日本語教師の学習/言語の系統

言語の系統

言語の系統と祖語

日系ブラジル人や日系ペルー人は、それぞれポルトガル語とスペイン語を母語とします。彼らは、言語は違うが、ポルトガル語とスペイン語でコミュニケーションをとることがあります。

両言語は、よく似ており、どちらも同じルーツを持つ言語から枝分かれしたものと考えららるからです。

両言語は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派(ロマンス語派)に属する。

スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語などは、共通の起源であるラテン語から分かれた同系の言語とされる。

祖語

複数の言語の共通の起源をいう。

言語の系統

通時的(歴史的)観点から複数の言語を比較して、共通の起源である祖語を探り、その祖語ごとの系統をいう。例えば、インド・ヨーロッパ語族、シナ・チベット語族などがある。

比較言語学

歴史的(通時的)な観点からの研究で、共通の起源に由来すると考えられる同系の言語を歴史的な観点から比較し、それらの共通の起源である祖語を明らかにしようとするもの。例えば、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語などは、共通の起源であるラテン語から分かれた同系の言語(ロマンス語族)とされる。

語族・語派

共通の起源である祖語から派生、発達したと認められる言語の集まりを語族という。また、語族を更に分けたものを語派という。例えば、シナ・チベット語族には、中国派、チベット・ビルマ語派、タイ語派が含まれると考えられている。

主な「語族・語派」

インド・ヨーロッパ語族

スラブ語派

ロシア語、ポーランド語、ブルアリア語、チェコ語、

ゲルマン語派

ドイツ語、英語、オランダ語、スウェーデン語、デンマーク語

イタリック語派

スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語

インド・イラン語派

ネパール語、ヒンディー語

シナ・チベット語族

中国語、タイ語、ビルマ語

アルタイ諸語

モンゴル語、トルコ語

オーストロアジア語族

ベトナム語

オーストロネシア語族

インドネシア語

日本語の系統

日本語の系統は、明らかにされていない。また、韓国語、アイヌ語、バスク語も系統不明である。ただし、日本語は、アルタイ諸語(モンゴル語、トルコ語)の特徴との共通点も認められる。

アルタイ諸語の特徴

・原則としてSOVの語順をとる

・膠着語である

・母音調和を行う(例:雨戸⇒発音しやすいようにeをaに変え、あまど)

・語頭の音がRになりにくい(外来語以外でほとんどない)らりるれろ

・語頭に子音が2つ以上こない

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