ZOOM のハンディービデオレコーダー『Q4n』を1年使ってみての感想や注意点などをレポートします。
ここでは、カタログに記載されていない生の本音レビューを書きます。
スペックや機能詳細はメーカーサイト等をご覧ください。
『主な特徴』
メーカーサイトから引用させていただきます。
- XYステレオとABステレオを切り替えられる新開発のマイクシステム
- より明るくワイドな映像を撮影できる、F2.0/広角160°のレンズを採用
- 撮影環境に応じて明るさと色味を調整する10種類のシーンセレクト設定
- 被写体にクローズアップできる、5段階のデジタルズーム機能
- 記録メディアに、SD/SDHC/SDXCカードを採用 (最大128GB対応)
- ワンタッチですぐに撮影できるシンプル操作
- 直感操作が可能な、フルカラーのタッチパネル液晶
- 構図を確認しながら自分撮りできる180°反転可能な液晶モニタ
- フルHDを超える3M HDモード(2.3K画質)を含む、5種類の撮影モード
- 動きの速い被写体に適した、60フレーム/秒(720p)の撮影にも対応
- RECボタンを押してから数秒後に録画を開始するセルフタイマー機能
- 大画面テレビに映し出せるHDMI出力 (NTSC/PAL両対応)
- 動画データは、MOVフォーマットで記録 (MPEG-4 AVC/H.264形式)
- WAVまたはAACフォーマットで、オーディオのみを記録可能
- アナログ感覚のGAINボリュームと、液晶モニタ上のレベルメーター表示
- 録音レベルを自動調整できる3種類のオートゲインプリセット(CONCERT/MEETING/SOLO)
- オーディオ機器や外部マイクを接続できるステレオミニ仕様の入力端子
- ライン/ヘッドフォン出力と、サウンドチェックに便利な内蔵スピーカー
- 風による吹かれを防ぐウィンドスクリーンを標準付属、ローカット機能も装備
- PC/MacとのUSB接続で、WEBカメラ、USBマイク、カードリーダーとして使用可能
- WEBカメラ機能を利用して、Ustream/Skype等のライブストリーミング配信が可能
- iPadのUSBマイクとして使用可能 (別途iPad Camera Connection Kitが必要)
- USBまたは別売ACアダプタで繰り返し充電できるLi-ionバッテリー
- 2時間以上のバッテリー駆動が可能
- 市販のカメラ用三脚に取り付け可能
- 市販のアクションカム・マウントへの取り付けを可能にする専用アダプタを付属
引用元 Q4n Handy Video Recorder | Zoom
レビュー
大きな特徴3つ
▮画質より『音質』重視のユーザー向けレコーダーです
▮狭い場所等、被写体を近くで撮る使い方向けです
▮軽量コンパクトで、持ち運びが楽です
レポート詳細
▮音質はとても良いです。友人のライブを録画してあげたら「音が凄くいい!」と喜ばれました。
ハイハットのシャキッとした高音からベースやベードラの重低音まで凄くクリアな音で録れます。
また、ライブハウスの最前列端PAスピーカーの前の大音量でも、音が割れることなく高音質で録れます。
逆に、画質は高画質のビデオカメラと比べると辛いです。
特にライブハウスなど暗い場所の撮影では良い画質は期待出来ないです。
あくまでも、『音質重視』でカメラ付きの録音機という感じです。
▮レンズが160°の広角レンズなので、狭い場所でも広く撮影できます。
リハーサルスタジオでも全体を撮れますし、ライブハウス客席最前列からステージ全体を撮れます。
逆に離れた場所からの撮影は向いていないです。
デジタルズームが付いていますが、ズームに限界があります。
手ブレ補正機能も付いていません。
あくまでも、近くで撮る使い方に絞って設計されていると思います。
▮軽量コンパクトなので、持っていくのが楽です。
ギターケースにもサッと入るし、ポケットにも入れられるくらいです。
逆に、家電メーカーのビデオカメラと比べると安っぽく感じるかもしれません。
また、設定操作をディスプレイのタッチパネルで行うのですが、
ディスプレイが小さいので、ちょっと操作し難いです。
ディスプレイが小さい点は、ライブハウスで撮影位置を決める時にも小さくて見難くいです。
使い方具体例
▮小型三脚に取り付けて、テーブルにちょこんと置くとこんな感じです。
これは、デジカメ用の小型三脚です。
一般的なビデオカメラだと重くて倒れてしまうと思います。
Q4nは小型軽量なので、小型三脚も使え、ライブハウスのテーブルに置いても邪魔になりません。
▮クリップ取り付けが安定していて使いやすいです。
挟むところがある場合は、クリップ固定がしっかり固定でき、安心ですね。
天井等に取り付け場所がある場合は、クリップで取り付けて上から撮影も良いですね。
(リモコンが無いので、そこはちょっと欠点かもしれません。)
ディスプレイは180°上下反転できます。
▮もちろん普通の三脚にも取り付け出来ます。
▮バッテリーについて
撮影時間は、フル充電で2時間位です。
なので、長時間ライブや、複数ステージを撮る場合は途中でバッテリー交換が必要となります。
Q4nを三脚に取り付けている場合、バッテリーカバーが三脚の固定台に干渉して、取り付けたままではカバーを外せない場合がありますので、カバーを外した状態で三脚に取り付けます。
そして、タイミングを見計らってバッテリー交換をします。
その時は一旦電源をOFFにします。
録画サンプル
YouTubeにアップしている楽器レビュー もQ4nで撮っていますので参考にしてみてください。
アップ時に画面サイズを落としていますので、実際にはもう少し画質が良いです。
グレコベースGreco TV−800SE (高音カット版)
フェルナンデスぞうさんベースFERNANDES ZO-3 BASS vs Epiphone EJ-200
以上、ZOOM Q4nの本音レビューでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
- 出版社/メーカー: ZOOM(ズーム)
- 発売日: 2015/11/28
- メディア: エレクトロニクス
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