アロエベラを使った『アロエチンキ』~『化粧水』の作り方をご紹介します。
アロエの種類
アロエは、主に『アロエベラ』と『キダチアロエ』がありますが、
美容には『アロエベラ』の方が良いと言われています。
下写真の、左が『アロエベラ』、右が『キダチアロエ』です。
アロエについて
アロエの詳細については、ウィキペディアさんの情報を引用させていただきます。
キダチアロエ
キダチアロエ(Aloe arborescens)は観賞用、食用として栽培される。「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がり、成長につれ枝は多数に分かれる。暖地では戸外でも育ち冬に赤橙色の花をつける。葉の外皮は苦味が強いが、葉内部のゼリー質はアロエベラと変わらず苦味はない。ワシントン条約によって輸出入は制限されている。
アロエベラ[編集]
アロエベラ (A. vera)は主に食用として栽培され、葉の外皮を剥いた葉肉(海綿状組織と柵状組織の部分)が使用されている。ほぼ全種がワシントン条約で保護されるアロエ属にあって唯一栽培種として例外措置されている。花は黄色で、葉は長く株の中心部の葉が成長し、外側の葉は成長に伴い枯死する。寒さには弱い。食用ではヨーグルトに入れるほか、日本では刺身などにされる。
生薬
アロエはアラビア語のAllochに由来し、古代オリエント・古代ギリシア・古代ローマでは既に薬用として栽培されていた[1]。東アジアには宋代にアロエの乾燥した塊が伝えられて『開宝本草』に「奴薈」「蘆薈」の名で現れ、明代の『本草綱目』にも皮膚病の薬として載せられているが、植物自体は伝えられていなかったようで、アロエそのものは広葉樹であると誤解されていたらしい[1]。日本への輸入時期は不明だが、遅くとも江戸時代には薬草として知られていた[1]。
日本薬局方に基原植物として収載されているアロエは、アロエ・フェロックス (A. ferox、ケープアロエともいう)及び、これとアロエ・アフリカーナ (A. africana)、 またはアロエ・スピカータ (A. spicata) との雑種と定められている。これらの葉の汁を濃縮乾燥させたものが、日本薬局方でいう「アロエ」である。なお、キダチアロエ・ケープアロエ以外の観葉植物として出回っているほとんどのアロエには、薬効となる成分は含まれていないので、誤った使用をすべきではない。
キダチアロエは、昔から俗に「医者いらず」といわれてきたものであり、葉肉の内服で健胃効果があるとされ、また含有するバルバロインの下剤効果により便秘に効果がある。ただし、体質によっては胃炎を起こす場合があることや、継続摂取による大腸の色素沈着を起こすことがあることなども報告されている。また外用として傷や火傷に用いられる場合もあるが、逆に悪化させた例も報告されており、使用には一定の注意が必要である。なお、ドイツの薬用植物の評価委員会コミッションEによれば、ゲル状物質(葉の中央にある柔組織に存在する粘性の物質)の外用は、痛みや火傷の回復に対して有効性が示唆されている[2]。
- 注意点:専門機関の研究によれば、子宮収縮作用が有るため、妊娠中の使用は避けるべきである[3]。また、長期間の多量摂取や12歳以下の小児の摂取、妊娠中・授乳中や月経時及び腸の病気の場合、摂取には注意が必要である[2]。
アロエチンキの作り方
アロエベラの葉を数本もぎ取ります。
外側から、取っていきます。
取った葉をよく水洗いをしてキレイにします。
洗った歯を5ミリ位の厚さでカットしていきます。
幅の広い葉は、中央でカットします。
きゅうりの漬物みたいですね。
でも、きゅうりではありません。
中は、こんなに綺麗な透明果肉が入っています。
この果肉は、とても水分が多いので、乾燥させて水分を飛ばします。
新聞紙の上に広げて3日間干します。
最初の半日くらいは、新聞紙にくっつかないように時々転がして向きを変えてあげます。
3日経過すると、水分が少なくなり、大きさもかなり縮みます。
乾燥した葉を適度な瓶に入れ、
度数の高い焼酎やウォッカに漬けます。
今回は、50度のウォッカを使いました。
1週間で、こんなに濃い色になります。
3か月漬込んだら、葉を取り出して『アロエチンキ』の出来上がりです。
アロエ化粧水の作り方
『アロエチンキ』をベースに化粧水を作る場合は、
ミネラルウォーターで2~3倍に薄めます。
ミネラルウォーターは軟水を使います。
今回は、硬度=14mg/Lで、かなり軟らかいタイプです。
また、好みに応じて、グリセリンを加えます。
グリセリンを加える量は、ミネラルウォーターで薄めた量に対して10%が目安ですが、
10%ですと、ちょっとベトつく感じですので、好みに応じて加減すると良いです。
以上、『アロエチンキ』~『アロエ化粧水』の作り方ご紹介でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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