日本語教師の学習/認知言語学
認知言語学 1980年代後半から台頭してきた新しい言語理論(ラネカー、レイコフ、ジョンソン) 言語能力は一般的な認知能力と区別することはできないと主張する。この点において、言語の能力を他の認知能力から独立したものとして捉…
認知言語学 1980年代後半から台頭してきた新しい言語理論(ラネカー、レイコフ、ジョンソン) 言語能力は一般的な認知能力と区別することはできないと主張する。この点において、言語の能力を他の認知能力から独立したものとして捉…
生成文法 1950年代に唱えられた言語理論(生成文法理論・生成言語理論ともいう)N.チェモスキー 日本語、英語、韓国語などの個別の言語的な知識を「個別文法」と呼び、言語の違いに左右されない「普遍文法」と区別する 普遍文法…
構造主義言語学 1929年代後半からアメリカで発展した言語学的枠組み(ブルーム・フィールド) 言語の実態を記述することを目的とした文字を持たないアメリカの原住民の言語を分析して辞書と文法書を作るために、音声を聞き取り、音…
語用論 意味論では、主にコンテクストから切り離された意味を扱い、文が持っている意味論的な意味だけでは説明できないような現象がある。 語用論では、コンテクスト(文脈・状況)との関連を重視し、話し手の伝えようとする意味を扱う…
意味論 意味 伝統的な意味論では、 意味をいくつかの構成要素による構造体と捉え、他の語との関係を考慮しながら記述する方法をとる。 意味成分 語を構成している特徴 成分分析 語を意味成分に分解すること 例 +:特徴を持って…
統語論 統語構造 語の配列に関わる構文的な構造 それらについて研究する言語学の分野を「統語論」「構文論」という。 表面的には線条性を持った配列によって、音声化・文字化される。しかし、そのもの自体は抽象的なものである。 統…
形態論 形態素 意味を担う最小の単位であり、それ以上分けられない抽象的な単位。形態論の概念で{ }で示される。 例:雨雲⇒{アメ}+{クモ} 筆箱⇒{フデ}+{ハコ} 異形態 同じ意味・機能を持つ形態素が特定の環境・条件…
音韻論 音素 ・ある個別言語において同じ役割・機能をもつ(同じ音として認識される)音声の集合。 ・//で表される。発音できない抽象的な単位。 異音 抽象的な音素が具体化したもの。 拍(モーラ) 仮名1文字分に相当する日本…
言語機能の特徴 言語機能の「二面性」 スイスの言語学者ソシュール 能記(シニファイン):表像(形) 所記(シニフィエ):観念(意味) 恣意性(しいせい)byソシュール ・記号の二つの側面である「能記」と「所記」の結びつき…
言語とは 音声を媒体手段として意味を伝えるもの 音声と文字 「音声」は一時的なもので「文字」は二次的なもの 言語の4技能 1.聞く 2.話す 3.読む 4.書く 理解(受容)⇒表現(産出) 聞く⇒話す 言語学の諸分野 音…