こころ検定2級/対策ポイント-3(カウンセリング基礎技法)

こころ検定2級試験勉強の備忘録として対策ポイントをメモしています。「カウンセリング基礎技法」編です。

こころ検定2級/対策ポイント(カウンセリング基礎技法)

●WHOの定義によると、身体的・社会的・精神的に完全に良好でないと健康ではないと述べられている。病気は治って身体的に良好でも精神的に良好でなければ健康とは言えない。身体的・社会的・精神的と3つに分けられているが、これは相互に依存関係にあるのでどこかが欠けても不健康になる。

●心理療法を行う場合に装置や薬剤を使うことなく、不必要なコミュニケーションを成形することもないのでクライアント自身にも負担をかけなくなったのが1つのポイントである。また、ごく自然な形で対話つまり日常的なコミュニケーションによって心理療法が進められるため、精神障害などの治療や緩和だけでなく、あらゆる方面で用いられるようになった。

●カウンセリングを行う場合には、クライアントの感情に巻き込まれることなくクライアントが抱える悩みや不安に対して、共感し理解を示すことである。来談者中心療法の提唱者ロジャースによれば共感的理解はあたかもその人のようにという状態を失わず「来談者の感情に巻き込まれることなく」、来談者の私的世界を自分自身も感じると述べている。共感的理解は、カウンセリング、心理療法における基本的態度の重要な一つである。

●心理アセスメントとは、クライアントについてのパーソナリティー、知能、成育史、家族の状況などの情報を収集し、不適応の原因や問題の背景を理解して、いかにしてクライアントやその家族を援助し、学校教師・職場の上司とのコンサルテーションをしたら良いかを検討することである。もっと厳密に言うと、アセスメントとは、評価・診断・検査・査定・見立てなどの言葉が当てはまる。

●コ・メディカルとは、「co(共同)」と「medical(医療)」を組み合わせた言葉である。以前は医師・歯科医師・看護師・薬剤師が病院内職として位置づけられていたが、医療技術の高度化や医師・歯科医師の専門性向上をカバーできる高度医療従事者の必要性が高まり、コ・メディカルの職種が増加してきた。

●スーパーヴィジョンは監督学習ともよばれるもので、受け持つクライアントのカウンセリングをスーパーバイザーに報告したり、指導を受けることを指す。この時、クライアントの心理や病態の理解、介入の仕方などが問われる。

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