日本語教室(中級)/口頭表現ロールプレイ
対称学習者
中級前半の生活者
課題
A
飲食店などで、注文の間違いなどの問題が生じたとき、ある程度詳しく状況を説明し、苦情を言うことができる。
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Can-doサイト:JF316
B
飲食店などの職場で、注文の間違いなどの問題が生じたとき、客の苦情を聞いて理解し、謝るなど当座の対処をすることができる。
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Can-doサイト:JF302
モデル会話
場面
ファミリーレストランにランチを食べに来た女性が、料理を注文したところ、注文したものと違う料理が出された。
登場人物
A:お客
B:レストランの店員(アルバイト)
会話
A:すみません。
B:はい。どうされましたでしょうか。
A:私、大盛を頼んだんですけど、これ、大盛になっているでしょうか。
B:あっ、普通盛でオーダーされています。
A:えっ、私、注文する時に、大盛と言ったんですけど。
B:そうですか。申し訳ありません。
A:少し食べてしまったんですけど。
B:大丈夫です。すぐに大盛をご用意いたします。
A:あっ、そうですか。すみません。お願いします。
B:申し訳ありません。お待ちください。
教案
前作業
みなさん、これは何でしょうか。
はい。そうですね。パスタですね。パスタは好きですか。
おいしいですよね。
これは、量は多いですか。少ないですか。
そうですね。多くはないですね。
本当は、大盛が良かったんですけどね。
レストランで、大盛を注文したのに、大盛が来なかったら、どうしますか。
お腹すいているのに、これでは足りないですね。
そうですね。店員さんを呼んで、大盛を注文したことを言いますね。
では、この会話をやってみましょう。
最初は、練習しないでやってみましょう。
では、ペアを作ります。○○さんお客さんの役をやってください。○○さんは、店員の役をやってください。
これから、会話をしますが、どんなことに気をつけたらいいですか。
そうですね、お客は、店員さんに、大盛を注文したことを、はっきり伝えないといけないですね。
それから、店員さんは、お客に、丁寧な言葉で、謝らないといけないですね。
では、こういうことに気をつけて会話をしてみてください。
~
さあ、どうでしたか。○○さん、感想を言ってください。
本作業
では、これからロールカードを配ります。
ロールカードに書いてある役割と状況を読んで、自分が話す内容を考えてください。
ロールカード① 客
レストランで、パスタの大盛を注文したのに、出てきたパスタは、大盛ではありません。店員さんに、この状況を説明して、苦情を言ってください。
ロールカード② レストランの店員
お客様から、出した料理が、注文と違うとの苦情を受けました。どのように対応したらよいか判断してください。
では、○○さんと○○さん、会話をしてみてください。
~
○○さん、どうでしたか。
○○さん、どうでしたか。
○○さん、どうでしたか。
後作業
では、今の会話の例を配ります。これで復習してみましょう。
A:すみません。
B:はい。どうされましたでしょうか。
A:私、大盛を頼んだんですけど、これ、大盛になっているでしょうか。
B:あっ、普通盛でオーダーされています。
A:えっ、私、注文する時に、大盛と言ったんですけど。
B:そうですか。申し訳ありません。
A:少し食べてしまったんですけど。
B:大丈夫です。すぐに大盛をご用意いたします。
A:あっ、そうですか。すみません。お願いします。
B:申し訳ありません。お待ちください。
○○さんはAの役、○○さんはBの役を、やってみてください。
~
では、先ほどのロールカードを使って、もう一度ロールプレイをしてみましょう。
○○さんは客の役、○○さんは店員の役を、やってみてください。
~
○○さん、どうでしたか。
○○さん、どうでしたか。
○○さん、どうでしたか。
振り返り
みなさんどうでしたか。質問はありますか。
しめくくり
みなさん。よくできました。今日の授業はこれで終わりです。
評価シート
評価シート | |||||
とてもよい | よい | ふつう | よくない | ||
内容 | 理由を説明して謝ることができる。 そうなった理由を質問することができる。 |
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構成 | わかりやすい順番で話すことができる。 一方的に話すのではなく、やり取りができる。 |
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流ちょうさ | 自然なスピードで話すことができる。 会話を止めずに、続けることができる。 |
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正確さ | 話の内容や相手との関係に合わせた表現を使うことができる。 はっきりした発言で話すことができる。 |
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