日本語教師の学習82/語彙の形態(初級)

国文法(国語)における品詞分類の確認

自立語

単独で意味がわかる語

活用する

述語になる用言(自立語で活用があり、単独で述語になることができる語)

活用しない

主語になる体言(自立語で活用がなく、主語になることができる)

修飾語になる(副詞・連体詞)

接続詞になる接続詞

独立語になる感動詞

付属語

単独で意味がわからない語

活用する

助動詞

活用しない

助詞

文の条件

文の条件

述語があること

動詞+形容詞+名詞+です(だ)

日本語教育における活用の捉え方

動詞の活用

五段動詞

-u で終わる

1グループ

書く

上一段動詞

-iる ※「る」で終わるものしかない

2グループ

起きる

下一段動詞

-eる ※「る」で終わるものしかない

2グループ

食べる

カ変動詞

くる

3グループ

サ変動詞

する

3グループ

国文法の活用

五段活用:あいううええお

未然・連用・終止・連体・仮定・命令・意向

日本語教育の活用

五段活用:あいううええお 子音動詞:変化しないのが子音

未然形

→ ナイ形 kakanai

連用形

→ マス形、タ形、テ形  kakimasu

終止形

→ 辞書形  kaku

連体形

kakutoki kakukoto

仮定形

→ バ・レバ形

kakeba

命令形

kake

意向形

kakou

動詞の活用例

辞書形 ナイ形 タ形 マス形 テ形 タラ形 タリ形

命令形 条件形 意向形 可能形 受身形 使役形

Ⅰグループ

-u で終わる 子音動詞(変化しないのが子音) 強変化動詞(あいううええお の5段全てを使う)

書く 書か(ない) 書いた 書き(ます) 書いて 書いたら 書いたり

書け 書けば 書こう 書ける 書かれる 書かせる

Ⅱグループ

「る」で終わるものしかない 母音動詞(変化しないのが母音) 弱変化動詞(iまたはeで変化しない)

見る 見(ない) 見た 見(ます) 見て 見たら 見たり

見ろ 見れば 見よう 見られる 見られる 見させる

Ⅲグループ

カ変動詞 サ変動詞 不規則動詞

する し(ない) した し(ます) して したら したり

しろ すれば しよう できる される させる

形容詞の活用

辞書形 ナイ形 タ形 副詞形 テ形 タラ形 仮定形 連体形

イ形容詞

重い 重くない 重かった 重く 重くて 重かったら 重ければ 重い

ナ形容詞

便利だ 便利ではない 便利だった 便利に 便利で 便利だったら 便利なら 便利な

名詞+「です/だ」の活用

辞書形 ナイ形 タ形 副詞形 テ形 タラ形 仮定形 連体

学生だ 学生ではない 学生だった 学生に 学生で 学生だったら 学生なら 学生の

非過去と過去、肯定と否定・活用例

非過去(現在・未来)/ 肯定 否定   過去/肯定 否定

動詞

読む 読まない 読んだ 読まなかった

読みます 読みません 読みました 読みませんでした

イ形容詞

重い 重くない 重かった 重くなかった

重いです 重くありません重くないです 重かったです 重くありませんでした重くなかったです

ナ形容詞

便利だ 便利じゃない 便利だった 便利じゃなかった

便利です 便利じゃありません 便利でした 便利じゃありませんでした

名詞+「だ」

学生だ 学生じゃない 学生だった 学生じゃなかった

学生です 学生じゃありません学生じゃないです 学生でした 学生じゃありませんでした

語幹

動詞・形容詞などの活用のある語で、活用しても変化しない部分を「語幹」という。

普通形

辞書形・ナイ形・タ形・ナカッタ形をまとめて「普通形」という。

文体

普通体・丁寧体は「文体」に相当する。

普通形と丁寧形

先生に対しては「丁寧形」

友だちに対しては「普通形」

 

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