目次
サブモダリティーとは
私たち人間は、自分や周りの世界を五感(視覚・聴覚・身体感覚・臭覚・味覚)を通して知覚しています。そして五感を通して入ってきた情報を脳内で信号に変え整理し記憶に蓄積し意味を与えます。それを「表象システム」といいます。入力された情報は私たちの内面で処理され対応する表現に翻訳されオリジナル情報に似た別の情報が合成されます。
表象システムであるイメージ・サウンド・フィーリングには、それぞれ従属的な構成要素があります。それらの区分を「サブモダリティー」といいます。サブモダリティーを調整し変化させることによって思考の質や体験への反応の仕方を変化させ体験の意味づけを変えることが出来ます。
サブモダリティーの構成要素
視覚のサブモダリティー
数・大きさ・動画or静止画・色・明るさ・形・彩度・動き・位置・距離
聴覚のサブモダリティー
音の種類・音の大きさ・音のスピード・音色・継続時間・リズム・音程・音の聞こえる位置
身体感覚のサブモダリティー
身体の中での位置・温度・感触・湿度・重さ・圧力・動き
素晴らしい気分になる方法
自分が最高の状態を思い出す
素晴らしい気分になった時のことを思い出します
最高の状態になった時に抱いた感情を思い出す
目を閉じてその時のことを鮮明に詳細に至るまでイメージします。はっきりとそのイメージを見て大きな声で聞いて、その時に抱いた同じ感情を思い出します。
最高の状態になった時の自分をイメージする
その体験の中に入っていく自分をイメージします。その出来事が実際に目の前で起こっているかのようにイメージします。見えるものを見て聞こえるものを聞いて良い気分を味わいます。色はより鮮明にして、良かったらトーンを明るくしてみます。その出来事が起こっていた時の息づかいに気づいたら今もそれと同じような息づかいをしてみます。
感情の方向を感じ取る
身体の中に感じる素晴らしい気分に意識を向けてみます。そして、その感情がどこから始まって、どこに向かっているのか、動いている方向を感じ取ります。感情をコントロールしている自分をイメージしながら、気分が高まるにつれて、より早くより強く体の中でスピンさせてみます。
将来の場面を考える
この素晴らしい気分が生かせる将来の場面を考えます。将来のこと、また今から数週間の間にしていることを考えながら、この感情を体中にスピンさせてみます。
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