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ミルトンモデルとは
ミントモデルは、間接的に他の人にパワフルに影響を与える言語パターンのセットです。ミルトンモデルは、メタモデルと対照的なものとよく言われます。メタモデルは、文章の削除されている部分に対して、明確化や具体化をし、歪曲や一般化されたビリーフやアイデアに対して質問し、疑問を投げかけて必要な変化を促し、方向性を定めるのに対して、ミルトンモデルは、あえて削除・歪曲・一般化しながら、ビリーフや説得力のあるアイデアを提供し、深いレベルからパワフルな変化を促します。
ミルトンモデル一覧
単純削除
主要な名詞などを削除したり、こそあど言葉を使ったりすることで、聞き手が自らの体験に合わせ空白を埋める。
ミルトンモデル例
■私はあなたが知りたがっていることを知っています。
■あなたはある感覚に気づくことができます。
比較削除
何と比べてなのか(あるいは何の中で最上なのか)に言及しないことで、気持ちを拡張させ、可能性に気づかせる。
ミルトンモデル例
■最高級の快適さをお約束します。
■ずっと気分が良くなってくることに気づくでしょう。
指示詞の欠如
語られている主語について具体的に述べなかったり、受動態の表現で、主体を推測させたりする。
ミルトンモデル例
■この商品は、お客様に愛され、使われています。
■良いことが行われていくのです。
不特定動詞
全ての動詞は、不特定である。具体的に何がどのように起こったのかということは伝えない。
ミルトンモデル例
■あなたは、たくさんの新しい体験をするでしょう。
■自分の中のリソースに気づきます。
名詞化
実際に形の見えないものに名詞を使うことで多くの情報を削除し、聞き手に適切な意味を探させる。
ミルトンモデル例
■究極の至福の空間が存在しています。
■学びを実践する度に洞察と気づきが生まれます。
因果関係
ることAで何か別の事Bが起こることを示唆することで、望ましい方向にリードする。
ミルトンモデル例
■これを使うことで、あなたの日々の生活が更にバージョンアップするでしょう。
■息を吐き出すと共に、あらゆる緊張が溶けてなくなります。
複合等価
AとBの2つのことがイコールであるかのように伝える。誘導や、ステイトを引き出す時にもよく使われる。
ミルトンモデル例
■このクラブのメンバーであることは、エグゼクティブの証です。
■呼吸に意識を向けているという事は、リラックスし始めているということですね。
マインド・リーディング
どのようにしてわかったか具体的なことを伝えずに、あたかも相手の心を読んでいるかのように言う。
ミルトンモデル例
■日々のお掃除が、もっと楽になったらいいなと思っていますよね。
■私があなたをどれほど好きかわかってるよね?
ロストパフォーマティブ
価値判断をする人が削除されている。評価的な発言をすることで、真実であるもののように伝わる。
ミルトンモデル例
■新しい体験をするのはいいことですね。
■NLPを学べるのは幸せなことです。
全称限定詞
すべて、いつも、あらゆる、絶対、決してなどの普遍的な一般化を表す言葉を活用し、普遍的なイメージを与える。
ミルトンモデル例
■常に万全のサポート体制お迎えします。
■呼吸をする度にリラックスしていきます。
可能性モダルオペレーター
できる、かもしれない、可能であるなどの可能性を表す。
ミルトンモデル例
■あなたにはできます。
■あなたの中に、変化が起きていることに気づくかもしれません。
必要性モダルオペレーター
べき、しなければならないなど必要性を表す。
ミルトンモデル例
■人は、行きたい道に進むべきなんです。
■時には、もう役に立たないものを手放すことも必要ですよね。
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