アコギをアコースティックベースに改造
アコギからアコースティックベースに改造する方法をご紹介します。
リサイクルショップで「アコギからアコースティックベースに改造されたもの」が売ってました。
弾いてみたら、音が良く、自分で改造するより安い価格でしたので、購入しました。
そのベースをご紹介しながら、改造方法を解説していきます。
改造アコースティックベースの音は?
先ずは、そのベースの音をお聴きください。私が今まで弾いたことのある市販されている数々のアコースティックより多分、音がいいんです。
改造ポイント
ヘッドから順にみていきます。
ペグ
アコギのペグを取り外し、ナット寄りの4つのペグ穴を流用し、ベース用のペグを取り付けます。
通常、ギター用よりベース用のペグの方が大きいので、ペグ穴を、リーマまたはドリルで削り、ベース用ペグに合わせます。
ナット
なんと!このベースはギターのナットをそのまま流用して、ベース用に溝が作られています。
ベース用のナットに交換した方が良いと思うのですが、なるほど、1弦と4弦はギターの溝と同じ位置なので、2弦と3弦だけでしたら、このほうが早いかもですね。
ブリッジ
ベース用のブリッジに交換されています。そのためには、アコギのブリッジをサドルごと取り外す必要があります。アコギのサドルは接着剤で協力に接着されてありますので、アイロンを当てて熱を加え、サドルをじわじわと剥がしていきます。
この作業が、改造工程の中で一番大変な作業と思われます。
アコギのブリッジ(サドルごと)をそのまま流用するという手もありますが、ベース用のブリッジにすることで、弦高調整が出来るというメリットもあります。
テールピース
自作によるテールピースが付いています。ガッチリと作られており、ここが一番感心しました。
これが音の良さの秘訣かもしれません。弦をブリッジ部で固定するのではなく、エンドから引っ張ることで、ボディー全体に弦の振動が行き渡るように感じます。
この作成もなかなか大変なので、ヘフナー用などのテールピースを流用するという手もあると思います。
まとめ
アコギからアコースティックベースに改造するポイントは、3か所です。
①ペグ ②ナット ③サドル
この3か所で、③サドルが一番大変です。
アコギのサドルを剥がさず、そのまま流用して、ヘフナー等の市販のテールピースを流用して弦をエンドから引っ張るというやり方が一番簡単と思います。
以上、最後までご覧くださり、ありがとうございます。
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