お葬式無でもお坊さんにお経を上げてもらう枕経のみという選択肢

葬儀を行なわず、火葬のみを行うことを直葬と言います。
直葬では葬儀を行いませんが、住職を迎え、火葬炉の前で炉前法要を行うことはできます。
しかし、火葬炉の前では時間が限られているため、ほんの数分しか読経することができません。
葬儀は本来、枕経から始まり通夜・告別式・火葬という流れで行いますが、
こういった一連の儀式を行わなくても、自宅などの安置場所に住職を迎え、枕経だけでも行えば、時間に制約なく読経して頂くことができます。

枕経(まくらきょう)とは

安置先である自宅などへ住職を迎え、故人の枕元で行ってもらう読経のことです。
遺体を安置してすぐに、簡素に行われる枕経は、一般の参列者を招いて行うのではなく、近親者(特に親族)のみが基本です。

用意するもの

三具足(みつぐそく・さんぐそく)

「香炉(こうろ)」「燭台(しょくだい)」「花立(はなたて)」の3点セットです。
枕飾りに含まれるものですので、枕飾り(小さな祭壇)があればよいです。

三具足2-2

座布団

住職に座って頂く座布団が必要です。

お茶とお菓子

読経が終わったら、僧侶にお茶とお茶菓子を出します。

服装

枕経に同席する服装は、喪服である必要はなく普段着で問題ありません。

お布施

葬儀全体ではなく枕経単独のお布施の相場は1万~3万円のようです。

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