犬が体をかく/手足を舐める/原因と処置事例(ビーグル)

犬が体をかいたり手足を舐める原因と処置(体験談)

愛犬が、しきりに身体をかいたり、手足を舐めて、とても痒がっていたので、動物病院へ何度もつれて行き、診てもらって、専用のシャンプーをもらって、何年も治療を続けましたが、あまり良くなりませんでした。そこで色々調べて試した結果、主な原因は「マラセチア皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」であることがわかり、適切な処置をしたところ、著しく改善されましたので、その事例を詳しくご紹介します。犬種はビーグルです。

犬のかゆみの主な原因

一般的な犬のかゆみの原因は

ノミやダニ

ノミやダニに対してアレルギー反応を起こし、かゆみが発生します。

アレルギーやアトピー

人間と同様に、食物や花粉やハウスダストなどに反応を起こし、かゆみが発生します。

ストレス

手足を舐める原因はストレスであることも多く、舐めることにより他の原因で発生した炎症も悪化させます。

細菌感染

マラセチア菌などによる細菌が原因で、かゆみが発生します。

症状

今回に事例では、後ろ足で、耳や首、足の届く範囲は全てかきむしっていました。そして、主に前足を頻繁にかんだり、舐めたりしていました。自分の手の届かない所(あごや頭やお腹など)をかいてやると気持ちよさそうにしていましたので、多分全身全てが痒かったのだと思います。
皮膚が赤く炎症をおこしていて、かいたり舐めたりしている所は、毛が抜けて炎症をおこしていました。

dog-itching2-2 dog-itching4-2

原因

今回の事例では、「マラセチア皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」でした。

ビーグルは犬種的に脂漏体質で、マラセチア菌が繁殖しやすいようです。耳も垂れているので、特に耳の中は蒸れてマラセチア菌が大繁殖します。そして、アレルギーを持っている犬の場合は、マラセチア菌に対してアレルギー反応を起こし、皮膚炎症となってしまいます。

処置

動物病院では、抗真菌の薬用シャンプーが処方されました。

Antifungal-shampoo

抗真菌作用はあったのかもしれませんが、この1本では、目に見えての効果はありませんでした。長期的な使用で効果が表れるのかもしれません。

ヒビクス軟膏

ヒビクス軟膏は、マラセチア皮膚炎の塗り薬としてポピュラーな薬です。この塗り薬は効果を実感出来ました。特に炎症の酷い耳の中は、すっかり良くなりました。手足に塗った場合は、舐めてしまいますので、塗ってからしばらく(5分くらい)は舐めないように見張る必要がります。

dog-itching7

ノルバサンシャンプー

クロルヘキシジン酢酸塩という殺菌成分の入ったシャンプーです。様々な細菌等に効果があり、刺激が低く安全な殺菌消毒薬として、幅広く使われていまるようです。動物病院で処方されたシャンプーも、中身はこれなのかもしれません。今はこのシャンプーを使っています。頻度は1週間に一度が望ましいです。

dog-itching6 dog-itching5

1年後の効果

なかなか完治とまではいかないですが、約1年でずいぶんと良くなりました。良くするためには、毎週シャンプーして身体を清潔に保つことと、マメに塗り薬を塗ってあげることです。

dog-itching8

よろしければ、こちらもご覧ください。

この情報がお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です