【カメラ初心者ガイド】基本設定編

【カメラ初心者ガイド】基本設定編

カメラの設定には、「ISO感度」「絞り値」「シャッタースピード」の3つがあります。

AUTO(自動設定)では、この3つの設定をカメラが自動で行ってくれる便利な機能ですが、思い通りの写真にならない場合もあります。

そこで、これらの設定を自分で手動設定する事が出来れば、自分の思い通りの写真を撮る事が出来るようになります。

それでは、この3つの設定役割について解説していきます。

ISO感度

「ISO感度」は光に対する感度の高さです。感度を高くすれば暗い所でも明るく写せますし、
感度を低くすれば明るい所でも明るさを抑えて写す事が出来ます。

しかし、「ISO感度」を高くし過ぎると、写真にノイズが発生します、全体がザラザラした感じになってしまうのです。

では、どのくらいまで「ISO感度」をあげても良いのか?それが「常用ISO感度」と言われているもので、そのカメラのスペックとして書かれています。
「常用ISO感度」が高いほど、暗い所でも綺麗に写真を写す事が出来るカメラということになります。

絞り値

「絞り値」はF値とも言われ、レンズ内部の絞り(穴)を、大きく開いたり、小さく閉じたりして、光の量を調整する値のことです。

「絞り値」により、写真の明るさを調整する事が出来ます。

また、「絞り値」はピントの合う範囲を調整する役割もあります。

「絞り値」を小さくするほど、写真は明るくなり、ピントの合う範囲が狭くなります。
ピントの合う範囲が狭いということは、ピントを合わせた物体より遠い部分(背景)や近い部分がボケて写ります。

「絞り値」を大きくするほど、写真は暗くなり、ピントの合う範囲が広くなります。
ピントの合う範囲が広いということは、ピントを合わせた物体以外も全体的にクッキリと写す事が出来ます。

シャッタースピード

シャッタースピードは、シャッターを切る速さのことです。

例えばシャッタースピード=125でしたら、シャッターを切る速さは1/125秒です。

シャッタースピードが速いほど、手振れし難くなります。

しかし、夜景など暗いシーンを撮影する場合は、シャッタースピードを出来る限り遅くして光の取り込み量を多くする必要もあります。

撮影モードを使いこなしましょう

撮影モードダイヤルには「AUTO」「P」「A」「S」「M」があります。

目的に応じたモードで写真を撮ってみましょう。

「AUTO」オート

全ての設定をカメラが自動で行うモードです。

「P」プログラムAEモード

ヴィヴィッド・風景・人物など、好みのフォトスタイル等を設定し、「絞り値」「シャッタースピード」はカメラが自動で行うモードです。

「A」絞り優先モード

「絞り値」を固定し、「シャッタースピード」はカメラが自動で行うモードです。
対象物以外はぼかしたいとか、全体をクッキリ写したい等、好みに応じた「絞り値」に設定します。

「S」シャッター速度優先モード

「シャッタースピード」を固定し、「絞り値」はカメラが自動で行うモードです。
例えば、噴水など動きのある被写体を撮る場合、水の動きが止まった状態を撮りたいのか、流れている感じを撮りたいのかで、「シャッタースピード」を決めます。

「M」マニュアルモード

「絞り値」と「シャッタースピード」を固定するモードです。
「ISO感度」をAUTOに出来るカメラであれば、適正な明るさになるよう、「ISO感度」が可能な範囲で自動調整されます。

写真は、沢山経験を積んで、覚えていくものだと思います。最初は失敗が多いと思いますが、綺麗に撮れた時の喜びは大きいです。
昔と違い、フィルム代などのコストはかかりませんので、どんどん撮って、感覚をつかんでいきましょう。

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