
ロフェプラミン
抗うつ作用は弱いですが、抗コリン作用による副作用が少ない抗うつ薬です。
アモキサピン
抗うつ作用は弱いですが、抗コリン作用による副作用が少ない抗うつ薬です。効果が現れるのが早いです。
四環系抗うつ薬
ミアンセリン
軽~中度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が少ない抗うつ薬です。
マプロチリン
軽~中度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が少ない抗うつ薬です。
セチプチリン
軽~中度のうつ病に使用されます。抗コリン作用による副作用が少ない抗うつ薬です。
その他の抗うつ薬
トラゾドン
いらだち、不安、睡眠障害の強いうつ病に使用されます。
SSRI 選択的セトロニン再取り込み阻害剤
パロキセチン
抗うつ作用は弱いですが、軽~中度のうつ病に使用されます。パニック症にも使用されます。
フルボキサミン
抗うつ作用は弱いですが、軽~中度のうつ病に使用されます。強迫症にも使用されます。
SNRI 選択的セトロニン及びルノアドレナリン再取り込み阻害剤
ミルナシプラン
抗うつ作用は弱いですが、軽~中度のうつ病に使用されます。
抗不安薬
エチゾラム
うつ病・心身症・神経症にみられる不安や不眠などの症状に効果を示します。
ロラゼパム
うつ病・心身症・神経症にみられる不安や不眠などの症状に効果を示します。
プロマゼパム
うつ病・心身症・神経症にみられる不安や不眠などの症状に効果を示します。
クロキサゾラム
不安・緊張・強迫などを伴う心身症や神経症などに効果を示します。
ロフラゼプ酸エチル
不安・緊張・強迫などを伴う心身症や神経症などに効果を示します。
フルトプラゼパム
抑うつ・不眠・易疲労感などを伴う心身症や神経症などに効果を示します。
クロザレプ酸二カリウム
緊張やイライラなどを伴う心身症や神経症などに効果を示します。
メキサゾラム
抑うつ・不安・緊張などを伴う心身症や神経症などに効果を示します。
プラゼパム
抑うつ・不安・緊張などを伴う心身症・神経症・うつ病などに効果を示します。
ジアゼパム
抑うつ・不安・緊張などを伴う心身症・神経症・うつ病などに効果を示します。
クロルジアゼポキシド
抑うつ・不安・緊張などを伴う心身症・神経症・うつ病などに効果を示します。
フルジアゼパム
神経症の不安や心身症の不眠・緊張・抑うつに効果を示します。
フルタゾラム
慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などを伴う心身症の不安や抑うつに効果を示します。
トフィソパム
更年期障害や自律神経失調症の発汗・心悸亢進などの症状に効果を示します。
オキサゾラム
抑うつ・不安・緊張などを伴う心症や神経症などに効果を示しますが、抗不安作用は弱いです。
クロチアゼパム
抑うつ・不安・緊張などを伴う心症や神経症などに効果を示しますが、抗不安作用は弱いです。
メダゼパム
抑うつ・不安・緊張などを伴う心症や神経症などに効果を示しますが、抗不安作用は弱いです。
抗精神病薬 フェノチアジン系
クロルプロマジン
神経症の不安・緊張・抑うつや統合失調症に使用されます。双極性障害にも効果を示します。
レボメプロマジン
躁病・うつ病の不安や緊張及び統合失調症に使用されます。
ペルフェナジン
神経症の不安・緊張・抑うつや統合失調症に使用されます。双極性障害にも効果を示します。メニエール症候群の治療にも効果を示します。
抗精神病薬 ベンザミド系
スルピリド
うつ病やうつ状態に有効で胃や十二指腸潰瘍・統合失調症にも効果を示します。
抗精神病薬 ブチロフェノン系
ハロペリドール
夜間のせん妄・双極性障害・統合失調症に有効な薬剤です。
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