みんなの日本語初級Ⅱ第41課★教案

目標

・上下関係や親しい人と親しくない人の関係を区別して授受(受渡)表現できる。

・丁寧な依頼ができる。

文型1

わたしは (人)にNをいただきます

目上めうえひとから ものをもらう場合ばあい、「もらいます」ではなく、「いただきます」を使つかう。

例文

わたしは 部長ぶちょうに プレゼントを いただきました。

練習

いわいに プレゼントを もらいましたか。だれに もらいましたか。

valentine_watasu

 

 

文型2

(人)が わたしに Nをくださいます

目上めうえひとなにかをくれる場合ばあい、「くれます」ではなく、「くださいます」を使つかう。

例文

部長ぶちょうが わたしに プレゼントを くださいました。

練習1

自分じぶんが もらって うれしかったものは、 だれに なにを もらいましたか。

練習2

社長しゃちょう」「部長ぶちょう」「先生せんせい」「友達ともだち」「先輩せんぱい」「後輩こうはい」など だれから プレゼントをもらったか

「いただきました」「もらいました」・「くださいました」「くれました」

使つかって こたえましょう。

T:だれから プレゼントを もらったのですか。

valentine_watasu

ポイント

質問が「だれから」の時は 「だれ」が主語 になる。

文型3

わたしは ~に Nをやります

目下めしたひと や 動物どうぶつ植物しょくぶつ に ものをあげる場合ばあいは 「あげます」ではなく「やります」を使つかう。

例文

わたしは 毎日まいにち (ペット)に えさを やります。

文型4

Vて形 いただきます

目上めうえひと や したしくない人 から してもらう場合ばあいは、「~てもらう」ではなく、「~ていただく」を使う。

例文

わたしは おとこひとに みちを おしえて いただきました。

練習

だれに なにを してもらったか はなしてみましょう。

文型5

Vて形 くださいます

相手あいてが 目上めうえひと場合ばあい、「~てくれます」ではなく「~てくださいます」を使つかう。

(「~ていただきます。」よりも、相手あいて自発的じはつてきおこい のニュアンスがある。)

「わたしに」は 省略しょうりゃくする。

例文

先輩せんぱいが 仕事しごとを おしえて くださいます。 

練習

つぎの 質問しつもんに こたえましょう。

質問1:「母国ぼこくで だれが 日本語にほんごを おしえてくれましたか。」

質問2:「最近さいきんだれかに 親切しんせつに してもらったことを はなしてください。」

文型6

Vて形 やります

目下の人 や 動物・植物 に してあげる場合は、「~てやります」を使う。

例文

私は 犬を 公園へ つれて行って やりました。

ポイント

動詞によって 相手につける助詞が 変わる。

~に:見せる、知らせる、教える、読む、作る、送る など

~を:つれて行く、紹介する むかえに行く など

~のために、のNを:直す、見る、掃除する など

相手が「孫」の場合で 練習してみましょう。

練習

次の質問に 答えましょう。

「弟や 妹に 勉強を 教えるのは、大変ですか。」

文型7

Vて形 くださいませんか

「~ていただけませんか」と同じくらい 丁寧な言い方。

例文

英語で 話して くださいませんか。

練習

状況を話して、何かを依頼する文を 作ってみましょう。

「~んですが、~てくださいませんか。」

例:日本語を 習いたいんですが、いい学校が あったら 教えてくださいませんか。

ポイント

「~てくださいませんか」は「~ていただけませんか」と同じくらい 丁寧な言い方。

丁寧度の順番

1.~てくださいませんか。~ていただけませんか

2.~てくれませんか。~てもらえませんか。

3.~てください。

4.~て。

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